新年あけましておめでとうございます。今年は猪年、マイラーにとっては猛進する年とも言え、空飛ぶイノシシをイメージしてみました。
新年最初の記事として、2019年のマイル修行と言ってみたい国をつらつらと思い浮かべてみましたので、お伝えします。
ANAとはミリオンマイラー達成で一定の距離を保つかも
2017年末には2018年は白タグ修行(ライフタイムマイル100万マイル/ANA+スターアライアンス便)でもしようかと思ったのですが、結果的には850,460LTマイル→938,250LTマイルと87,790LTマイル増にとどまり、2018年内での100万マイル達成はできませんでした。しかし、今年12回目のダイヤモンド獲得をすれば、おそらく100万LTマイルは達成すると思われ、話題の路線(ハワイ、ウィーン、パース)と定番の路線(シンガポール、クアラルンプール)を攻略していけば、ダイヤモンド1ダースとミリオンマイラーホルダーが達成できるのではないかと思います。
しかし、ANAの対応が年々、個人的にふさわしくないと感じております。例えば、12月31日のホームページにログインした場合には、本年もありがとうございましたというメッセージは例年表示され、リセットされていくプレミアムポイントを回想したりするものですが、2018年は「ダイヤモンドメンバー限定特典 選択式特典・ネームタグのお申し込みはこちら!」で年を終え(すでに特典の申請済みです)、残念でした。また、メールにて問い合わせても、以前のような丁寧な回答ではなく、出来かねます。以上みたいな回答が多くなり、個別に嫌われているのか、全体としてサービスが希薄になっているのか感じてしまい、2020年以降の付き合い方を考えているところであります。
ダイヤモンド特典の総点検
ダイヤモンドサービスはたくさんあり、その特典は年々に微妙に変化しているほか、サービスとしては変化しなくても、その内容が劣化している場合もあるため、改めてチェックしてみました。
ダイヤモンドメンバー限定特典
ラウンジ利用券の抜け穴
これは2018と2019では大きく変化しています。その中で大きいのが、スイートラウンジ利用券の提供がなくなったことと言えます。これは、ダイヤモンド会員達成基準の会員に対して、スイートラウンジ利用券を提供し、家族や知人の利用の場合にアップグレードポイントの負担などが必要なところ、スイートラウンジ利用券により、家族や知人とスイートラウンジを利用でき、旅を共有するコンセプトでしたが、その制度を利用し、メルカリ等のフリマサイトでこうした利用券を転売するダイヤモンド会員が横行し、本来の意味が失われてしまった結果と言えます。実際、マイラーのアクセスが多いサイトでも、こうしたことを推奨するかのような記事が散見され、問題と言えます。
ダイニングhは美味しくない
羽田空港国際線ターミナルにあるANAが誇るレストラン形式のダイニングhは搭乗当初はそのコンセプトに驚きましたが、実際提供されるメニューはそれほどでもないと感じます。基本的にどこかで調理されたものを加熱と盛り付けをされているものであり、機内食と同程度と言えます。しかも、ステーキなどの肉料理は限定され、ダイニングhのオープンする時間に近い時間に在庫がなくなってしまいます。今後、ウィーン線など深夜で長距離便の利用者にはこうしたメニューは提供されない可能性が高いと言えます。
しかし、そもそも、そんなにおいしくなく、ダイヤモンド会員としてそのメリットは薄いという、ダイニングhを全廃し、違う方法も考えた方が良いと言えます。
アップグレードポイント
アップグレードポイントは積算したプレミアムポイントに応じて付与されるポイントですが、付与されるポイントのルールは不変にもかかわらず、利用する場合の対象予約クラスはどんどん狭くなり、実質改悪となっています。こうした事実がありながら無視しているのは対抗するJALと横並びにしようとしている点があります。実に目線が低い話であり、日本だけの勝負をしているようにも思え、グローバル戦略が薄いと言えます。マイルでシンガポール航空のチケットをアップグレードした方がサービスもコスト面でもいい場合も出てくると考えられ、プレミアム会員のメリットの逸失が大きいと言えます。
2019年の行きたい国
愚痴ばかり行ってしまいましたが、2019年に行きたい国を整理してみました。
モンゴル
2018年話題となった大相撲の力士を多く出している国でもあり、気になるところです。また、顔つきは日本人に近いにもかかわらず、ロシア同様にキリル文字を使う国でもあり、そうした不思議さにも関心があり、行ってみたい国でもあります。
カザフスタン
もともとはソ連であり、ソ連のロケットの打ち上げ拠点であったバイコヌール宇宙基地もカザフスタンにあります。サッカーの試合では度々出てくる国名でもあり、どんな国か確かめた見たいところであります。
バルト2国
バルトというと3国であり、ラトビア、エストニア、リトアニアであり、ロシアの影響を受けつつも、北欧の文化もありつつもそうではないところに魅力を感じ、行ってみたいところであります。ラトビアは以前行ったことがあり、エストニア、リトアニアは行ってみたいところであります。また、それにあわせて、ヘルシンキに行き、北欧の本格サウナを体験してみたいと思います。韓国的なサウナの多い日本とどのような違いがあるか体感してみたいところであります。
グリーンランド
世界地図の中で幅を効かすグリーンランドですが、実質的にはデンマークの影響が大きく、フライトもデンマークからのフライトが多く、カナダやアメリカからのフライトは少なく、船で行く方法しかないルートもあり、日本からすると秘境とも言えます。実際、訪問した場合、自然が豊かであり、感動もあると思い、マイルではなかなか政略できない地域でありますが、一度は行ってみたい地域と考えています。
ミリオンマイラー達成後
仮に2019年にミリオンマイラーを達成した場合、次はどうするか問う点ですが、ANAのミリオンマイラープログラムではANA便の搭乗距離によるミリオンマイラーの方が特典は多く、残り30万弱をANAのミリオンマイラーで積み上げていくこととなります。
そうすれば、ANA利用では良いと言えますが、サービス改悪が続く、AMAにおいて、ANAに乗り続けることがそれほど良いことなのか判断しかねる状況と言えます。
JALの上級会員を目指す
ANAとJALの上級会員ではANAの方が得られる特典は多いですが、運賃や上級会員資格ポイント(FOP)等で、ANAより優れている点もあり、JALダイヤモンド会員を目指すのもありかなと言えます。ANAとの差を精緻にブログで伝えることもできますし、FOP積算の土台となってくれるマレーシア航空の実際の搭乗レポートもでき、机上でしか安さをお伝え出来なかったことから脱却できると言えます。
また、ワンワールにおいて、あまりフィーチャーされていないルートを見つけ出すことにより、ワンワールドで上級会員を目指す方の参考になればよいと考えています。
最後に
2019年はなんとなく、見直しの時期かと考えており、ANAのトピックである、ハワイをはじめとして、ウィーン、パースを利用してバイバイするのもありかなと考えています。それを覆すようなサプライズを出すのかマイレージサービスは過去のものとして粛々と縮小していくのか見どころであります。