イタリアの主要空港であるミラノ・マルペンサ空港の名前が変わるかもしれないと言う事で調べてみました。
ミラノ・マルペンサ空港がベルルスコーニ空港に?
以下のような記事がありました。
ミラノ・マルペンサ空港の名称はミラノ市のマルペンサという地区の名称に由来しており、その名称がついています。日本ではなかなか似たような地名はないですが、正式名称ではないものの、東京・羽田空港みたいな感じでしょうか。
後述しますが、イタリアの空港には歴史の偉人の名称が別称とてしある空港が多く、あまりに近い歴史上の偉人ではありますが、同氏が選ばれたのかもしれません。記事ではミラノ・マルペンサがベルルスコーニに代わるみたく書いていますが、基本はミラノ・マルペンサ(MXP)であり、あくまで別称となります。ニューヨークJFK空港のようにJFKの方が有名と言っても過言ではないくらいになるのは本人の実力とも言えそうです。
話題となっているのはイタリアでも第二の空港であり、世界的にも大きな空港であり、そこにベルルスコーニ氏の名前を付けるのが妥当かと言うところであります。
ベルルスコーニ氏について
そこで、ベルルスコーニ氏についてGPTに業績など聞いてみました。
シルヴィオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)は、イタリアの政治家、実業家、そしてメディアの大物です。以下は彼に関する主な情報です。
生年月日と出身地:
1936年9月29日 イタリアのミラノで生まれ。ビジネスキャリア:
ベルルスコーニは不動産業でキャリアをスタートし、その後、メディア事業に進出しました。
彼が所有するメディアグループ「フィニンベスト」は、イタリア国内外で多くのテレビ局、出版社、広告会社を抱えています。政治キャリア:
1994年に「フォルツァ・イタリア」(Forza Italia)という政党を設立し、同年にイタリアの首相に初めて就任しました。
その後も何度か首相を務め、2001年から2006年、そして2008年から2011年までの2期にも渡って政権を担当しました。論争と法的問題:
ベルルスコーニはそのキャリアを通じて、多くの論争と法的な問題に直面しました。贈収賄や税金逃れなどの容疑で何度も裁判にかけられました。
彼の政権時代にも、その政策や個人的な行動がしばしば批判の対象となりました。影響と遺産:
イタリア政治とメディア業界における彼の影響は非常に大きく、その影響は現在も続いています。
ベルルスコーニは、彼の支持者からは改革者として評価される一方、批判者からはその権力濫用と倫理的な問題で非難されています。
彼の人生とキャリアは、多くの人々にとって議論の的であり、イタリアの近代史において重要な人物の一人です。
首相在職期間はイタリア共和国となってからは通算で3,340日と日本の憲政史上最長の3,188日よりも長い期間となっています。
実業家として成り上がり、政治家になった人物であり、時代や幼少期の暮らしぶりは違うものの、田中角栄に近いのかもしれません。ACミランの立役者と言う功績を持つ一方で、若い子好きの助平おじさんと言うイメージが何となくあります。後期の髪型がちょっと不自然な印象もありました。(カルロス・ゴーンの髪型も)
業績としてはビジネスマンとして成功し、イタリアのメディア王となり、首相としても民主化して以降では最長、歴史に名を遺すムッソリーニに続く、首長在任期間もあり、申し分ないように見えます。
ここからは、イタリア以外の比較してみることにしてみます。以下の海外の空港で為政者の名称がつく空港と比較してみます。
ニューヨーク・ジョン・エフ・ケネディ国際空港(JFK):アメリカ
シャルル・ド・ゴール空港(CDG):フランス
チンギスハーン国際空港(UBN):モンゴル
オリバー・タンボ国際空港(JNB):南アフリカ
スカルノ・ハッタ国際空港(CGK):インドネシア
ダニエル・K・イノウエ国際空港(HNL):アメリカ
ニノイ・アキノ国際空港(MNL):フィリピン
ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港(IAH):アメリカ
ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港(DCA):アメリカ
ムハンマド5世国際空港(CMN):モロッコ
マッカラン国際空港(LAS):アメリカ
プリンセス・ジュリアナ国際空港(SXM):セントマーチン
歴代の大統領や首長、王の名称がつけられており、イタリア民主化以降最長の首相で、ACミランの立役者となれば、妥当とも言えるかもしれません。
イタリアの主な空港の別称
さて、イタリアの主な空港で別称がある空港は以下のとおりです。
ローマ・フィウミチーノ空港(FCO) レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港
ミラノ・リナーテ空港(LIN) エンリコ・フォルラニーニ空港
ジェノヴァ=セストリ空港(GOA) クリストフォロ・コロンボ空港
ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港(BLQ) ボローニャ・マルコーニ空港
トリノ空港(TRN) サンドロ・ペルティーニ国際空港
カターニア=フォンターナロッサ空港(CTA) ヴィンチェンツォ・ベッリーニ空港
ピサ空港(PSA) ガリレオ・ガリレイ国際空港
ヴェネツィア・テッセラ空港(VCE) マルコ・ポーロ国際空港
レオナルド・ダ・ヴィンチは言わずと知れた芸術家・発明家であり、エンリコ・フォルラニーニは航空関連の発明家であり技術者であります。クリストフォロ・コロンボとはスリランカの大都市ではなく、クリストファー・コロンブスであります。この名前を観たらわかるでしょう。
ボローニャ・マルコーニはグリエルモ・マルコーニという地元出身のノーベル物理学者となります。
カターニア空港の ヴィンチェンツォ・ベッリーニは音楽家であります。
ガリレオ・ガリレイ、マルコ・ポーロは特筆しなくてもわかるでしょう。
トリノ空港のサンドロ・ペルティーニはイタリア元大統領であり、この中では唯一、政治家となっています。
こうしてみてみると、文化芸術、科学技術の分野が多く、思想信条などに捕らわれない人物が別称とされているケースが多いようです。イタリアは今の定義などを作っている国と言うのがわかります。
以前に書きましたが、日本の空港では形容詞表現やアニメのキャラクターなどが多いのとは対照的であります。
空港名に政治家名をつけるとしたら
今回はベルルスコーニ氏のイタリアの空港名を取り上げてみましたが、日本や大国で今後、空港名になりそうな人を考えてみました。
安倍晋三
あまりに近い過去であり、賛否両論がでてくる人物ではありますが、日本の憲政史上最長の3,188日の首相であった人であります。徳川家康の将軍の地位は2年2か月だったことを考えると長いかもしれません。まあ、暴れん坊将軍と勝手に現代から言われる吉宗の在任期間は30年近くでしたが。
在任期間に何をやったかと言うと直接的には緊急事態宣言やひとり10万円支給を思い出しますが、祖父と大叔父よりも首相としては長く務めており、一族的には一番なのかもしれません。
日本のどこの空港に別称をすると言うとなると、実施してきた政策的には羽田が一番と言えますが、JFKと相対するかと言うとどうかとも言えそうです。
そうすると先祖代々の山口県であり、山口宇部空港が候補となりそうです。山口県は歴代首相生み出し銀座とも言えるくらいであり、同氏と職歴や運命をなぞらえると、伊藤博文氏も候補となりそうです。同氏はお札になっており、ベルルスコーニ氏のような色関係も際立っているようでもあります。ただ、伊藤博文氏は光市であり、宇部空港からは遠く、岩国の方が近いですが、錦帯橋空港がついてしまっています。
そうすると、山口宇部空港の別称を山口安倍空港にすると"う"を"あ"に変えるだけで済みますし、同氏のみならず、父親の晋太郎氏(元外務大臣)の功績も称えることになります。空港コードはUBJからABEへの変更は難しそうではありますが。
ジョー・バイデン
言わずと知れた2024年7月現在では米国大統領である人であります。歴代最高齢で大統領に就任した歴史を持つ人でもあります。トランプ氏が銃撃されたペンシルバニア州の生まれの大統領でもあります。
