平昌オリンピックの日本代表の選手が続々と決まり、いよいよオリンピックが近づいてきたという感がありますが、ANAのマイルの特典航空券で行けるか確認してみました。
平昌オリンピックの会場
オリンピック会場は名前の通り、平昌(ピョンチャン)を中心に開催されますが、ジャンプ競技はアルペンシア・スキー・ジャンプ・センターという会場で行われ、最寄り駅は珍富(チンブ)で、フィギュアスケートは韓国の東海岸の都市の江陵(カンヌン)のカンヌン・アイス・アリーナで行われるようです。広域で開催されるようです。
日本からオリンピック会場へのアクセス
主なルート
日本からの会場に行く場合、まず、仁川空港か金浦空港まで空路で行き、次に、鉄道かバスでソウル駅まで行き、そして、ソウル駅からKTX京江線(韓国の新幹線)で平昌、珍富、江陵の各駅に行き、最後はシャトルバスで会場へ向かうのが早くて便利そうです。大会期間中はKTXが仁川空港まで延伸運転(1時間に約1本)されるとのことで、タイミングによっては、空港からダイレクトで平昌方面に行くこともできるようです。このほか、ソウルなど主要都市から高速バスも運行されるようです。
KTXの所要時間
KTXは韓国の新幹線で、ソウル駅から江陵駅までの距離は223.7kmあり、所要時間は下記の通りです。
ソウル駅から平昌までは約1時間30分
ソウル駅から珍富までは約1時間45分
ソウル駅から江陵までは約2時間
仁川空港ターミナル1からソウル駅までは所要は50分ですので、仁川空港からダイレクトで行く場合は、一番遠い江陵までは約3時間となります。KTXの最高速度は305km/hですが、開業間もないこともあり、安全運転なのか意外と時間はかかります。
KTXの運賃
片道運賃は以下の通りです。
仁川空港(T1)から平昌/珍富間34,400ウォン
仁川空港(T1)から江陵間40,100ウォン
ソウル駅から平昌/珍富間22,000ウォン
ソウルから江陵間27,600ウォン
フィギュア会場のある江陵まで仁川空港から往復でも日本円で約8,000円です。このほか外国人向けに発売されるコレールが乗り放題となる切符「平昌コレールパス」も発売されます。5日間乗り放題で、168,000ウォンと韓国全土を巡るのであれば安いかもしれません。
フィギュアスケートの主な開催日程
人気の高いフィギュアスケートの主な日程は下記の通りです。団体戦が前半、個人戦が開催中盤から後半です。
団体戦
男女ともに2月9日から12日
個人戦
男子ショートプログラムが2月16日
男子フリーが2月17日
女子ショートプログラムが2月21日
女子フリーが2月23日
ANAの空席状況
マイルによる特典航空券の空席状況
開催期間(2月9日から25日)の空席状況は下記の通りです。筆者はダイヤモンド会員のため、プラチナ会員やスーパーフライヤーズ会員ではさらに厳しいと思います。
ANA便では全日、空席待ちとなっています。
ANAの有償での空席状況
個人戦の行われる後半の日程をピックアップしてみました。有償では割と安い運賃でまだ空いているようです。
スターアライアンス特典では空きもあり
スターアライアンス(アシアナ航空)利用の特典航空券では、下記の日程で空いていました。
2月20日の夜に羽田を出発し、2月24日の夜に羽田に戻る旅程です。この旅程ですと21日の朝、ソウル駅始発の新幹線に乗車すれば何とか、間に合うギリギリ旅程ですが、個人戦女子の、ショートプログラムとフリースタイルは観戦できそうです。マイルは15,000マイルです。
最後に
北朝鮮のミサイル問題もあり、オリンピックの雰囲気があまり感じられませんでしたが、注目競技で代表選手が決定してくるといよいよオリンピック気分となり、今回は隣国ということもあり、現地で見るとまた違うのかもしれません。