セルビアの首都のベオグラード空港にあるエア・セルビアのプレミアムラウンジを利用しましたので、お伝えします。
営業時間
毎日 朝5:00 から 夜20:00まで
結構、誰でも使えそうなラウンジ
同ラウンジは基本的にエア・セルビアやベオグラード空港に就航している一部の航空会社のビジネスクラスやマイレージ上級会員が利用できるのでありますが、それ以外のケースでも利用できます。
エアセルビア・エティハド航空
本家本元のエアセルビアと49%のエアセルビアの株式を所有するエティハド航空については、ビジネスクラスやマイレージ上級会員でない場合でも下記の金額やマイルで利用できます。
種別 | エアセルビア エコノミー |
他社 エアライン |
|
---|---|---|---|
ユーロ | エティハド マイル |
ユーロ | |
1時間 | 25 | 2,500 | 35 |
3時間 | 45 | 5,000 | 65 |
1日パス | 99 | - | 99 |
年間パス | 650 | - | - |
年間パスも有ったりするので、ベオグラードを頻繁に訪問する人は良いかもしれません。ノンステイタスでも1時間、日本円で5,000円くらいで利用できます。高っけー。
他の航空会社
エアセルビアとエティハド航空航空以外のキャリアでもビジネスクラスやマイレージ上級会員であれば、チェックインの際にインビテーションがあるようです。
カタール航空
フライ・ドバイ
ターキッシュエアラインズ
ルクスエア
ワンワールドとスターアライアンス加盟キャリアが入っているので、JAL・JMBサファイア以上でカタール航空便利用、またはANA・AMCプラチナ・ダイヤモンドまたはSFCでターキッシュエアラインズ便利用であれば、利用できることとなりそうです。
なお、エアセルビアのエコノミーコンフォート運賃で発券した場合は同ラウンジを利用できるようです。
プライオリティパスなど
そして、一番気軽に利用できそうなのがプライオリティパスやラウンジキーでのアクセスであります。
プライオリティパス 2時間まで無料、2歳未満の子供は同伴で無料
ラウンジキー 2時間まで無料、2歳未満の子供は同伴で無料
とほぼ同じ利用条件であります。利用キャリアに関係なく利用でき、ベオグラード発券はエアセルビアが一番お得なので、プライオリティパスかラウンジキーの組み合わせが一番良さそうであります。
以上考えると、結構、利用できる人は多く、後述のとおりですが、激混みのラウンジでもありました。
ロケーション
エアセルビアホームページより
同ラウンジはゲートとは反対の方向にあります。かなり奥にあり、改装前エリアのようなところでした。
セキュリティチェックを抜けて、パスポートコントロールを抜けた後にはエアサイドの中心地みたいなところに辿り着きます。ヨーロッパの空港はどこも綺麗であります。写真奥にほとんどのゲートがありますが、ラウンジは写真の反対側となります。
Business Clubというサインをもとに進んでいきます。古い部分と新しい部分が混在しており、大きくなる空港によくある景色であります。
途中にはベオグラード空港国際線エアサイドエリアではもう一つあるビジネスクラブラウンジがあります。こちらの方が門戸が広く、KLMやエールフランス、ルフトハンザ、オーストリア航空、LOTポーランド航空、エーゲ航空、スイス・インタナショナル・エアラインズ等の指定となっています。カタール航空やフライ・ドバイも指定となっていました。
さらに、奥に進むと照明がなくなり、寒さ対策なのか石油ストーブが通路にあったりと何とも不思議な空間が続きますが、ラウンジ入り口に到着します。
ラウンジ内
エアセルビアホームページより
先述のとおり、結構、門戸が広いため、利用者が多く、受付も混んでいました。なかなか撮影する感じではありませんでした。それでもナショナルキャリア本丸のラウンジとあってか、応対はとても丁寧であり、好印象でした。
エアセルビアホームページより
ラウンジに入るとソファエリアよりもフードコーナーの方が目立ちます。ここも激込であり、ホームページにある素材の方が見やすいのでそちらを掲載します。実映像だと芸能人の自宅撮影みたくほぼ、ボカシとなってしまいます。
ダイニングエリアの横にはソファエリアがあり、こちらもほぼすべての区画に利用者がいますが、結構ゆったりと利用しています。10年くらい前にも利用したのですが、その時とはずいぶんイメージが違いました。
役員会でもできそうなエリアでありますが、こちらは事前に予約が必要のようです。予約が必要なのかあまり使用されていない感じであります。
ラウンジ内には出発案内はあります。ベオグラード空港は意外とゲートは分散されており、結構遠くまで歩く場所も有るので参考となります。また、新聞や雑誌類があります。地上なのでどうしてもスマホの方が先に手が伸びてしまいますが。
エアセルビア・ホームページより
ダイニングエリアは家族連れでほぼ満席でありました。この空間を通過して、ドリンクを取りにいくと、アジア人でマスクしているのが珍しいのか、結構、視線を感じました。そして、こちらもほぼ満席でした。
食事類は意外というと失礼ですが、かなり充実していました。サラダだけでも結構種類があり、ホットミール(スープや肉類)も結構ありました。
エアセルビアホームページより
バーカウンターについてはカウンター席は誰もいませんでしたが、脚の高いテーブル席は満席でありました。アルコールはカウンターでオーダーで注文します。ワインはドライorスイートとかときちんと聞いてくれました。
ワイングラスは本格的なものであり、量的には300ml以上はあるのではないかと言う感じでした。ラウンジを訪れたのは現地時間で正午ぐらいでしたが、時差ボケも有り、飲み専門となってしまいました。
寛ぎ部分やダイニング部分以外ではトイレはラウンジ内にあります(男女別)。そして、大にあたる区画にはシャワールームがあり、タオル等はリクエストすれば借りられそうでありました。
トイレに行った際に小の部分で不具合があったのかエンジニアの人が小の便器を外して修理をしていました。言葉はわかりませんが手探りでトラブルを探していました。
地理的に色々な信条があるのか、プレイヤールームがありました。水道設備があるのはなぜかと思いましたが、神社に行った時に手水舎と同様に清めるためのようであります。信条によっては足も清めるようです。そうしたことにも対応しているのはキャリアとしてはなかなかと言えます。
最後に
セルビア・ベオグラード空港では各種チェックを通過したエアサイド後には、プライオリティパスで利用できるラウンジは2つあります。ナショナルキャリアであるエアセルビアのプレミアムラウンジとサードパーティーのビジネスクラブラウンジがあります。
いずれも利用できるので、ラウンジホッピングをしても良かったのですが、今回は航空会社ラウンジであるエアセルビアのプレミアムラウンジを利用してみました。
広くはありませんが、ドリンクとフードは充実しており、シャワー等の設備も有り、夜行便で日本やアメリカに行く際には利用価値ありと感じました。