生涯政治家と言えるような経歴であり、民主党政権下ではほぼ要職におり、オバマ政権では副大統領であったりとアメリカの政治を知り尽くしている人物でもあり、アメリカ政治の生き字引とまでは過言かもしれませんが、大半のことは知っている人物と言えます。それ故にヨボヨボでも重宝されるのかもしれません。まあ、80歳にしてはお腹は出ていなく、背筋はピンとしていますが。
日本で言うと二階さんが近いのかもしれません。自民党から出て、自由党で大臣になり、その後に自民党に復党して幹事長まで上りつめており、門外不出の政治家かもしれません。二階さんは「この歳になれば分かるんだよ、バカヤロー」とかバリバリそうですが。バイデン氏も内心はそんな感じで、脳内は過去の蓄積がものすごい活性化していそうであり、ある意味、財産かもしれません。ゼレンスキー氏をプーチン氏と言って許されるのは米国大統領だけですし、副大統領にトランプ氏にと言うのはただの間違いかもしれませんが、それが実現すれば、パワフルであり、世界各国は恐々とするかもしれません。まあ、トランプが副大統領の地位に甘んじることはないですが。
そんな、バイデン氏ですが、JOEが近しい名前ですが、JOEの空港コードを調べてみるとフィンランドのヨエンスーJOENSUU(JOE)と言う場所でした。バイデン氏にもどこかの空港を割り当てるとなると国内では生まれのピッツバーグになりそうです。
ドナルド・ジョン・トランプ
やっぱり、この人は何か持っているのかなと思ってしまう人であります。高慢ちきな生まれながらの金持ちと思っていましたが、先日の銃撃事件の直後に狼狽はあったとは思いますが、立ち上がって観衆にポーズすると言うのは、なかなかできないと言えます。アメリカ大統領になる人は相当な根性がどんな身分でも必要と言うのを感じました。
世界史の教科書でしか知ることが出来なかったリンカーン大統領が凶弾に倒れることがリアルにつながっていることを感じてしまいました。
一連の出来事にすべて台本があると言う説もあるようですが、耳だけ打ち抜くのはデューク東郷ぐらいしかいないですし、民間人の犠牲者も出ているので陰謀説はなさそうですが、対抗勢力の企みはあったのかもしれません。
トランプ氏はニューヨーク生まれであり、アメリカ史上では珍しい再登板の大統領となれば、生まれたニューヨークの空港に名前を付けてもよさそうですが、ジョン・エフ・ケネディもラガーディアも既に偉人の名前が付けられており、ニューアークはニュージャージー州であり、ニューヨーク近郊では厳しいかもしれません。
シカゴにはトランプビルがあるのでORDをドナルド・ジョン・トランプにするのも有りかもしれませんが、本人もしっくりしないかもしれません。
それであれば、今回のペンシルバニア州の事件があった最寄り空港であるピッツバーグ空港(PIT)とかが良いかもしれません。ただ、バイデンの地元でもあり、同氏の地元のニューヨークからは遠く、ペンシルバニア州でニューヨークから比較的近いリーハイ・バレー国際空港(ABE)が良いかもしれません。空港コードはABEであり、シンゾー、シンゾーと頼っていた側面もあり、糾弾に倒れたシンゾーと、それから免れたドナルドはそのことを感じて、次のステップがあるかもしれません。
最後に
さて、今回はミラノ・マルペンサ空港にベルルスコーニ氏の名前がつくことを特集してみました。ベルルスコーニ氏の功績と空港名を鑑みると妥当かもしれません。まあ、生理的に拒絶する人も多そうですが。
空港名に対して抱くものは何かと問われると不思議であります。宮崎ブーゲンビリア空港をそのまんま東空港に改称しますといきなり言われると抵抗感はあるのと同じかもしれません。そういう意味ではレオナルドダヴィンチやコロンブス、ガリレオガリレイ、マルコポーロなど、ロマンを感じるような偉人を輩出したイタリアはネーミングでは最強とも言えます。
良い人はいつでも良い人でも、嫌な人は時間が経っても良い人に代わる可能性は低いかもしれません。行政とかでそういう命名にするのは何かしらの力が働いたのかもしれません。世界中の空港を利用するとこうした点も関心が持てるかもしれません。