フランクフルト空港ターミナル2にある日本航空のサクララウンジを利用しましたので、お伝えします。
サクララウンジの場所
フランクフルト空港のターミナル2の出国審査後のゲートD5の付近にあります。FRAターミナル2は欧州では珍しく、パスポートコントロール前後ではなく、搭乗ゲート手前に保安検査場があり、ラウンジから搭乗口まで行く場合、混雑も想定され、少し余裕が必要です。
長らく、ターミナル1を利用してきたこともあり、保安検査場の後にラウンジがあると思い、保安検査場を通過してしまいました。検査場の入り口でやたら早くないかと聞かれたのはそのためでした。保安検査場を通過しても戻ることはできるため、ラウンジにアクセスできました。搭乗の際は再び、保安検査を受けることとなりましたが。
オープン時間
オープン時間は05:30-23:00であります。日中はワンワールドキャリアがメインで夕方からはJAL便の利用が主体のようです。特に同ラウンジは非シェンゲン地域へのフライトであり、ロンドンへのフライト(ブリティッシュエアウェイズ)の利用が多いようであり、JAL便の出発に該当する時間以外でも利用は多いようです。ラウンジ経営としては結構良いのかもしれません。
ラウンジアクセス基準
ラウンジアクセス基準は下記のとおりです。
JAL会員 ダイヤモンド会員、JGCプレミアム会員、JALサファイア会員、JGC会員(同伴者1名含む)
このほか、JAL運航便では、JALファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、予約クラスYのエコノミー運賃でも利用できます。
その他会員ではワンワールド会員ではワンワールド・エメラルドとサファイア会員が利用できます。
ワンワールド以外では、アアロフロートと中国東方航空(東航、MU)で利用可能であります。今回は、東航ビジネス利用であり、デルタのスカイクラブ利用かと思っていましたが、サクララウンジとなりました。
コードシェアのつながりがあるのか、利用人数が多いため、デルタと協議のうえ、サクララウンジなったのか不明ですが、スターアライアンス専門の身としてサクララウンジが利用できるのはデルタ・ステータスマッチの恩恵かもしれません。
ラウンジレポート
入口はJALらしい、高貴な入口であります。その先には桜満開の木の絵画が見え、日本国の航空会社のラウンジと認識できます。
ラウンジの広さ
ラウンジの広さはそれほど広くありません。JALでは同じ場所にファーストクラスラウンジと同ラウンジを併設しているため、お互いの両立から、広さをシェアしているため、同ラウンジの広さには限りがあるようです。
ANAのスターアライアンス加盟でのルフトハンザのラウンジと比較すると狭さを感じますが、利用者は限定されるため、密度としては同等と言えます。
ラウンジの構成としては、食事を楽しめるテーブルスペース、ゆったり寛げるソファスペース、仕事ができそうなカウンタースペースに分かれています。
ゆったりとしたソファ席が人気であり、次いで、食事ができるテーブルスペースが人気のようです。
ラウンジからの景色
同ラウンジには窓があり、外の景色も楽しめます。ただし、飛行機が眺めるわけではなく、ターミナル間を接続するシャトルが眺めます。
窓側はカウンターテーブル席であり、窓側に向いて、仕事をしたり、外を見てボーっとすることができます。絵画もなかなか良いです。
新聞・雑誌
新聞については、日本語では日経、読売、毎日、スポニチ、サンスポと結構楽しめます。東スポや文春を楽しみたい人はおのずとネットにいくため、それほど不便ではないかもしれません。
電源・通信
電源に関しては、日系の航空会社のラウンジですが、欧州タイプのコンセントであります。欧州ではほぼ欧州タイプのみが多いため、仕事で良く行く人はそれに慣れているため、あまり不便はないでしょう。
インターネット接続に関しては、パスワードフリーのWi-Fiが利用できます。通信速度は不便ではなく、満足と言えます。
日本のキャリアの最近のプランでは海外で利用時に契約しているデータ利用量を消費するケースが多く、ラウンジでの無料Wi-Fiは役立ちます。
シャワーもあり
同ラウンジではシャワーブースもあり、受付で利用をお願いすれば利用できます。今回は利用しませんでしたが、時間帯によっては混雑することもあるようであり、シャワーを利用したい場合は早めにレセプションに行くのが良いかもしれません。
フードコーナーは小さいがドリンク・フードどもに充実
フードコーナーは俯瞰しても大きくありません。しかし、密度は濃く、集中しています。
午前中の利用でしたが、ビーフストロガノフや朝食に合いそうな卵料理がありました。
サクララウンジと言えばカレーですが、残念ながら遭遇できませんでしたが、味噌汁はありました。ル・クルーゼの鍋に入れられた味噌汁と言うのも斬新であります。
もちろん、冷たいワインに合いそうな生ハムやチーズ、サラダもあるため、午前中でも満足できそうです。
スイーツも充実です。
乾きものにしたい人にもチップスや豆類があるため、十分です。スイーツもきちんとしたものがあり、満足できそうです。
アルコールについては冷蔵庫に、スパークリング、白が冷蔵されています。
このほかシートの近くにもアクセスしやすいように氷つげで用意されています。
スパークリングはロゼと白がサイクルで配置されています。ラウンジにアクセスした当初はロゼをいただきましたが、出るころには白でした。いずれもプロセッコ(イタリア産)でありました。いずれも辛口で満足でした。
最後に
一言でいうと、やっぱり日本の航空会社のラウンジであり、落ち着きます。時間帯が故にカレーはありませんでしたが、フランクフルトで日本を味わえるラウンジと言えます。
ドリンクのグラスは結構豪華であり、それが良く感じました。
スターアライアンスではフランクフルトにANAラウンジはないため、JALとは違い、通過点が高くなります。ANAもフランクフルト便が多いため、エアカナダのように独立ラウンジを設置すると面白いかもしれません。