マイル修行をしていて、短期間に多く飛行機に搭乗していますが、自宅いる時もビジネスクラスのような気分をとても味わえるグッズをピックアップしてみました。
ビジネスクラスをどう感じているのか
人間の感覚は「視覚」「聴覚」「味覚」「嗅覚」「触覚」といわれる五感で、色々なものや外界を感じ、記憶したり、概念形成をしていると言えます。難しいことはわかりませんが、個人的には「触覚」「臭覚」「聴覚」なのかなあと思っていたりします。
ビジネスクラスに搭乗した場合に、印象に残るのが離陸から着陸までのエンジン音、安定飛行に入り、食事が用意される際に配られるホットタオルの香り、提供されるドリンクのグラスの口にあたる感覚とドリンクの冷たさが印象に残ります。
エアライングッズはどこまで手に入れられるか
機内で提供されるものはどれぐらい販売されているか日本の二大エアラインのJALとANAで調べてみました。オークションサイトなどの出元がはっきりしない二次流通品は除き、各社が直営に準ずる販売をしているものを調べてみました。
ワインや日本酒などのドリンクは両社とも積極的に販売している一方で、機内食については、おつまみやインスタント食品の一部のみ販売されているようです。
ドリンク・機内食以外では、ANAの方が機内のシート生地を再生利用したバッグや座卓などマニアックなものが販売されており、雑貨類が豊富と言えます。
ビジネスクラス気分を楽しめる大人のアイテムをピックアップ
大人なアイテムを個人的に、勝手にピックアップすると、
「ワイン」「グラス」「アロマ」と言えます。
ワイン
ワインはもっとも機内で提供されるものと近しいものが地上で手に入るものと言えます。機内で提供というだけで、大きなセールスポイントのようで、コスパを考えると機内で提供されていないワインの方が良いと言えますが、機上に味に酔いしれるのには極上のひと時であります。
また、旅行好きな人への贈答品としても受けが良いと言え、色々と話題を広げられるネタとしても良いと言えます。
グラス
グラスは手と唇で触覚を感じるものであり、意外と機内で印象が強いアイテムと言えます。JALの機内で用意されているグラスについては情報がほとんどありませんが、ANAのグラスについては、ネットに情報がたくさんありました。
ANAのビジネスクラス機内で提供されているグラスの形状はステムレス(シャンパングラスでよく見かける脚がない)であり、シャンパンやワイン、日本酒でも香りを楽しめるほか、形状からオールラウンドに利用できるクラスと言えます。
機内食メニューにも上記内容が記載されています。
そうは言いつつ、「写真のソムリエのグラスは脚がついている」と突っ込みたくなりますが、ソムリエの方のグラスは仕事用の道具のようであり、誤用ではないようです。
製造しているメーカーは東洋佐々木グラスという国産のグラスメーカーであり、ANAの機内で提供されるグラス市販されていないANA特注品です。グラスの底に「ANA」と刻印されています。
しかし、類似した製品は市販されています。ANA特注品と市販品との違いは市販品は少し大きめ(容量12オンス/約360ml)で、ガラスが少し厚く、グラスの底に「HS(ハードストロング)」と刻印されています。
同社の楽天ショップ等で購入でき、3個セット・送料込みで3,100円とリーデル並みの逸品であります。
アロマ
ANAとJALのラウンジに入室したことがある人であれば、木(檜のような)がメインの香りを感じたことがある人は多いと思います。
なんとなく、上質で普段、鼻にする香りではないため、家でも使ってみたいと思う人もいると思いますが、同一製品を提供しているのはANAだけのようです。
JALのアロマは企業向けにアロマソリューションを提供する会社がプロデュースしているようであり、小売りはしていないようです。
ANAについては「アットアロマ社」とのコラボでアロマをラウンジ及び機内のサービスにおいて提供しています。このアロマは下記の植物から抽出したオイルをブレンドしています。
