シンガポール航空のドゥブロブニク=羽田までのファースとスイートクラスの片道が割安であるため、まとめてみました。
世界一のファーストクラス
シンガポール航空のファースト/スイートクラスはスカイトラックス社の「World’s Best First Class Airlines 2019」において、第1位を獲得しています。座席も1位を獲得しており、スイートクラスの個室が高い評価を得たと言えます。
A380のスイートクラス
シンガポール航空ではA380のスイートクラスのレトロフィット(リニューアル)を進めており、ロンドンやチューリッヒ、香港、上海などを皮切りに新型のスイートクラスでの運航をスタートしています。
新しいスイートクラスはシートピッチやシート幅と言うものさしでは測れず、完全な個室(ただし、天井部は空いています)であります。個室内は眠るベッドと寛ぐシートがあり、余裕が有りすぎる空間と言えます。
しかし、ベッドに横になった時の視界、シートからの余裕の空間の視界がまさにスイートと言えると言えます。
こうした新しい要素を取り込んだスイートクラスは2017Rと呼ばれており、成田路線では2020年1月から導入される予定です。
ドゥブロブニクとは
旅行好きの人であれば、その地名は聞いたことがあり、一度は行ったことがある人も多い場所と言えます。
南欧にあるクロアチアの地中海(正確にはアドリア海)に面した街であります。海に突き出した市街地は1979年に世界遺産登録され、赤い屋根とアドリア海のブルーのコントラストが美しいところであります。
その場所を知らなくともアニメで記憶に残っていることも多く、ドゥブロブニクを見るとどこか懐かしさを感じる都市でもあります。
そんな場所で大晦日の日没を観たりすると世界観が変わってしまうかもしれません。
ファースト/スイート ドゥブロブニク=成田片道
今回は2020年の新年に最初のフライトであると予想される1月5日で試算してみました。
旅程
ドゥブロブニクからスターアライアンスのハブ空港であるフランクフルトまではナショナルフラッグキャリアのクロアチア航空のビジネスクラスで向かいます。
夕方4時過ぎの出発であり、ホテルのレイトチェックアウトを確保して、ギリギリまでドゥブロブニクを目に焼き付けて帰国するのも良いかもしれません。
フランクフルトには18:35に到着します。フランクフルトのラウンジには満足できないかもしれませんが、そこから先はSQのファースト世界といえます。
フランクフルトを21:55に出発するフライトはボーイング777-300ERとなります。最前列のみ(4席)ファーストとなり、誰よりも優先されると言っても過言ではないシートであります。そのシートで10時間近くを過ごしチャンギ空港に到着します。
成田へのフライトまで6時間40分ありますが、その時間はただのラウンジではなく、「The Private Room」という特別な空間で過ごすことができます。
個別のダイニングのほか、静寂なファーストクラスラウンジより奥まった空間にあり、その空間を初めて味わう場合には驚きと感動があると言えます。
そうした、サプライズな時間を過ごし成田に向けて、深夜に出発し、翌朝7:30に到着します。計画通りであれば、リニューアルされたスイートクラスであり、成田までの7時間のフライトをぐっすり寝るか、勿体ないので起きているのか悩ましい選択と言えます。
運賃・プレミアムポイント
運賃・マイル修行係数は下記のとおりです。
運賃 約382,022円
予約クラス ビジネスD(125%+400PP)
ファースト・スイートA(150%+400PP)
プレミアムポイント 計16,641PP
PP単価 22.96円/PP
以前、クアラルンプール発券のタイ国際航空のファーストクラス片道が14万円弱であり、その時の単価が22.86円/PPでありました。今回は2区間トータル1万マイル弱のファーストクラスの旅が楽しめ、同等の単価と言うのはなかなかと言えます。
最後に
2020年代のスタートに「アドリア海の真珠」と呼ばれるドゥブロブニクから出発し、飛び初めを世界トップクラスの評価であるシンガポール航空のファーストクラスにて欧州から遠い道中ではありますが、成田まで行けるのはいい経験ともなりそうです。
ホテルで1泊10万円のスイートに宿泊するのとどちらが良いか難しいところでありますが、新年の祝いに初フライトをファースト/スイートと言うのもいいかもしれません。