弾丸トラベルは怖くない!

マイル、飛行機、鉄道、海外・日本国内トラベル情報、ホテル、海外発券など

世界一周格安ビジネスクラスルート(スターアライアンス)のパーツになるような運賃

スポンサーリンク

世界一周

スターアライアンスでの世界一周運賃よりも安上がりにしたい場合、色々な発券地を組み合わせることとなりますが、そうした中で利用できそうなルートがありましたので、まとめてみました。

スターアライアンス世界一周運賃のいま

スターアライアンス世界一周運賃はワンストップで世界一周を組み当たられる運賃であり、座席数の制限やトータルで利用できる距離数、最低必要な滞在都市数、最低日数、最大の滞在都市数など制約があります。

投入当初はかなり安く、発券地によってはビジネスクラスで30万円台(かなり昔ですが)もありましたが、現在の日本発券の場合は下記のとおりです。

エコノミークラスもありますが、割愛します。

クラス STAR 1 STAR 2
ビジネス 705,500円 822,000円
ファースト 1,141,000円 1,344,000円

※STAR1は29,000マイル、STAR2は34,000マイル以内と言う制限があります。

海外発券にするとかなりお得になり、世界一周と言うこともあり、日本を経由することを混ぜれば使い勝手は良くなりますが、発券地まで行くことが必要となります。

アフリカやその島嶼部が比較的安いですが、ビジネスクラスとなると50万円以上はすることとなり、世界一周をしたい場合は他の手段を考えた方が良いです。

海外発券の片道のコンビネーション

飛行機のチケットは片道で購入するよりも往復で購入する方がエアラインにとっては効率が良いため、片道>往復÷2となります。

しかし、この差が半額に近くなればなるほどステイタスポイント単価では有利となります。また、片道と言うことで、戻る必要がないため、旅程の組み合わせは簡単になります。

片道のチケットを組み合わせることで世界一周をスターアライアンス世界一周チケットよりも安くすることも可能です。

また、片道のため、必要となったら発券(キャッシュ投入)すればよいため、長期の世界一周ではキャッシュフローを鑑みながら、発券していくこともできます。

ただし、多くの国ではその国から出国するエビデンスがないと入国が厳しくなるため、入国する次の旅程は最低発券しておくことが必要となります。

さらに有償の場合、どうしても高いルートがあり、自分の財布と相談しても納得がいかないケースもあります。

そうした場合、その区間はマイルによる特典航空券を組み合わせると言うのも片道発券の組み合わせでは可能です。

ただし、スターアライアンスにおいてANAの場合、日本国内線以外は往復での発券が必要なため、片道で発券が可能なスターアライアンスのマイレージプログラムを準備するなどしておけばかなり有効となります。

また、そのプラグラムにおけるステータスなどが特典発券に影響するため、空きがないと言うケースもあることは念頭に置いて方が良いと言えます。

片道でも割安なビジネスクラスルート

今回は大陸間を移動でき、ほとんどのルートでビジネスクラスが利用でき、ステイタスポイント(今回はANAのプレミアムポイント)が効率的に貯められる(PP単価が安い)ルートをサンプリングしてみました。

カイロ発券シンガポール航空ビジネスクラス東京行き片道

カイロ発券SQビジネスクラス運賃

カイロ発券と言えば海外発券をかじった人には有名なルートであります。エジプトの政情不安やシンガポール航空のカイロへの就航がなくなったり、エジプト航空の日本への就航がなくなったりしたため、以前のような熱狂度は少なくなっていますが、まだまだ活用はできそうです。

中近東からの接続として良いため、結構いいルートですが、ここ5年くらいはマイラーの裾野が広がったこともあり、広がった層にはあまり受けが良くないのか人気はありませんが、今もって優秀な単価ルートです。

カイロからイスタンブールかドバイを経由して、チャンギ空港にたどり着き、そこから東京に行くと言う遠回りのルートです。

ちなみにもともとはSQ便がカイロまで就航していた時代はドバイを経由する便であり、カイロ→ドバイ間のビジネスクラスではドリンクの提供がメインでした。

現在はそれがなくなり、イスタンブールまたはドバイまでエジプト航空のコードシェア(イスタンブール線はターキュッシュ・エアラインズもありますが)が運航となります。

SQ経由便の際、運航区間はドバイを経由しても1区間でしたが、今は明らかに別フライトとなり、プレミアムポイント積算には有利となっています。

また、イスタンブールとドバイではイスタンブールの方が明らかに西に位置するため、イスタンブール経由を選択した方が有利であり、なぜか運賃もその方が安くなっています。

運賃 111,133円

予約クラス Dクラス(全区間125%+400PP)