高野槇、吉野檜、モミ、ジュニパー、パルマローザ、プチグレン、ユーカリラディアタ、ユーカリグロブルス、スペアミント、ローズマリー、レモンマートル、クラリセ―ジ
最近ANAではこのアロマを積極的に販売しており、ネット閲覧をしているとバナー広告を目にすることが多く、目に留まったため、この記事を書いてみました。
アロマは単体では10mlであり、1個では1,944円(税込)であります。2個、3個とまとめ買いすると単価は安くなり、2個購入してみました。
使用方法としては専用の木製や石製のディヒューザーにオイルを垂らして、香りを楽しむのが一般的ですが、アロマ好きの人は様々な使い方をしているようです。
不精な自分にとっては、常に部屋がアロマで満たされているようにしたいため、電動式のディヒューザーと組み合わせて利用できるか後日記事にしてみたいと思います。
大人が自宅でビジネスクラス気分を味わえるのは「ワイン」「グラス」「アロマ」としてみました。
ANAビジネスクラス搭乗記「自宅編」
以上のように、大人がビジネスクラス気分を味わえる3つのアイテムを紹介しましたが、それをベースに自宅でビジネスクラス搭乗気分を味わってみました。
搭乗
ANAの場合、搭乗するとドアクローズまで「Another Sky」が流れてきます。コールセンターの保留音も最近は歌舞伎をモチーフにしたもの変わり、「Another Sky」終了のカウントダウンが始まっているかもしれません。聞き慣れてしまったとはいえ、一択の音楽でもあります。
【1時間作業用】ANA(全日空)Another Sky - YouTube
この音楽が流れているときにスリッパを履きます。
音楽も終わり、動き出すとセーフティビデオが始まります。テレビにYouTube経由で再生させると想像以上に高画質で再生され、飛行機で見るよりもディテールが良くわかります。
2018.12.01~ANA機内安全ビデオ - YouTube
離陸後
ベルトサインが消えると、ホットタオルが配られます。本来のビジネスクラスでは小ぶりのホットタオルが配布され、ANAのアロマが漂います。
同じものが準備できなかったため、先日搭乗したプレミアムクラスで使わなかった使い捨てのウェットタオルを開封してアロマを垂らしてみました。思ったより垂らしてしまい、強烈なアロマとなってしまいました。(笑)
ドリンク
今日は深夜便ということで、ドリンクと軽めの食事にします。
好きな白ワインのなかで「ピノ・グリ」をお願いします。本日用意したのは「ジュリアン・スカール アルザス ピノ・グリ・ナチュール 2017」であります。「ANAショッピング A-style」で注文し、翌日には到着しました。
実際の機内では2016年物が提供され、機内で飲みましたが、両者の違いは素人なのでわかりません。
ワインに合わせておつまみも提供されます。このおつまみは、先日プレミアムクラスに搭乗の際に、ワインお代わりと合わせていただいたものです。機内ではワインだけでお腹がいっぱいになり、持ち帰ったものを添えてみました。
フライトナビを背景にして乾杯であります。
夜食を「ラーメン」にするか「たこ焼き」にするか迷う
ANAビジネスクラスの場合、決められた食事以外の時間帯には、「お好きな時に」という名目でカレーやたこ焼き、ラーメンなどを自由に選択できます。有名なお店とのコラボが多く、ラーメンであれば「一風堂」、スープであれば「茅乃舎」、たこ焼きであれば「築地銀だこ」であります。
今日はラーメンにするかたこ焼きにするか迷いましたが、たこ焼きにしました。機内よりも衣がパリッとしています。
最後はハーゲンダッツをいただき、眠気も強くなり、パジャマでおじゃまにて眠ります。このまま目が覚めたら、クアラルンプールだったら嬉しいのですが(笑)
最後に
数十万円の運賃、または大量のマイルを費やすビジネスクラスは非日常な空間でありなかなか体験できませんが、ビジネスクラスに関するグッズや食品はかなり販売されています。
自宅でお手頃に試してみる事もでき、思いのほか搭乗気分を味わえるものであります。気になる人は試してみるのも面白いかもしれません。