海外発券で週末弾丸が可能な都市と言えば、シンガポールやバンコク、そして、クアラルンプールが思いつきますが、その中で安さの面でエッジが効いているはクアラルンプールであります。
そこで、クアラルンプール発券のJALとANAのお手頃なプレミアムエコノミーを比較してみました。
JALプレミアムエコノミー
JALは東京とクアラルンプール間は1日1往復であり、ライバルのANAが1日2往復に対して、不利と言えますが、同じワンワールドのマレーシア航空が就航しているため、カバーしていると言えます。
しかし、プレミアムエコノミーと言う観点からするとマレーシア航空はプレミアムエコノミーの設定はありません。したがって、座席数としてはANAに劣ると言えます。
以下は最安のクアラルンプール=成田のプレミアムエコノミー運賃であります。
運賃は約81,658円
予約クラスはEクラス
JMBでは100%加算FOP
10,814FOP
FOP単価 7.55円FOP
FOP単価7円台はベリーグッドとも言える単価と言えます。
ANAプレミアムエコノミー
ANAは羽田発着と成田発着において、プレミアエコノミーを設定しており、JALよりもフレックスと言えます。
しかし、今回JALと同じ日程を検索するとプレミアムエコノミー運賃はなく、別日での最安運賃なります。やはり、ANAは人気なのでしょうか。
最安で出てきたのは往復ともに成田であります。デフォルトでは最安運賃はNクラスでありますが、数千円で100%加算のEクラスがあったため、それを選択してみます。
運賃 約86,769円
予約クラスはEクラス
AMCでは100%加算
PP 10,814PP
(JALと同じですね)
PP単価 8.02円/PP
となります。
JALとANAどちらがいいのか
単価対決ではJALの方が安いですが、これが本当にいいのか考えると結論としてはJALの方が割安と言えます。
ANAはJALと同等のプレミアムエコノミーもありますが、ANAの場合最安運賃はNクラスとなり、70%加算のため、PP単価は劇的に割高になります。
しかし、JALはクアラルンプール路線で1往復、ANAは2往復であり、ANAが有利な中でより安い単価の運賃を提供しており、JALの方が安いと言えます。
一方で、マイル修行では旅程の組みやすさも重要であり、それを考えるとANAの方が有利と言えます。
また、ビジネスクラスへのアップグレード申請を考えると、1日2便あるANAの方が有利と言えます。
キャッシュアウトとスケジュールを優先するかで違いますが、ANAの方がクアラルンプール海外発券においては有利と言えます。
過去には、関西発着など迷走したうえ、休止しましたが、現在は、以前とは違いANAの方が強いとも言えます。
JALには助っ人がいる
JALと同じくアライアンスに加盟するマレーシア航空は日本発でもビジネスクラスを安くするキャンペーンがあります。
キャンペーン運賃であっても、JMB125%加算であります。そもそも、クアラルンプール発券のチケットを利用するには、クアラルンプールに行くのが必須ですが、ビジネスでアクセスできるのは有利であります。
また、ソウル発や上海発ではクアラルンプール経由で東南アジア、オセアニアにFOP単価の安い運賃があるため、選択肢が広がります。まさに、JALマイル修行にとっては助っ人と言えます。
ANAの場合は、スターアライアンス加盟のキャリアで、北京経由でシンガポールに行き、そこからLCCなどと結構考えることがあります
最後に
JALとANAでは、自社が運航するフライトの運賃としては、JALは安いですが、ANAの方が1日2便あるため、融通は利きそうです。
しかし、そうしたことが影響しているのかJALの方が割安に設定しているとも言えます。
どちらが良いかは、スペック的にはほぼ同一であり、乗り継ぎや個人の感覚での勝負になると言えます。
FOP/PPを求めるか、ビジネスへのアップグレードを期待するか、できるだけキャッシュアウトを抑えるか、個々人により判断が分かれるところであります。
JALとANAのどちらが優れているか結論付けませんが、どちらも日本発券と比較すると安いことに間違いありません。