JALクアラルンプール発券のビジネスクラスで東京の後に寄り道するなら、海外のソウルか国内最遠方の石垣か比較してみました。
海外発券のメリット
海外発券のメリットは日本発より安いのはもちろんですが、目的地である東京から乗り継いでさらに国内各地やアジア近隣まで行けることもメリットです。この寄り道とも言えるストップオーバーはすぐに乗り継がないといけない訳ではなく、クアラルンプールから成田に到着後に一旦帰宅し、数日後に寄り道先に向かうことが可能です。
国内線ではJALもANAもほぼ可能であり、国際線ではJALが近隣の国へのアクセスが可能となっています。
マレーシアに行った後に国内旅行やソウル旅行がおまけでついてくるとなれば、日程を考慮しても検討したいところであります。
マイル修行の観点からすると羽田発着の石垣と金浦のどちらがFOPで有利なのか、大差がない場合の機内サービスと空港でのサービスが気になるところであります。
JALビジネスクラス・クアラルンプール発券の石垣とソウル金浦を比較
国内線の石垣と国際線のソウル金浦を比較してみました。極力同日の日程としていますが、最安が優先される場合は最安で近い日程としてみました。
クアラルンプール=東京=石垣
10か月先の2021年4月にクアラルンプールから成田に向かい、その翌週末に石垣に滞在し、東京に戻って翌週に成田からクアラルンプールに向かう旅程です。
国際線区間(クアラルンプール=成田間)はJAL運航のボーイング787型機のフルフラットビジネスクラス、国内線区間(羽田=石垣間)はJALグループの日本トランスオーシャン航空(JTA,NU)のクラスJとなります。
運賃・予約クラス・FOPは下記のとおりです。
運賃は158,847円となります。
区間 | クラス | FOP |
---|---|---|
NRT⇔KUL | X | 13,318 |
HND⇔ISG | J | 6,184 |
FOP合計 | 19,502 |
国際線区間はXクラスであり、125%+400FOPとなり、国内線区間はクラスJ区間となり、FOP合計は19,052FOPとなり、FOP単価は8.34円/FOPとなります。
アップグレードによる恩恵がないため、予約時点でFIXしていざ修行と言ったところです。
クアラルンプール=東京=ソウル金浦
石垣旅程と同じ旅程での比較となります。
区間 | クラス | FOP |
---|---|---|
NRT⇔KUL | X | 13,318 |
HND⇔GMP | X | 3,642 |
FOP合計 | 16,960 |
運賃は180,002円となります。予約クラスは全区間Xクラスであり125%+400FOPとなり、FOP合計は16,960FOPとなります。
FOP単価は10.61円/FOPとなり、石垣に大きく引き離されています。国際線を楽しむかFOP積算を優先するかと考えるところであります。
FOPを比較してみると
以上のとおり、比較してみると下記のとおりです。
石垣 運賃158,847円 19,052FOP
金浦 運賃180,002円 16,960FOP
であり、石垣の方が圧倒的優勢となります。金浦の方はクアラルンプールと成田間の最安運賃が13.7万円と考えると4.3万円でビジネスクラスにて羽田とソウルをビジネスクラスの往復ができると言うメリットはあります。
FOPの差は2,542FOPとなり、その差をどう考えるかとなります。石垣路線のFOPは多く積算されますが、機内食はなく、石垣発ではラウンジの利用もありません。
一方で、金浦はビジネスクラスであり、機内食はビジネスであり、飛行時間もあっという間に過ぎると言えます。
そして、羽田でも金浦でもラウンジ利用ができると言うメリットはあります。こうしたサービスを2,542FOPでも利用できるとも逆算的には言えますが、どちらが良いかの個人のみ知ると言うところと言えます。
最後に
今回は2021年4月とかなり先の予定で比較してみました。この時点で国際間の移動がどうなっているかわかりませんが、石垣に行く方がキャッシュアウトも少なくメリットあると言えます。
国際線重視であれば、ソウルに行くのも良さげであり、海外を転戦するのもマイラーらしくあり、悩ましいところです。
このように金浦と石垣で比較できるのはJALの特権であり、ANAマイル修行では考えられない点ではあります。一方で、JALのクアラルンプール路線は成田一択なので、クアラルンプールでなくても他の都市(バンコク)にする方がいいかもしれません。