欧州とアジア間のビジネスクラスフライトはスカイチームが安く、その中でもブタペスト=台北間が安いため、まとめてみました。
欧州とアジア間の各アライアンスのビジネスクラス運賃
欧州とアジア間では、欧州発券とアジア発券がありますが、安さとマイルの積算クラスではスカイチームが有利のようです。
スターアライアンスでは、ルフトハンザグループで20万円以下の運賃はありますが、軒並み70%積算運賃であり、マイル修行としては敬遠したくなります。
ワンワールドでは同アライアンスのクイーンであるカタール航空が北欧発券において割安であり、JALマイレージバンクの積算率では125%と良いが20万円超であります。20万円以上払っても利用する価値はあるものの、頻繁に利用する場合はコストが嵩みます。
スカイチームでは、欧州に広いネットワークを持つ、エールフランスとKLMオランダ航空がソウル、上海、北京、香港、台北、マニラへの運賃が安く、ほとんどが20万円以下であります。
スカイチームのアジア=欧州間は断トツの安さを誇っていると言えます。
スカイチームフライト・アジア行きでもっとも距離の長い都市は
前述のとおり、スカイチームのビジネスクラスフライトでは、ソウル、上海、北京、香港、台北、マニラが安いのですが、その中で距離が最も長い区間を整理してみました。
エールフランスの拠点であるパリ(CDG)とKLMオランダ航空の拠点であるアムステルダム(AMS)からのマイル数は下記の通りです。
パリ
ソウル 5,561マイル
上海 5,771マイル
北京 5,102マイル
香港 5,970マイル
台北 6,092マイル
マニラ 6,678マイル
マニラが一番距離は長く、有利ですが、日本への接続フライトを考えると便数が少なく、次点の台北の方が有力と言えます。ちなみに、東京は6,037マイルであります。
アムステルダム
ソウル 5,328マイル
上海 5,594マイル
北京 4,877マイル
香港 5,773マイル
台北 5,878マイル
マニラ 6,479マイル
パリと同等の傾向であります。やはり時点の台北が魅力的であります。ちなみに東京は5,794マイルであります。
ビジネスクラス ブダペスト=台北往復
今回はスカイマイル2020として、元日一発目のフライトとしてアジアに向かい、翌月の連休で再び欧州に向かうルートで試算してみました。
旅程
ブダペストを1月1日9:45に出発し、パリ・シャルル・ド・ゴール空港には12:10に到着します。若い人は寒くても外に出て新年祝いをしている場合が多く、新年気分を少し味わえるかもしれません。はしゃぎすぎて、遅れないようにする必要があるかもしれません。
パリでは乗り継ぎ時間があるため、市内に行っても良いかもしれませんが、元日は休みが多いため、あまり利用できるところが少ないかもしれません。
逆に人の少ないパリを楽しむということはできます。
パリからはボーイング787-9型機で台北まで向かいます。出発時間は19時であり、到着は翌日14:45となります。
以上の区間はすべて、エールフランス運航となります。
復路は2月8日未明の0:20に台北桃園空港を出発します。機材はボーイング777-300ERであり、朝6:40にアムステルダム・スキポール空港に到着します。3時間25分の乗り継ぎでブタペストに向かいます。
ブダペストには正午過ぎに到着するため、市内のホテルにチェックインするには良い時間です。BUDからの乗り継ぎでも欧州各都市には夕方には到着できそうです。
復路はすべてKLMオランダ航空の運航となります。
運賃・予約クラス・ステータスポイント
運賃・予約クラス、そして、デルタ航空スカイマイルのステータスポイントであるMQMは下記のとおりです。
運賃 約163,985円
予約クラス 欧州内Jクラス(200%積算)、大陸間Oクラス(100%積算)
メダリオン資格マイル 計14,980MQM
MQM単価 10.94円/MQM
稼ぎどころの大陸間が100%は厳しいですが、運賃は16万円前半でありエコノミーと間違うような運賃であります。そして、欧州メガキャリア運航のため、機材も比較的新しく大型機で、欧州内での接続が良いのも特徴です。
最後に
欧州方面に頻繁に行こうとするとスターアライアンスでは割高となり、ワンワールドではフライトルートが限られます。
そうした中で、スカイチームはいろいろとルートがあり、欧州ネットワークが強いエールフランスとKLMオランダ航空が安い運賃であるのは強みと言えます。
複数のマイル修行する場合、環太平洋間(南米除く)はスターアライアンス(ANA)、欧州間はスカイチームとしたほうが、コスパは良いかもしれません。