羽田=伊丹間は超ビジネス路線ですが、その区間を何往復すればダイヤモンドに達成するかまとめてみました。
羽田=伊丹線のグループ1の行列
最近は新千歳や福岡路線でもかなり行列ができるものの、羽田=伊丹線のグループ1(ダイヤモンド会員)向け)の行列はいつ見ても異様さを感じてしまいます。特にスーツ姿の方が多く、すべてダイヤモンド会員とすると相当行き来していることとなります。
飛行時間が70分、空港での移動時間が20分、東京での空港アクセス時間が50分、大阪でのアクセス時間が50分と想定すると一日で往復すると4時間40分の時間を飛行機にかかる移動をしていることになります。移動中もスマホなどで仕事をするとなると結構大変な道中と感じられます。
行列をしている人がほとんどスーツ姿からするとほぼ同じルートを毎回利用している方も多いと想定され、全国各地色々な場所を飛び回っている方よりも定期的に同区間を往復している人が多いと想定されます。
羽田=伊丹間のプレミアムポイント
羽田=伊丹間のプレミアムポイントを試算してみました。運賃は100%加算のビジネスきっぷで試算してみました。
ビジネスきっぷはANAカード(クレジット機能付き)会員専用割引運賃であり、ANAカードを保有していることが前提であり、同一ルートを2枚つづりで購入することが前提であります。
羽田=伊丹の場合は、同区間往復でも可能ですし、羽田→伊丹を2回利用しても良いですし、羽田→関西と神戸→羽田といった組み合わせでもよく、扱いやすいチケットです。
マイル積算率は100%であり、プレミアムポイントも400PP積算されます。予約変更も無料で可能です。
企業向けの運賃でもほぼ同等なものがあり、ビジネス利用には便利な運賃と言えます。
2月の平日に往復した場合の運賃は下記のとおりです。
往復で33,060円となります。新幹線の普通車よりは高いものの、普通運賃級の使いやすさと考えると割安と言えます。
プレミアムポイントは片道で960PPであり、往復では1,920PPとなります。
PP単価は17.22円/PPと国際線の割引ビジネスクラスPクラスでの積算率に近いと言えます。
単価は良くないですが、サラリーマンなど会社で負担してもらえる場合は単価まであまり気にしないようです。
何往復でダイヤモンド会員になるのか
前述のビジネスきっぷで羽田=伊丹間でダイヤモンド会員になるには下記のとおりです。
100,000PP÷1,920PP=52.08
となります。言い換えると52往復と1片道で10万PPを達成することとなります。1日1往復と考えるとほぼ週一で往復となり、週一であればそれほど苦痛ではありませんが、週一の1日の5分の1を移動に費やすと考えると結構ハードであり、その分を別な時間に使えると思うと大きいかもしれません。
クアラルンプール=東京=ニューヨークのエコノミー100%往復(25,060PP)だと4回で達成できるのを考えるとこれもまた結構な修行となります。
ちなみに、羽田=伊丹往復でダイヤモンド会員継続2年以上の場合、積算されるマイルは1,260マイルであり、52.5往復した場合は66,150マイルとなります。
サラリーマンなど会社が運賃を負担している場合、貯まったマイルを自由に利用できる場合でもコンプライアンスが問われる現在ではなかなか使いにくいと言え、同区間のみでダイヤモンドとなった場合は勲章的なものかもしれません。
行列ダイヤは真のダイヤモンドなのか
グループ1に並ぶと言うことはダイヤモンド会員かダイヤモンド事前会員であると想定されますが、本当に10万PPを自分の体でフライトした人ばかりなのか不思議に感じます。
10万は達成できなかったが、過去のダイヤ継続からダイヤにしてもらった上げ底ダイヤや法人特典としてダイヤモンドになったキツネダイヤの人もいる可能性もあり、真のダイヤモンドがどれくらいいるのか不明です。
新幹線の方が明らかに便利な場所でもあともう少しと飛行機を利用してダイヤモンド達成しているかもしれません。きっと朝早く家を出て、夜遅くクタクタになって家に帰る人も多いと思います。
最後に
個人的にはダイヤモンド会員であれば、最前方(それが叶わなくても前方)の通路側などかなりの確率で指定できます。
また、頻繁に移動することを考え荷物をコンパクトにしていれば、早く機内に行かなくても、荷物の入れ場所にあまり困ることはないので、ラウンジでゆっくりして行列がなくなって頃に機内に行く方が良いかなと思ってしまいます。
最優先なので機内に一番乗りしたい気はわかりますが。