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ビジネスクラスのシートは前向きと後ろ向きどちらが良いのか

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ANA the room

ビジネスクラスのシートにおいて、航空会社によっては飛ぶ方向に前向きと後ろ向きのシートがあり、どちらが良いか考えてみました。

前向きと後ろ向きを考えさせる新たなシート

飛行機の座席と言うと進行方向に向かって座って当たり前でありますが、ビジネスクラスではそうでないシートもあります。

特に、ANAが2019年8月から導入した国際線ビジネスクラスのシートでは進行方向に対して、前向きと後ろ向きのシートが交互に配置され、日本人にとっては、前向きと後ろ向きのシートのどちらが良いか考えさせられます。

進行方向前向きが人気

ANAビジネスクラス空席状況

ANAのロンドン線のビジネスクラス「THE Room」の予約状況を見ると前向きのシートの方が人気のようです。特に窓側は後ろ向きのシートの方が指定されていないようであり、前向きの方が人気のようです。

確かに、通勤電車でボックスシートがあると進行方向の窓側に座りたくなってしまい、納得であります。

世界の後ろ向きのビジネスクラス

カタール航空シートマップ

カタール航空のビジネスクラス「Qsuite」シートマップ

ビジネスクラスで後ろ向きのシートを採用している航空会社で代表的なのはカタール航空やブリティッシュエアウェイズ、ユナイテッド航空があります。

カタール航空は元来、前向きのビジネスクラスを採用してきましたが、最新のビジネスクラスでは、Qsuiteという扉付きのほとんど個室のビジネスクラスを提供しています。

ブリティッシュエアウェイズシートマップ

ブリティッシュエアウェイズ「CLUB WORLD」シートマップ

しかし、差席数の確保のためか、約半分は進行方向に対して後ろ向きのシートでありますが、評価は上々のようです。

この他にブリティッシュエアウェイズではかなり前から後ろ向きのシートを採用していますが、利用者にはそれほどデメリットはないですが、最新機材では後ろ向きは取りやめています。

ユナイテッド航空シートマップ

ユナイテッド航空ビジネスクラスシート

一方で、先進的にスペース確保のため、前向きと後ろ向きを採用したユナイテッド航空では、あまり評判が良くないのか、ビジネスクラスの新ブランド「Polaris」ではそれを廃止しています。

個人的にはオープンタイプのシートの場合、反対向きの人と目線があってしまうため、ちょっと気まずさを感じてしまうのが原因かもしれません。

シートグルは後ろ向きを推奨

ANAシートマップ

シートグルで公開しているシートマップ、緑色がGoodシート

シートグルとは飛行機のシートマップを網羅し、どの席がスペース的に広い、窓の景色が良い、トイレやギャレイの近くで騒がしくないことを搭乗以前に知らせてくれるサイトであります。

マニアックではありますが、評価の高いサイトでもあります。

このシートグルで面白いのは後ろ向きのシートの方が評価は高い点です。

理由としては、カタール航空やANAでは窓側のシートでも、より窓側に近く、通路の喧騒が避けられるシートの評価を高くしていることが挙げられます。

シートグルの2社のシートマップを見ても、座席がより窓に近い後ろ向きの方が評価は高いらしく、人によって左右される点はあります。

ANAにおいては進行方向のシートではその広さ故、窓までの距離が遠く、外の景色が良く見えないと言うこともあるかと思います。座面が広いので窓側に姿勢を移せば問題はないのですが。

後ろ向きの不便は?

後ろ向きに着座した際の不便は離陸時と言えます。加速するGが背中で受け止めてくれないため、シートベルトに身を委ねることが想像されます。

一方で、着陸時は逆噴射の影響で前のめりになることがなく、シートバックでしっかり受け止めてくれるため、意外と楽と想像できます。

安定飛行時はどちらのシートもあまり影響はなく、ANAのTHE Roomでは窓側に近いシートの方がいいと想像できます。

最後に

飛行機のシートでは、進行方向の前後がある場合は、前の方が自然でありますが、後ろ向きのシートはそのディスアドバンテージをカバーするためか、座席をより窓側に配置し、景色をより楽しめる配慮がされており、安定飛行状態ではあまり影響がないと推察できます。

また、後ろ向きの方が貴重な経験ができ、面白いと旅になると思います。

こればかりは体感してみないとわからない世界であるため、実際に体験してみたらお伝えしたいと思います。 

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