ビジネスクラスで20万円ちょっとでありながら、常時、FOPを約2.3万獲得できるルートがありましたので、まとめてみました。
キャセイパシフィック航空 ケープタウン=東京成田往復
今回は年始に東京に行き、2月の連休にケープタウンに行くルートとしてみました。
旅程
1月1日にケープタウンを出発し、ダイレクトに香港に向かいます。ヨハネスブルグまでの国内線がないため、煩わしさやタンボ空港でのリスクがありません。昼前に出発するため、空港での滞在時間も長くならずに済みます。
香港には翌朝7時前に到着し、75分で成田に向かいます。成田には午後1時過ぎに到着と結構な移動距離の割にはコンパクトにすみます。
復路は2月11日の夕方6時に成田を出発し、香港で105分の乗り継ぎでケープタウンに向かいます。翌朝9時前にケープタウンに到着します。空港から市中心部の治安の良い場所まで足を確保すれば比較的安心な移動となります。
機材は日程によって違いますが、A350かB77Wであり、同社のビジネスクラスとしては最新式のものが利用できます。
運賃・ステイタスポイント
運賃・予約クラス・FLY ONポイントは下記のとおりです。
運賃 約214,816円
予約クラス Iクラス(125%)
FLY ONポイント 22,986FOP
FOP単価 9.35円/FOP
長距離ビジネスで安いと言うとカタール航空が代名詞でありますが、キャンペーンや発券地など時期を選ばないといけない点はあります。対して今回のルートは常時安く、選択肢はたくさんあると言えます。
南アフリカでもケープタウンであり、危険を回避するような行動ルートとすれば、リスクは下がり、日本の冬は夏にあたりますが、アフリカというような灼熱の夏でもなく、結構過ごしやすいと言えます。
ニューヨークにすると単価が凄いことに
同じ旅程で、目的地を成田ではなく、ニューヨークとした場合の運賃とFLY ONポイントは下記のとおりです。
運賃 約316,747円
予約クラス Iクラス(125%)
FLY ONポイント 38,645FOP
FOP単価 8.20円/FOP
FOPは8円台前半となります。しかし、この旅程は13時間とか16時間とかロングフライトが続き、ビジネスクラス好きにとってはたまらないルートかもしれません。世界地図に書いてみるとなんかすごいルートが伝わってきます。時間があったらやってみたいルートと言えます。
二つの大陸を跨いでも安いカタール航空やターキッシュエアラインズも太刀打ちできないような単価です。
今後の南アフリカ路線は
現在、東アジアと南アフリカを結ぶ路線は地元の南アフリカ航空と今回のキャセイパシフィック航空、シンガポール航空が就航しています。
南アフリカ航空は何度か危機があり、そのたび何とか継続してきましたが、現在の感染症拡大の影響で会社をリストラし、長距離国際線の運航を終了するとしています。
南アフリカ航空はアジアでは広州や香港就航しており、希少な南大西洋路線(サンパウロ)や南インド洋路線(パース)を運航していたものの、これらがすべてなくなります。
南大西洋路線ではLATAM(アライアンス非加盟)、南インド洋路線ではカンタス航空が運航しており、欧州路線のブリティッシュエアウェイズと含めて、ワンワールドが今後強力になりそうです。
キャセイパシフィック航空はシンガポール航空と対抗して安い運賃を提供してきましたが、長期的には値上げしてくる可能性もあり、同ルートを活用するのは2021年とか短期的になるかもしれません。
最後に
今回はワンワールドにフィーチャーしてみましたが、スターアライアンスではシンガポール航空もCXほどではないものの安いです。ケープタウンは四角の地図で見ると南半球で西の端にあるため、遠く感じますが、南米程は遠くなくかといって、北米や欧州よりも距離があります。
そのため、時間をかけずに一気に貯められる利点があるほか、そうしたことを考える人が少ないため、静かに観光気分でステイタスポイントを積算できるのが良いかもしれません。