日本からはノンストップで行けない南米は飛行機代が高く、ビジネスクラスではなおさら高くなります。そんな中で敢えて、日本やアジアからではなく、北米から発券した場合の単価を考えてみました。
コパ航空ビジネスクラス シカゴ=ブエノスアイレス往復
今回はラストミニッツ的な日程であり、この日程では非現実的ですが、今後のラストミニッツで参考になる可能性もあり、まとめてみました。
旅程
1月30日の朝8時前にシカゴを出発し、パナマシティには午後2時過ぎに到着します。一時間ちょっとの乗り継ぎでブエノスアイレスに向かいます。ブエノスアイレス・エセイサ空港には31日未明に到着します。
復路は2月5日の昼前に出発し、パナマでは2時間弱の乗り継ぎでシカゴに向かいます。シカゴには同日の夜11時過ぎに到着します。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 約130,084円
予約クラス Rクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント 15,692PP
PP単価 8.29円/PP
似たようなマークのユナイテッド航空はP化がものすごいため、ユナイテッドの高いクラスのエコノミーに流れがちでありますが、パナマでの乗り継ぎに耐えられるのであれば、オールビジネスクラスで125%加算のコパ航空は大きいといえます。
なによりもANA便との接続ができるため、クアラルンプール発券のMクラスでビジネスクラスにアップグレードして対応できそうです。
コパ航空とは
コパ航空とはパナマシティを本拠地にするスターアライアンス加盟の航空会社であり、北米(アメリカ合衆国、カナダ、メキシコ)と中米、そして、南米(アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラ)をきめ細かく結んでいます。
飛行距離はそれほど長くないことから機材はほとんどがボーイング737シリーズであります。コパの由来はCompañía Panameña de Aviación(パナマ航空会社)であり、西に黄色いものを置くと運気が上がるという馬主さんとは関係ないようです。
パナマには大規模なラウンジがあります。以前利用した際の訪問記は下記のとおりです。
コパ航空のビジネスクラス搭乗記はこちらです。
USほかの都市の状況は
コパ航空が就航する都市(カッコはパナマシティとの距離)では他に、ニューヨークJFK(2,200マイル)、ロサンゼルス(3,010マイル)、サンフランシスコ(3,320マイル)があります。日本から見るとパナマシティまでニューヨークの方が遠く感じますが、西海岸の方が距離は長く、西海岸で接続するのがベストかもしれません。
ニューヨークではブエノスアイレスが123千円、サンチャゴが118千円、ロサンゼルスではサンチャゴが139千円、サンフランシスコでは142千円とANA便との接続ができそうです。
単価最安を狙うのであれば下記のルートが最も単価が安そうです。
モントリオール発券ブエノスアイレス往復
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 約122,454円
予約クラス Rクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント 16,204PP
PP単価 7.55円/PP
モントリオールということでANAが就航していないものの、比較的特典で取りやすく、手数料が安いエアカナダを活用するという方法もありそうです。
最後に
南米まで行くことを考えるとアジアからワンセットとなったチケットを考えがちであり、それはそれでメリットがあるのですが、いったんソウルなどに行く手間があります。
ワンワールドであれば125%加算のアメリカン航空があり、苦労しませんが、スターアライアンスの場合、ユナイテッドでは70P化されており、結構考えさせられます。
コパ航空でパナマを経由しますが、単価は一流であり、選択の余地があるかもしれません。
ANAを東南アジアで発券し、それをビジネスクラスにアップグレードして北米まで到達し、その後はコパ航空で単価は落とさず南下するというもいいかもしれません。