ANAのプレミアムクラスの沖縄発仙台行きに搭乗しましたので、お伝えします。
減便体制下のB737-800型機
沖縄那覇と全国各地を結ぶ路線の中で、通常、ワイドボティ機が運行されているのは羽田、成田、名古屋、大阪、そして、仙台であります。時期によってはこの他の都市でもワイドボディ機で運航されることもありますが、仙台便はボーイング767-300ER型機(76P)で運航されています。
しかし、減便体制下ではボーイング737-800型機で運航となっています。札幌新千歳や成田、静岡が運休となっている中で運航されており、大阪、名古屋が小型機の中では運航されていると言うのはなかなかの需要があると言うことかもしれません。
プレミアムクラスでは738も76Pもシートの形状は変わらず、真ん中のシートに一人シートがある767との差分くらいと言えます。
搭乗記
グループ6で搭乗する直前にマスクを着用していない乗客が乗り込もうとすると地上スタッフがマスクの着用についてお願いしたところ、持っていないらしく一枚をその人に渡していました。マスクしていない得ですが、それが得なのか、していない時に損となっているのか、ただで渡しても機内では他人にとっては得なのか、色々と考えてしまいました。
小型機且つ普通席の搭乗率は少ないため、搭乗するとすぐにドアクローズとなりました。
仙台までの飛行時間は2時間45分程であり、滑走路の混雑もないため、どの目的地でも比較的早く着くことが多いようです。
機内食
まずはボトルウォーターとアルコールウェットティッシュが配られます。このペットボトルを見ると国際線を思い出し、国際線乗りたいとつくづく感じてしまいます。
軽食タイムの時間帯でありますが、幹線の陶器に盛られている以外の差分はあまりありません。フルーツのカップはもう少し見栄えは良くならないかと思ってしまいます。
軽食はスパークリングワインと共にし、デザート(どら焼きですが)は白ワインと言う構成としてみました。
その後、白ワインをもう一杯いただき、もうお腹も頭も一杯となります。
ネットの調子が悪く、「翼の王国6月号」が新たに登場したこともあり、それを読んでいると着陸態勢に。寄る年波のせいか、時間が経つのは早いものです。
予定よりも早く到着し、天気の良い仙台空港は見通しが良く、ノビノビとします。
仙台空港アクセス線
到着ホールから一度外に出て、仙台空港を撮影。全国各地の空港は割と似た形が多いのですが、仙台空港はなかなかのデザインであります。フルサービスキャリアの国際線ではBR、TG、CAが就航しており、意外なスターアライアンス空港でもあります。
仙台空港は鉄道が直結しており、出発ホールの2階と鉄道駅が歩道橋でつながっています。夕方と言う時間帯もありますが、まるで人のいない出発ホールであり、まだまだ通常は戻ってこなさそうな気配を感じます。
コンパクトであるものの、海沿いの空港で高架上に駅があり、改札が終端に設置されていることもあり、FCO(フィウミチーノ空港)のような錯覚も感じます。
今回はJR東日本のE721系4両編成への乗車となりました。JR線との分岐駅である名取駅まではボックスシートを独り占めであり、名取駅から仙台までも対角線上に一人座っているだけと言う、通常の同線とはかなり違う状態でした。
高架が続き、車窓を楽しみながら、しばらく進みます。以前は結構混雑しており、立っていたりすることもありましたが、このような状態はやはりアブノーマルなのかもしれません。イケアが見えてきて、仙台駅に。所要25分の旅でした。
この日はラウンジと機内でかなり飲んでしまったため、これから牛タンと言う気分にはなれず、早々に〆のラーメンに。仙台辺りでは店舗が多く、リーズナブルな辛味噌ラーメンのみとして、東口でおとなしくしてしまいました。
最後に
過去数回、SDJ=OKA路線は利用していましたが、すべてB767であり、今回は初めてB737で杜の都へのフライトとなりました。
窓側の席をとれれば、SDJ着陸時の景色もなかなかであり、その後に仙台空港アクセス線で仙台に向かえば見通しの良い平野が続くため、割と景色が楽しめます。
空港での乗り継ぎも抜群であり、所要25分は福岡や沖縄、羽田には及びませんが、導線的には歩数は少なく、なかなかいい場所です。
AANマイル修行では一度行ってみるのも良い空港とも言えます。