2017年10月29日(日)よりエジプト航空の成田カイロ線が運航再開となります。当面は週一便のようですが、格安ビジネスクラス路線が多いエジプト航空の運賃を見てみました。
エジプト航空運航再開
2017年10月29日(日)より以下のスケジュールで再開となります。
MS965 |
NRT-CAI |
日 |
21:20-4:30+1 |
77W |
MS964 |
CAI-NRT |
日 |
0:10-19:00 |
77W |
注目したいのが、カイロ発が日曜日未明発の成田着が19時と夏季休暇などの最後の日曜日をぎりぎりいっぱいまで使えるということです。ヨーロッパからのMS便のカイロでの乗継もよくなっています。
エジプト航空のビジネスクラス
シート
ビジネスクラスについては、機材によりシートの良さが変わります。ボーイング777-300ERとエアバス330-300では、2-3-2の通常配列のもののフルフラットシートです。シートピッチ(約180cm~193cm)も十分にあります。ターキッシュエアラインのビジネスクラスのシートとほとんど同じです。
一方で、エアバスA330-200についてはシートピッチが約144cm、リクライニング角度が約40cmとかなり差があります。以前、日本には成田と関西に就航していましたが、成田にはB777-300ER(たまにA330-200),関西にはA330-200が就航しており、いずれも搭乗したことがありますが、快適度はかなり違います。
食事・飲み物
エジプト航空の特徴としては、機内でのアルコール提供はありません。ただし、機内への持ち込みは可能ですが、そのままの持ち込みは手荷物検査で没収されてしまいます。免税店等で購入のうえ、機内持ち込み用に包装してもらったものであれば可能です。アルコール以外の飲み物も常温のものが多く、体にはいいのでしょうが、物足りなく感じます。食事については、好みがあると思います。ボリュームはそれなりにあります。
運航再開後の成田線の運賃は?
エジプト航空のホームページやKAYAKでは、まだ、再開後の成田便の運賃は出てきません。特典としてはあまり利用する価値はないと思いますが、ANA特典航空券では、日にちによっては既に出現します。そのうち、定期便ということであれば、出ると思いますが、ヨーロッパ・アフリカ方面からの運賃が楽しみです。
エジプト航空の魅力
成田線の運賃はまだ出てきませんが、ほかの路線を検索してみました。
チュニスから広州(白雲国際空港)
運賃79,400円、予約クラスJ(ANAマイル加算125%,搭乗ポイントあり)
飛行マイル TUN-CAI-CAN 6,278mile※ プレミアムポイント8,647 PP単価9.18円
チュニジアは現在、不要不急の渡航を控えるよう安全情報が出されているため、リスクはありますが、今後の情勢の好転や円高時には狙い目といえます。
※milecalc.comで計算
ヨハネスブルグから広州(白雲国際空港)
運賃128,440円、予約クラスJ(ANAマイル加算125%,搭乗ポイントあり)
飛行マイル JNB-CAI-CAN 8,848mile※ プレミアムポイント11,860 PP単価10.8円
南部アフリカ方面を訪問する際にはいいレートだと思います。カイロでの乗り継ぎ時間が17時間55分あるため、カイロ空港第三ターミナル直結しているル・メリディアン・カイロ エアポートに滞在するなどがいいと思います。
※milecalc.comで計算
まとめ
運賃が魅力的なエジプト航空の成田便が週一便であるものの、10月末から再開されることはとても魅力的です。週一便なので、あまり安い運賃がないかもしれませんが、期待してみたいです。中国の就航先も多いので、中国と日本間はマイレージ特典で利用し、中国発着のMS便を利用するのも一つかと思います。