日本では、マイレージ平会員から比較するとワンランク(しか)上の永年上級会員制度が大手2社(JALとANA)に存在し、クレジットカードの年会費を支払い続ければ生涯上級会員としてあり続ける制度がありますが、そもそもマイレージ上級会員は飽きないか考えてみました。念のため、最終的にホテル系のクレカを進める記事ではありませんので、気楽に見てください。
ANAダイヤモンド会員を続けていると悪いところばかり見えてくる
キャンペーンはひたすらツアーへ誘導
ダイヤモンド1-5年まではダブルマイルキャンペーンや国内線のプレミアムポイント優遇がありましたが、最近はほとんどキャンペーンもなく、ひたすらANAセールスのキャンペーンばかりです。マイラーと一番遠いツアーに敢えて接点を設けさせようとするのは食わず嫌い作戦なのかよくわかりませんが、食指は伸びません。バンクーバーに70%加算のビジネスで行けても、個人的にはあまり面白くありません。
脱線 機内での飲酒は悪酔いするのか
機内での飲酒は気圧が低く、酔いやすいという記事はよく見かけますが、本当にそうでしょうか。個人的には、あまり、それを感じません。機内でワイン2瓶相当飲んでも二日酔い程度の症状しかないため、機内で寝る前にイブプロフェンの含有量の高い頭痛薬を飲めば、つらくなく、到着後移動できます。しかし、肝臓や腎臓には負荷がかかっているため、悪酔いはしないものの、注意が必要と言えます。幸い、機内で迷惑行為をしたことはありませんが、年々、喫煙者や酒飲みに対してのハードルが高くなっているため、対策が必要です。業務や航空会社に従事する人はなおさらと言えます。
結局、最上級会員は同じ
日本で言うとダイヤモンド会員が最上級会員(人権的には問題はありますが、VIPは別として)ダイヤモンド会員になっても、空港や飛行機に乗れば、それなりの満足はありますが、それ以外の接点ではまるで何もありません。携帯電話各社などは日ごろ使うようサービスにても優遇をしており、こうした取り組みにおいては、売上、利益、時価総額で弱い航空会社は弱いと言えます。
ダイヤモンド会員のメリットは何かと言われて、最近はすらすらと言えなくなりました。それはカード会社のポイントなども、迫っているキャッシュレス社会への争奪戦への予兆と言えます。
どんな情報源を参考にすればよいか
これから航空会社の上級会員を目指すのであれば、グーグルの検索結果で、1ページ目よりも2ページ目を参考にした方が良いと言えます。また、実体験の少ない、計算式のサイトよりはどこかに行った旅行記サイトが良いと言えます。上位者よりも等身大の記事を書くようなブロガー(毎日更新がない、搭乗記の写真が暗い、ブログ内の文字数が少ない)のほうが実感はあると言えます。
兎に角、経験値であり、世界一周をしたことがなくても、マイラーとして鎮座する人もあり、業界用語のようにクアラとか、言うのは注意です。クアラルンプールとして意味がある言葉であり、短縮することは現地の人に不快な思いをさせることもあります。
マイル上級会員は10年位が限度
1つのマイレージクラブでマイルを加算するとその会員での上級会員がとてもうらやましくなります。そして、その会員に向けてチャレンジをします。そして、上級会員になり、メリットを享受します。でもそれが数年続き、10年もすると良くも悪くも飽きてきます。そして7年目くらいは特典同等であり、飽きてしまいます。マイルは加算され、世界中に行く選択肢は増えますが、それをできても世界中でダイヤモンドな旅は出来なく、世界も近くなり、諦観の念が出てきます。人によってはRTWロスもあり、マイレージプログラムは毒とも言えます。
最後に
深堀すればするほど、あまりメリットが少ない航空会社の上級会員という結論になってしまいます。そして、10年ぐらい上級会員を続けているとその制度に飽きてしまうのは宿命かもしれません。小学校5年生を10回繰り返すようなものであります。