シドニー キングスフォード・スミス国際空港の国際線出発ホールにあるニュージーランド航空のラウンジを訪問しましたので、お伝えします。
基本情報
オープン時間
出発時間の2時間30分前~
サービス内容
無料Wi-Fi プリントサービスなど トイレ(多目的トイレあり)/シャワールーム、食事、ソフトドリンク、アルコール、バーサービス
ラウンジ入室基準
ニュージーランド航空マイレージサービス「Airpoints」
エリート、ゴールド、エリートパートナー、Koruメンバー
ニュージーランド航空のビジネスクラス搭乗者
スターアライアンスゴールドメンバー(同行者1名可能)
ANA運航便のビジネスクラス・プレミアムエコノミー搭乗者
一部のスターアライアンス運航便のファースト、ビジネスクラス搭乗者
※「Airpoints」エリートメンバーはニュージーランド航空運航便の場合、同行者5名まで、スターアライアンス便の場合は同行者1名が入室可能です。ゴールド、エリートパートナー、Koruメンバーは同行者1名が入室可能です。
場所
出国審査後の出発ホールのゲート59番付近
出国審査後、免税店を抜け、案内に従い左折し、動く歩道などで移動、50番台のゲートが集中するホールの中二階にあります。ニュージーランド航空のロゴが大きく壁に設置されているのですぐにわかります。
下記の地図の通りです (ニュージーランド航空ホームページより)
ラウンジレポート
ラウンジ入口
小さなカウンターがあり、搭乗券をバーコードリーダーにかざしてもらい、入室します。
ラウンジに向かう途中には、コンシェルジュカウンターもあります。そして、その隣に、VIP専用ルームもあります。アクセス基準はわかりませんが、相当余裕のある空間のようです。
ラウンジレイアウト・デザイン
ニュージーランド航空はシドニー空港においては、アウェイではありますが、ラウンジはかなりの広さです。広さは1450㎡で、299人着席可能です。スターアライアンスでは、シンガポール航空のラウンジが隣にありますが、営業時間が限定的なため、他のスターアライアンス便の乗客もカバーするため広いのでしょう。
大きく分けて、ラウンジエリア、ビジネスエリア、カフェエリア、クワイエットエリアに分かれています。ビジネスエリアとクワイエットエリアは時間によっては入れないようにしていることもあるようです。
デザインは、ニュージーランド航空の機内をイメージさせる黒と白を基調としており、アクセントとして赤系の照明やソファが設置されています。シンプルかつモダンな直線的なデザインです。
避難図(レイアウト)
電源・Wi-Fi
電源はコンセントとUSB充電ポートがソファ席、テーブル席など随所にあります。電源がない座席もありますが、電源のある席の方が多いため、電源確保には苦労しないと思います。コンセントについては、ローカルポートのため、アダプタが必要です。USBポートで充電はできますが、結構時間がかかります。
搭乗案内
ラウンジ内はいくつか搭乗案内のディスプレーがあり、スターアライアンス便を中心に表示しています。搭乗手続き前のステータスでは「Relax」と表示されるのがなかなかのセンスです。
シャワールーム
シャワールームはトイレの向かい側にあり、扉を開けるとシャワーブースが7ブースあります。特に予約の必要もなく、空いていれば利用できます。直前に他人が利用したブースもあれば、清掃が行き届いているブースもあり、清掃頻度はリアルタイムではないようです。きれいなブースかどうか見極めて選択する必要があります。
シャワールームはかなり広く大きなミラー付きの洗面台もあります。トイレもついています。ハンガーは一つのみです。
タオルはバスタオルサイズのものが二つあります。タオルの巻き具合が少し緩いですが、きちんと配備されています。
シャワーはレインタイプとホースタイプがついています。水圧は問題なく、温度もほぼ熱湯から冷水まできちんと対応しています。アメニティはAntipodesのシャンプー、コンディショナー、ボディウォッシュのポンプが設置されています。
洗面周りには、ティッシュとハンドソープがついているくらいでシンプルです。
ハンドドライヤーがミラーの下にあるほか、ヘアドライヤーは一見するとないと焦りますが、引き出しの中にあります。使ったタオルはヘアドライヤーの下の引き出しに入れておきます。
トイレやシャワールームに行く途中の廊下に飾られている絵画はなかなかです。
食事
フードシアターと呼ばれる即席の調理コーナーがありますが、訪問したときは営業していませんでした。食事は全体としてライトなものが多く、機内食を優先しているようです。酒のつまみに丁度良い感じです。
ドリンク
ソフトドリンクはIKEAのドリンクバーのようなジュースサーバーがあるほか、スイス製のコーヒーマシンがあります。
アルコールについては、ワインはニュージーランド産の赤、白、泡がそれぞれあります。ビアサーバーはありませんが、冷蔵庫に瓶ビールがたくさん入っています。また、冷蔵庫にはフルボトルの白と泡がたくさん入っており、どれをとったら良いのか迷いますが、開栓されているので迷うことはありません。未開栓のものを開けても問題なさそうです。
セルフ以外にもバーカウンターがあり、バーテンダーにお願いすればカクテルなども用意してくれます。
食レポ
白ワインのおつまみとして、トルティーヤとチーズと杏、キヌアの炒め物とタイ風の炒め物を選択してみました。それぞれおいしいですが、チーズがとてもおいしく、オーストラリア製かニュージーランド製かわかりませんでしたが、乳製品大国らしくよいです。
勝手に星評価
今回も独断と偏見で勝手に星評価をしてみたいと思います。
設備の充実度 | ★★★★★★★★★★ |
清潔度 | ★★★★★★★★★☆ |
広さ・寛ぎ度 | ★★★★★★★★★★ |
ラウンジ内の雰囲気 | ★★★★★★★★★★ |
係員の対応 | ★★★★★★★★★☆ |
フードの充実度 | ★★★★★★★★★☆ |
ドリンクの充実度 | ★★★★★★★★★☆ |
独自性 | ★★★★★★★★★★ |
シドニーの当ラウンジはニュージーランド航空とGenslerという建築事務所がコラボした第一弾のラウンジだそうで、2015年オープンしただけあり、新しく快適で、心地の良いラウンジでした。2017年に訪問したラウンジの中でも最上級のレベルです。100点満点でいうと95点です。
最後に
シドニー空港は市内から鉄道直結でアクセスでき、出国手続きも顔認証でETCのように追加でき、空港はとてもきれいです。そんな中でニュージーランド航空のラウンジはさらにきれいでとてもリラックスできます。空港に行くところから飛行機に搭乗するまでの過程全てがスムースでリラックスでき、とても満足度の高い時間を過ごすことができ、ラウンジを含めてまた、再訪したいと感じるところであります。