最近は、あまり利用がない国際線乗り継ぎ運賃を利用した際に感じた違和感をお伝えします。
- ANA国内線の事前アップグレードについて
- 国際線発券でもオンラインチェックインはできるが
- アップグレードポイントしかオンラインでできないのは
- 一旦、アップグレードポイントでUG確保、空港で変更か
- 最後に
ANA国内線の事前アップグレードについて
搭乗2日前からANA ウェブサイトやANA国内線予約・案内センターにてプレミアムクラスへ変更できる機能ですが、下記の場合は対象外です。
国際線航空券国内区間
予約のないオープンチケット
団体運賃、包括旅行割引運賃
国際線とかもオンライン完結で購入していても、対応ができないのは不思議なところです。特に国際線の予約クラスに平仄をあわせてマイル積算率を整理したにもかかわらず、これは矛盾と言えます。予約ラスが高いにも関わらず、国内線SVとか以下と言う評価であります。
また、この国内線の事前アップグレードのシステムは2日前からであり、その時間からアップグレードができ、国際線からの乗継の場合は空港でアップグレードができないとなると、ビジネスクラスに紐ついた運賃となるとどっちが多く支払っているんだという論争になりそうです。
まあ、国内需要が圧倒的であり、国際線乗り継ぎ需要はレアであるため、ボリュームを考えると致し方ないかもしれません。ただ、ビジネスクラスのサービスとしてのエクスペリエンスを考えるとどうかわかりませんが。
国際線発券でもオンラインチェックインはできるが
いちおう、国際線からの乗り継ぎ運賃ではQRコードベースの搭乗券でのオンラインチェックインは24時間前からできます。ここは国際線らしいところでもありますすが、国内線でもできます。
座席開放については、不思議でありますが、まあまあ、チェックインはできます。もともとの普通席の開放はチェックイン前からあるので不思議であります。
そして、クラスの選択となるとプレミアムクラスが空いている場合はラジオボタンで選択できます。おお、なんかいい感じであります。このまま、プレミアムクラスにアップグレードできそうであります。
そして、変更確認画面であります。おお、これはプレミアムクラスへのアップグレードが進んでいる感じであります。
このあと、次へボタンを押して、進むとアップグレード手順はアップグレードポイントのみの選択となっていました。国際線アップグレードとは画面が違い、若干やる気のなさも感じるところでした。
そこで、この点について、ダイヤモンドサービスデスクに電話してみると有償の場合は、空港カウンターという事でした。その間にネットで他人が国内線発券チケットからアップグレードされてしまうじゃないかと感じるばかりでした。その予想は的中でした。的中もなく、自明かもしれませんが。
アップグレードポイントしかオンラインでできないのは
ダイヤモンドサービスデスクのいう事に従い、空港に行きますが、当然、プレミアムクラスは満席であり、スイートチェックインカウンターで空席待ちをします。最近は利用する人がないのか、待ちなし筆頭でした。機材は789なので1席ぐらいは空くかなと思い、ゲートに。すると満席という事で、仕方なく機内に行きます。プレミアムクラスの座席が見える生殺しな5列目の普通席からプレミアムクラスの搭乗を見ると、ドアがグワッと閉まった後に1席空いているではないですか。何とも悲しいフライトでした。
一旦、アップグレードポイントでUG確保、空港で変更か
以上のことから、仕組みを考えると、国際線乗り継ぎの国内線運賃では2日前のアップグレードはできない、さらに24時間前からはオンラインチェックインは出来て、プレミアムクラスに空きがあるとアップグレードはできるものの、アップグレード行使はアップグレードポイントのみであり、有償での支払いはできないこととなります。
これを逆算すると、アップグレードポイント4ポイント以上保有していれば、まずはアップグレードポイントを利用してプレミアムクラスを確保して、空港カウンターでアップグレード方法を変更するしかないと言えます。
空港カウンターで拒否された場合は、空港カウンター直前でいったん、アップグレードを開放して、カウンターでアップグレード申請となります。僅差で他人にアップグレードされてしまうかもしれませんが、今のシステムでは致し方ないと言えます。
最後に
ダイヤモンド会員にて以上のような顛末を感じるのはいささかというかかなり,矛盾であり、アップグレードするために時間と操作の手間があると言うのはどうかと思ってしまいます。
まあ、需要を考えるとシステム改修は国内線にあまた路線を引いているANAでは、かなりのコストがかかり、アップグレードポイントのみによるアップグレードだと楽かもしれません。今後もシステム改革があり、そのタイミングにかけるかもしれませんが、何か気分は良くないでした。かなり高額な運賃をかけてもこれかと言う感じでした。ムズムズとした気持ちになりました。