プレミアムポイント 12,997PP

PP単価 8.55円/PP

片道でありながらPP単価は8円台とエクストリームな旅程であります。機材についてもSQの豪華機材が利用できるため、満足度も高いルートと言えます。

世界一周としてはアフリカや欧州から接続の最終ルートとして活用ができます。もちろん、欧州往復の復路に活用しても良いと言えます。

ターキュッシュ・エアラインズ ビジネスクラス バンクーバー=羽田行き片道

TKビジネスクラス運賃

この旅程は今回初めて紹介しますが、太平洋の端から端に移動するルートとなります。素直に最短移動すれば5,000マイル弱のルートとなりますが、ターキュッシュ・エアラインズは敢えて不思議な運賃を設定しています。

今回のルートとしてはバンクーバー→イスタンブール→デュッセルドルフ→イスタンブール→羽田と言うルートとなります。

イスタンブールで直行するルートよりもはるかに安くなり、経由地を色々な国で試してみましたが、ドイツが一番安くなります。アテネ経由やカイロ経由も同等ですが、デュッセルドルフが最も効率が良くなります。

なお、イスタンブールとデュッセルドルフ間はエコノミーとなります。(アテネやカイロも同等)

また、バンクーバー発以外の都市ではカナダの主要都市であるトロントやモントリオールであるものの、シアトルやロサンゼルス、サンフランシスコでは再現されません。

また、ターキュッシュ・エアラインズのサイトでは検索結果がでず、エクスペディア(日本語サイトも可)で再現された運賃となります。

運賃 227,160円

予約クラス ビジネス区間 Kクラス(125%+400PP!)

            エコノミー区間 Qクラス(50%)

プレミアムポイント 16.547PP

PP単価 13.78円/PP

ターキュッシュ・エアラインズのビジネスではJクラス(100%)が主流ですが、片道と言うこともあり、ビジネスの王道である125%が長距離区間で適用されるのは大きいと言えます。PP単価は10円以下ではありませんが、片道で13円台とはかなり有効なチケットとなります。

世界一周におけるルートとしてはアジア→オセアニア→南米→北米のルートで活用がされそうです。

また、世界一周ではありませんが、オセアニア→アジア→欧州→アフリカ→南米→北米とすべてをじっくり巡った後に最後に使うことも可能です。スターアライアンス世界一周運賃では実現ができないルートでもあります。

また、バンクーバーから太平洋経由でダイレクトに東京を目指すビジネスではあまりいい運賃がない点もあり、プレミアムポイントを貯めるのであれば有効かもしれません。

ターキュッシュのルートを活用して世界一周としたい場合は

ターキュッシュ・エアラインズのバンクーバー発券ルートを活用してオール世界一周ルートとしたい場合は下記のルートがあります。

エバー航空 ソウル=バンクーバービジネスクラス

このルートは19万円となり、総額40万円前半で世界一周が可能となります。

エバー航空ビジネスクラス運賃

ANAクアラルンプール発券バンクーバー片道

ANA kUL発券バンクーバー

ANAのビジネスクラス片道の場合、金浦でもクアラルンプールでもあまり運賃は変わりません。そう考えると遠いクアラルンプール発券とした方が有利と言えます。

今回は敢えてプレミアムポイントを意識して、サンフランシスコ経由としてみました。運賃は高めのため、有償で発券したいとは思いませんが、世界一周で50万円は下回っており、スタアラ世界一周運賃を利用するよりも良いと言えます。

最後に

ルートマップ

世界一周をビジネスクラスで安上がりにするためには数多サイトの検索が必要ですが、慣れてくれば都市と検索サイト、キャリアの組み合わせが見えてくるため、意外と安くできることも容易と言えます。

スターアライアンス世界一周で50万円以下、PP単価15円以下も探せばあり、また、単価が高いところを敢えて、特典をミックスすることで安上がりすることも可能です。

マイル修行と持ち出しを考えて快適な世界一周を目指してみるのも目のも楽しいかもしれません。 

Copyright ©Dangan-Lucky All rights reserved.