ANAプレミアムポイント100%加算のアップグレード対象のプレミアムエコノミー運賃が割安でさらに、東京にてストップオーバーも可能な一撃大型案件は珍しいため、まとめてみました。
サボテンルート
2018年師走からプレミアムエコノミー割引運賃に70%加算率が適用され、しかも、ビジネスクラスにアップグレードができないクラスが誕生し、それがあっという間にANAの全世界路線に適用され、翌年のマイル修行を断念しようと考えた人も多いのではないでしょうか。
しかし、100%加算でビジネスクラスアップグレード対象のクラスも存命しており、クアラルンプール発券では有効なものの、一撃でのプレミアムポイント積算の大型案件に結び付きがたい点もあります。
そうした中で、メキシコシティ発券のジャカルタ往復のプレミアムエコノミーはまだその価値を有しています。
日本にストップオーバーできるため、メキシコシティへの旅程とジャカルタの旅程を分割しての行脚が可能であります。
言い換えると週末を中心にマイル修行ができるため、必要最低限の休暇で済むことが何よりであります。
過去にもメキシコシティ発券のルートを記事にしたことがありますが、それとほぼ変わらない水準で割安な運賃が継続されているのは、水の少ない環境でも生き続けるサボテンにも例えられ、サボテンルートとも言えます。(例えが変ですいません)
過去のメキシコ発券の記事
メキシコシティ発ジャカルタ行 プレミアムエコノミー往復
ルート
メキシコシティからのスタートをゴールデンウィーク後半に設定し、ジャカルタ往復を次週、そして、メキシコシティへの戻りをその翌週としてみました。旅程は下記の画像のとおりです。
全区間ボーイング787型機であり、プレミアムエコノミーはもちろん、ビジネスクラスは「個室」タイプの座席である「スタッガードシート」となります。そして予約クラスは「Eクラス」であるため、ビジネスクラスへのアップグレード可能となっているのも魅力的であります。おまけに、ジャカルタでは無泊の滞在で、東京に戻ります。
運賃
運賃とプレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 272,170円
プレミアムポイント 26,442P
PPP単価 10.29円
と10円は切れませんが、ゴールデンウィーク後半が活用できる点と旅程のフレキシブルさと後述する条件を鑑みると結構いい案件と言えます。
近年のANAの国際線での加算単価としては優秀であり、距離も稼げるため、これから、そして本年も継続して「ライフタイムマイル修行」している人にとっても魅力的とも言えます。
ちなみに、メキシコシティ発券ではシンガポール往復も同等の運賃が再現されますが、シンガポール=東京路線のビジネスの混雑さを考えると、敢えてジャカルタとした方が良いと言えます。
微々たるマイル数の差ですが、マイル及びPPが積算される点ほか、プレミアムエコノミーEクラスからビジネスクラスへのアップグレードを考慮に入れるとジャカルタ路線の方がいいかもしれません。
日本からメキシコシティまでのアクセス
ご覧のとおり、ゴールデンウィーク後半となりますが、ビジネスクラスの特典航空券枠は空いていたりします。そして、最後の旅程であるメキシコシティから東京に戻るルートも特典で予約できそうであり、特典航空券とうまくハマるルートと言えます。
東京からメキシコシティの距離は片道7,000マイル超であり、往復ともにビジネスクラスを利用したいところであります。それには特典航空券用のマイルとアップグレード用のマイルが必要であり、大量マイルの確保の重要性を感じます。
最後に
ゴールデンウィークを絡めると運賃がどうしても高くなる中、割安にプレミアムポイントが積算できるのは良いと言えます。
さらに、マイルを活用し、発券地までのアクセスと座席のアップグレードを活用すれば、ライフタイムマイルを快適に獲得できる一挙両得な旅程でもあります。