ANAの上級会員になる場合、プレミアムポイントをいかに効率的にたくさん加算するかと言うことになります。たくさん加算するには積算率が高いのが近道であり、ビジネスクラスはその代表とも言えます。
しかし、積算率が125%加算されないビジネスクラスを発券する航空会社もあるため、まとめてみました。
ビジネスクラスで複数の積算率を設定している理由
ビジネスクラスと言えば、マイル積算率は聖域ともいうべく積算率125%を維持されていました。
しかし、各キャリアの都合もあるのか、プロモーション運賃としてビジネスクラスでは125%積算率であったものを100%,70%に落としているキャリアが近年目立ちます。
マイル積算より、価格を重視している結果ではありますが、海外発券では日本発券の70%加算よりも安く125%加算できるチケットも有ったりします。
マイル修行対策で適切な需要を確保するためと言うこともありますが、ニューノーマルな時代、そんなことを言っていられないかもしれません。
ビジネスクラスで減額加算をしているキャリア
ANAマイレージクラブにおいて、積算率が125%加算されない航空会社とそのクラスをまとめてみました。
ビジネス100%加算
100%加算の場合、搭乗ポイント400ポイントも付与され、乗り継ぎが多いほど距離に対してプレミアムポイントが積算されるため、125%積算ほどの威力はないものの、ぎりぎり効率的となるケースもあります。
ターキッシュエアラインズ
ビジネス Jクラス 100%加算
エジプト航空
ビジネス Zクラス 100%加算
LOTポーランド航空
ビジネス Z,Fクラス 100%加算
深圳航空
ビジネス Rクラス 100%加算
ビジネスクラス 70%加算
70%まで落ちると最早、効率的とは言えず、ビジネスクラスに乗りたいと言った目的しかないと言えます。海外発券のアップグレードできるエコノミークラスでマイルまたはアップグレードポイントを利用してUGした方が効率的と言えます。
ANA
ビジネス Pクラス 70%加算
ユナイテッド
ビジネス Pクラス 70%加算
ルフトハンザ
ビジネス Pクラス 70%加算
オーストリア航空
ビジネス Pクラス 70%加算
スイスインターナショナル・エアラインズ
ビジネス Pクラス 70%加算
ブリュセル航空
ビジネス Pクラス 70%加算
吉祥航空
ビジネス Rクラス 70%加算
何も積算されないクラス
ビジネスクラスでかつ、安いので、マイルは積算されると早合点して、購入してしまうと実は積算対象のクラスに該当なしと言うこともあります。安いと飛びつく前に積算対象か確認が必要です。
エチオピア航空
ビジネス Pクラス 0%加算
以上のように、これ以外のキャリア、主なところではシンガポール航空、アシアナ航空、タイ国際航空、エバー航空、エアチャイナ等を利用すれば、運賃が安い場合、PP単価は維持されます。
搭乗ポイント加算はANAとスターアライアンス加盟で別れる
搭乗ポイントは積算率100%以上の全予約クラスと言う認識がありますが、ANA便に限っては70%ビジネスクラスでも加算されます。
下記のように覚えておくとわかりやすいでしょう。
ANA = 全ビジネスクラス
スターアライアンス便 = 積算率100%以上のビジネスクラス
搭乗する区間が多い場合には有効な搭乗ポイントですので、距離が短くても区間が多い場合にはPP単価がいい場合もあります。
最後に
以前は、ビジネスクラス積算率は鉄板の125%でしたが、現在は各キャリアにより割引運賃では70%や100%が一般的になっており、マイル修行には厳しい時代と言えます。
逆に150%積算するクラスもあり、各社大体共通していてJクラスだったりします。積算率は必ず発券する前に最新のものをチェックしておいた方が良いと言えます。
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