ニュージーランド航空の以遠権ルートであるロサンゼルス=ロンドンの片道プレミアムエコノミーが安いため、まとめてみました。
プレミアムエコノミー ロサンゼルス=ロンドン片道
旅程
今回はマイル修行2020の一発目として元日にロサンゼルスを出発するスケジュールとしてみました。
飛行機はオークランドから飛んでくるNZ2便であり、夕方4:15に出発します。区間マイル数は5,456マイル、フライト時間は10時間35分と結構な時間ですが、東に向かうため、フライト時間はまだ短いと言えます。
Flightawareより
気流にもよりますが、ロサンゼルスを出発し、ロッキー山脈を越え、ノースダコタからカナダに入り、ハドソン湾、グリーンランドの南部を通過、最後はアイルランド上空を飛び、ヒースロー空港に到着というのが多いようです。
運賃
運賃は日本円で約77,878円であり、5,000マイル超を飛ぶフライトとしては、SQのウルトラロングフライトを除くとかなり手頃と言えます。逆にウルトラロングフライトは飛行時間が長すぎてつらく、10時間ぐらいがプレミアムエコノミーの有利さを味わえるかもしれません。
ちなみに、ロンドンからロサンゼルス行きのNZ1便についてはほぼ全日10万円であり、向かい風で燃費がかさむためなのか、飛行時間が長いため、人件費がかさむためなのか不明ですが、高いです。
また、往復でのメリットもあまりないようです。世界一周のパーツに片道運賃で利用するのが良いと言えます。
予約クラス
予約クラスはAクラスであり、ANAマイレージクラブでは100%加算であり、搭乗ポイント400PPも積算されます。
ただし、ANAのスターアライアンスアップグレード特典は対象外のクラスであります。
プレミアムポイントは5,856PP、PP単価は14.27円とあまりよくありません。
しかし、絶対額が少なく、世界一周などいろいろなところに行くパーツとして、おまけにマイル修行ができると考えるとありと言えます。
ニュージーランド航空のプレミアムエコノミー
ニュージーランド航空のプレミアムエコノミーは評価が高く、SKYTRAX社の「World’s Best Premium Economy Class Airlines 2019」では総合で第3位(1位はヴァージンアトランティック、2位はシンガポール航空)であり、シート部門では2位となっています。
高評価の源泉となっているのは業界標準の38インチを超えたシートピッチ設定にあると言えます。同社ではシートピッチを40-41インチ(106cm)に設定しており、他社より10cm広いと言えます。”たかが10cm”と”されど10cm”と感じることがありそうです。
現在のシートはボーイング777-300ER型機では2-4-2配列のANAやシンガポール航空と似たようなシートであります。
過去のプレミアムエコノミーシート「スペースシート」
以前は変則ヘリンボーンの2-2-2配列のビジネスクラスに似たトーンの「スペースシート」でしたが、見た目に反して心地が良くないのか、安全性の問題なのか、不採算なのか不明ですが、異例とも言える短期間でディスコンとなっています。
一度は座ってみたいと思っていたのですが、コンコルドと同じく夢かなわずとなってしまいました。残念です。
最後に
ニュージーランド航空はビジネスもプレミアムエコノミーも評価が高く当時要してみたいのですが、日本からの場合、オークランドに行く必要があります。
ニュージーランドに行くことがあまりない人には乗ってみたいと思いつつも、乗れない航空会社と言えます。
ロサンゼルスとロンドン間であればその周辺も含めて行ってみたいという場所もあるほか、公私において行く可能性もあると言えます。
同社のプレミアムエコノミーを利用してみたい人にはプレミアムポイントも積算されるため、良いルートかもしれません。