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ANA ターミナル2国際線スイートラウンジにはデスクがない

ANAスイートラウンジ羽田110

ANAでは国内最高峰とも言える新しいターミナル2のスイートラウンジにデスクがないのを整理してみました。

ANAスイートラウンジ

ANAスイートラウンジは日本国内を中心に国内線と国際線のエアサイドに設置されており、現在では以下の空港にあります。

国内線エアサイド

羽田空港(ターミナル2)

新千歳空港

伊丹空港

福岡空港

沖縄那覇空港

国際線エアサイド

羽田空港(ターミナル2)

羽田空港(ターミナル3)

成田空港

ダニエル・K・イノウエ国際空港

国内線では羽田空港が総本山であり、2023年にもともと国際線アライバルラウンジとして利用するエリアを国内線スイートラウンジとして拡張しており、国際線スペックのラウンジのためか拡張と言えども随分アップグレードした感じであります。JALのファーストクラスラウンジよりも遥かに広く、個室ブースが多くなっており、アライバルラウンジとして利用できないのは残念ですが、ダイヤモンド会員向けにスペースを広くしたのは善策とも言えます。

そのほかの国内線スイートラウンジについては那覇空港が一番窮屈感があり、週末の夕方にはかなりの混雑感を感じますが、新千歳や伊丹は広いのでそれほど窮屈感はありません。伊丹は搭乗ゲートに行くとラウンジ以上の混雑感を感じるところではありますが。紺色か黒のスーツにビジネスバックという人が一番多い感じであります。絶対、ZOOMとかTeamsで仕事をした方が良さそうですが、日帰り出張をするのは個人所得的に儲かるからでしょうか。儲かる代わりに仕事の出来高では出張しない人に差がつけられているのかもしれませんが。

続いては、国際線エアサイドのスイートラウンジですが、まずは羽田第三ターミナルです。もともとは国際線ターミナルと言われた場所でスイートラウンジは二か所ありましたが、現在は一か所となっています。これは不可逆的なものであり、既に他の会社のラウンジエリアとなっています。

成田空港でも、元々はスイートラウンジは2か所ありましたが、シンコロ設備やなんやかんやで今は1つとなっています。

羽田は第二ターミナルに寄せることもあり、減らすと言うのはわかりますが、成田はコスト削減をも感じます。

そして、唯一の海外のホノルルのスイートラウンジは無印ANAラウンジの方が景色が良く、広いのではないかと疑問もあります。よくある、ファーストクラスエリアみたいな区切られたエリアにも近く、なんか逆に収容所感があるとも言えます。

 ターミナル2国際線スイートラウンジは個室デスクがない

そして、一番新しく、フラッグシップであるANAスイートラウンジの第2ターミナルの国際線エリアではありますが、複数階にわたり、ダイニングエリアやシャワーエリアがあり、広さを感じるところではありますが、何か物足りなさを感じます。

健康ランドの仮眠室のようなNAPエリアもあり、隈研のデザインもあり、聖域的な雰囲気はあります。また、ダイニングエリアも羽田T3や成田のようなフードコート感も薄れ、寿司は実際に握っていたりするのでANAでは国内線・国際線ともにフラッグシップラウンジと言えます。

ただ、何か物足りないかなと思うと個室のワークスペースがないと言うところであります。一応デスクのような窓際のカウンターはあり、階下のダイニングエリアもパソコンを開いても姿勢的にはデスクワークはできそうですが、ちょっとであります。

持ち込んだサブモバイルモニターを広げて作業するにはいずれもちょっと違和感を感じますし、プライバシーも気にしてしまいます。

国内線では旧国際線のアライバルラウンジを活用したエリアには個室ブースがあったりするのを考えると国内線も国際線も頻繁に利用する人はその差に困惑する方もいると言えます。

パソコンもラップトップが主流でしたが、最近はSurfaceのような2in1も多くなり、太腿の上ではバランスをとるのが難しいパソコンも増えています。そして、モバイルモニターも軽量化と大画面化が進んでおり、セカンドモニターを持ち運ぶ人も増え、それを使う人が移動を頻繁にする人には多いのかもしれません。

以上からすると、窓際のカウンターはパソコン利用者には必要条件は満たすと言えども、プライバシー確保で満足はいかないでしょう。

国内線のスイートラウンジの方がスペック的には満足と言うのもちょっと不思議であります。

テレビ付きのブースのテーブルを大型化するなどすれば、必要十分条件は満たされそうであり、早々に変えて欲しいところでもあります。

最後に

羽田空港のANA第二ターミナルの国際線エリアのスイートラウンジは他キャリア(ユナイテッドやルフトハンザ、シンガポールなど)のファーストクラス利用者は存在せず、ANAファーストクラス利用者とダイヤモンド会員とプラスモアと言ったところであり、静かではありますが、最新の設備ではありますが、パソコンを開いて仕事をする人にはちっよと厳しいかもしれません。

同じターミナルの国内線のスイートラウンジではパソコンを開いて仕事をするエリアが多いのとは対照的であります。国内線の方が24時間戦えますかみたいな人が多いので理にかなっていると言えますが、国際線ではそうした需要は少ないかもしれませんが、移動時間が長いが故に、仕事を早期に片付けようとか、残務処理をいち早く減らそうと言う人もおり、バッテリの消費を気にする人も多いかもしれません。

国内線ではそれが実現するのと日本人にとっては対照的とも言えます。NAPルームの稼働率を鑑みて、デスクブースに変えるなど対処したら良いのではないでしょうか。

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