オーストラリア発券のANAプレミアムエコノミー東京行の運賃が安く、一粒で二度おいしい旅程のため、まとめてみました。
国際航空券の掟
すべてが当てはまると言えませんが、往復または周遊のチケットは発券国から出発し、発券国に戻ると言うのが掟とも言えます。
もちろん片道航空券を駆使して、3枚の片道チケットを利用して、二か国回ると言うこともできますが、余程検索しないと往復または周遊にかなわないと言えます。そのため、海外発券ではANAやJALなど就航地が一か所の場合、単純往復となります。
海外発券を利用して、マイル修行をすると安いものの、同じ都市に複数回行くこととなるほか、毎回同じフライトに搭乗することとなり、マンネリ化すると言えます。
一国に複数の就航都市がある場合は活用するべき
一つの国に複数の就航都市がある場合、往路の出発地と復路の目的地を異なる都市にすることにより、異なる都市を二回に分けて観光できるほか、違うフライトに搭乗できるため、マンネリが防げると言えます。
ANAでは、一国複数都市就航しているのは下記のとおりです。
アメリカ、ドイツ、中国、ベトナム、インド、そして、オーストラリアとなります。
混雑するシドニーのバイパス役
パース線は2019年9月から就航する路線であり、これから搭乗が増えていく路線であります。
一方で、シドニー路線は夜出発し、早朝、羽田へ戻るルートであり、週末を有効活用でき点から人気のため、満席ということもあります。海外発券においても、日本発より強い予約クラスのチケットが安く購入できるとは言え、往復どちらかで気に入った日程になかなかはめられないこともあります。
そこで、パースを片方いずれかにはめることで最安且つ積算率が高く、ビジネスクラスへのアップグレードが可能なチケットも手に入れやすくなります。
パース→東京→シドニー プレミアムエコノミー
今回は9月と10月に行き来するルートを検索してみました。
日程は下記のとおりです。9月の三連休と10月後半にある今年限りの祝日を絡めた日程となっています。
運賃は156,460円
予約クラス Eクラス!! (100%加算UG可能)
プレミアムポイントは合計15,483PP
PP単価は10.11円
と10円は切れないものの、ビジネスクラスへのアップグレード対象であるのは魅力的です。
パースまでのアクセス
海外発券は当然、発券地まで行く必要があり、パースまでのアクセス方法を考えてみます。
ANA特典航空券を利用
この方法がもっとも王道と言え、東京からダイレクトに行けるため、ラクラクであります。一方で、マイルを消費してしまう、手数料などが意外と高い、ANAの場合、国際線は片道発券できないため、次のプレミアムポイント積算もオーストラリアループとなってしまう難点もあります。
上記海外発券に組み合わせた特典航空券の旅程は上記のとおりです。プレミアムエコノミーの特典としてみました。ご覧の通り、手数料が47,560円かかってしまいます。
シンガポールからパースに渡る
シンガポールとパース間は距離にすると2,420マイル。時間にして約5時間であります。この間を片道または往復で購入して、ANAのシンガポール路線またはクアラルンプール路線(KUL→SIN間はLCCも活用)と繋ぐと言うのも一つかもしれません。
シンガポール=パース間はSQが一日4往復(日によっては違う場合もあります)あります。シンガポール発券の片道運賃は約46,603円であり、特典航空券の手数料に匹敵します。さらプレミアムポイントも1,694PP積算されます。
シンガポール航空の海外路線を堪能できるほか、ANAの東南アジア路線と組み合わせれば、シンガポール、クアラルンプール、パース、シドニーとマイル修行だけで4か所も違うところに行けます。
最後に
オーストラリアにはいってみたいものの、シドニー路線を検索するといつも高い、特典も空いていないと言うケースが多く、断念してしまうことも多いと思います。
しかし、今後はパース路線が追加されたことにより、二都市をうまく活用して、自分にとって一番いい日程で、一番プレミアムポイント効率が良いチケットを組み合わせ、バラエティ豊かなマイル修行ができるとも言えます。