ANAビジネスクラスで真夜中の羽田からウィーンまで飛びましたので、お伝えします。
スターウォーズジェットの状況
ANAホームページより
ANAでは3種類・3機のスターウォーズジェットが運用されています。
機体名と機材、そして登録された年月は下記のとおりです。
R2-D2 ANA JET B787-9 JA873A 2015/9
BB-8 ANA JET B777-300 JA789A 2010/7
C-3PO ANA JET B777-200 JA743A 2013/3
機体年齢は中堅と言ったところです。国際線仕様は2機、国内線仕様が1機であります。BB-8は北米路線のみの運航、R2-D2はヨーロッパ、ホノルル、の他アジアで運用されています。
ビジネスクラス搭乗記
スイートラウンジ
最近は空いているとかダイニングhが何十人待ちとかよく耳にしますが、日にちによって違うのでしょう。週末は混雑しており、ロサンゼルス便が出発すると窓側の個室ブースも空きが出ていました。
個人的にはパソコンで作業をしないといけないため、ワークブースでシャンパンを飲むくらいしかしませんでした。
搭乗
ラウンジを降りて、窓の外を見るとR2-D2です。3回目であります。
機内に入るとだいたいは白色系のライトですが、今日はグリーンとピンク色と不思議な色合いです。
シートは1Aでした。きちんとシートベルトを重ねてお客様を迎えるキャリアが多いですが、ANAもそのようです。
写真ではわかりにくいですが、サイドテーブルが歪んでいました。前回搭乗した際、こうしたことを感じませんでしたが、大柄な人が座ってしまったのかもしれません。
アメニティはグローブトロッターです。色はセカンドシーズンともいうべき、リゾートっぽいブルーです。
寝具はベッドパッド、枕、コンフォーターとなります。THE Roomではデフォルト枕は2つでしたので、お願いすれば枕はもう一つ提供されそうです。
パジャマでおじゃまモードに着替えて、ウェルカムドリンクです。
離陸
深夜であり、D滑走路からの離陸であります。これまでにないエンジンのふかし具合でかなりのGを受けながら一気に加速し、かなりの角度で上昇します。結構な加速であり、面白かったです。加速で結構揺れてしまっていますのでご了承ください。
ノイズキャンセリングイヤフォンをワイヤレス化
今回の旅行は荷物をコンパクトにしたかったため、ノイズキャンセリングイヤフォンだけ持参。機内エンターテイメントシステムと接続にはヘッドフォンであれば、有線のケーブルで対応可能ですが、WF-1000XM3ではそれができません。
その対策としてBluetoothトランスミッターを介して接続し、利用してみました。ノイズキャンセリングは好調で音質も問題はありませんでした。
ただ、トランスミッターとの接続をやめて、iPhoneにダイレクトに接続した後に、再びトランスミッターとペアリングした場合、音のレベルがiPhoneのままになり、音が劣化しましたが、iPhoneと再接続して、ペアリングを切り、再びトランスミッターに接続すると解決されました。
マニアックな使い方のため、なかなかうまくいかないこともあります。
夜中は断食
羽田発ウィーン行きは真夜中の出発と言うこともあり、フルコースの食事の提供はありません。代わりに以下の軽食やおつまみが選択できます。
ツナサラダとチェダーチーズの温かいフォカッチャ、鶴橋風月 お好み焼き、ごぼとん丼、コーンスープ、茅乃舎 野菜だしスープ、一風堂ラーメン コク極まる味噌「大地」、きつねうどん、ガーデンサラダ クルミドレッシング、・チーズプレート(ブルースティルトン、フロマジェダフィノワ カンパニエ、 パルミジャーノレッジャーノ D.O.P. クラヴェロ熟成)、バニラアイスクリーム、フルーツ、ヨーグルト、・シリアル、おつまみ、ミックスナッツ、ミックスあられ、フォンダンビスキュイ
ANAホームページより
また、アミューズとしては以下を選択できます。
鴨の燻製とセミドライ無花果のラム酒漬け
さつま芋のニョッキ レモンクリームソース
スモークサーモントラウトとクリームチーズロール
アーモンドとカシューナッツのロースト
ANAホームページより
今回は弾丸旅程で結構移動が多いため、移動中にお腹の調子が悪くなるのは勘弁したいところでしたので、寝る前の食事はやめて、鴨の燻製とスモークサーモンのみにして、眠りました。しかし、シャンパンは結構いただきました。
ヨーダは2Eで音楽を聴いてルンルンのようです。
ウィーンまではぐっすり
シンガポールやクアラルンプール行きの夜行便ではすぐに寝ても眠れる時間は4~5時間ほどでありますが、ウィーン線は6-8時間眠ることができます。一度起きてまだ寝たいと思っても安心して眠れるのが良いと言えます。
途中、起きてトイレに行くときヨーダの姿が少し不気味であります。(笑)
再び寝て、起きるともうモスクワ上空です。
朝食
朝食は和食か洋食が選択できました。
各メニューは下記のとおりです。
和食
前 菜
ソフトシェルシュリンプ唐揚げ
ずわい蟹と春菊の白掛け
干し杏オレンジ煮チーズ最中
黄身寄せ真丈
主 菜
金目鯛白味噌煮
俵御飯
味噌汁、香の物
洋食
メインディッシュ
ポークソーセージ 茄子とチーズのオムレツ
ブレッド
レーズン クロワッサン
デザート
ヨーグルト・サティーヌ
(オレンジとパッションフルーツのコンポートにパッションフルーツのクーリーと、
ゼリー状のオレンジを乗せたクリーミーなヨーグルト)
これから洋食ばかりでありますし、日本発と言うことで和食を選択しました。
ただし、ちょっと物足りないので、ガーデンサラダを追加してみました。一品追加すると結構豪華になり、旅館の朝食のようになります。
サラダはアジア路線での提供がないため、欧米路線の時にはいい選択肢かもしれません。
到着
結局一度も明るい空の時間はなく、朝靄のウィーンに到着。
ウィーン空港は欧州でもかなり接続時間が短く便利な空港ですが、パスポートコントロールは結構混んでいました。乗り継ぎ時間が1時間などの場合は結構、ヒヤヒヤするかもしれません。
最後に
羽田=ウィーン路線は真夜中発の早朝到着と言うこともあり、寝台フライトであります。
機内での食事を求める人に不満でありますが、やはり眠ると、その時間はリセットされるため、あたかもシンガポールやクアラルンプールへのフライトと同じに感じます。
その分睡眠をしているため、体には十分なチャージ時間があり、元気満々にヨーロッパで朝からアクティブに動けるのではないでしょうか。