関西空港からソウルに行く際に、アシアナ航空の最新旅客機のA350-900を利用しましたので、レポートします。
アシアナ航空A350-900
アシアナ航空ではA350-900を2017年3月以降に同機を同社に初めて引き渡しをされていて、同年5月より関西空港に就航しています。2017年10月29日までは下記のスケジュールで運航されています。
112便 仁川7:55→関西9:40
111便 関西10:50→仁川12:40
114便 仁川14:05→関西15:50
113便 関西17:00→仁川18:50
上記日以降の関西空港線は年末12月29日から翌年2月6日まで上記便と同じスケジュールで毎日運航されます。このほか、日本線では福岡に10月29日から2月6日までの水、金、日就航し、2月7日から3月24日までは毎日運航されるそうです。
同社のA350-900にはエコノミースマーティウムというビジネスクラスとエコノミークラスの中間にシートピッチの広いエコノミークラスのシートが4列(合計36席)設置されています。搭乗した実感としては、プレミアムエコノミーのようにエコノミーと異なるシートではありませんが、シートピッチが広く快適です。ユナイテッド航空のエコノミープラスに近いと言えます。
搭乗記
エコノミースマーティウムにアップグレード
アシアナ航空サイトでソウル行きの50%加算のエコノミーチケットを購入し、同サイトの座席指定ページでは通常のエコノミーのシートのみの指定であり、関西空港とソウル仁川空港の間は500マイルちょっとなので、あまり気にしていませんでしたが、関空のチェックインカウンターで「エコノミースマーティウムにアップグレードいたします」と言われ、最初は12Kで搭乗券がプリントされます。しかし、プリントされた搭乗券を破いて10Kのシートの搭乗券を渡されました。スターアライアンスゴールドのおかげなのか、ANA ダイヤモンドのおかげなのか、たまたまなのかよくわかりませんが、エコノミースマーティウム最前列のバルクヘッドとなりました。
エコノミースマーティウムは基本的に座席はエコノミークラスと同一であり、シートピッチが通常のエコノミーと比較して最大3インチ広い点と機内ではビジネスの次に前方に位置しているため、乗り降りが便利な点がメリットと言えます。
事前にエコノミースマーティウムへ有償でアップグレードすることも可能であり、日韓線では片道30,000KRW(約3,000円)、韓国と北米・欧州・豪州間が片道150,000KRW(約15,000円)かかります。予約方法は同社サイトまたは予約センターに電話での予約となります。
今回はバルクヘッドのため、36インチかそれ以上あり、広くて快適でしたが、本来の2列目以降のエコノミースマーティウムの広さを感じることはできませんでした。
見た目としては、エコノミースマーティウムのシートはヘッドレストカバーが紫色で通常のエコノミーとの違いを強調しています。バルクヘッドのシートモニターはひじ掛けに収納されているため、離着陸時に利用できません。このほかに切妻にモニターがあるため、自分の画面でナビゲーションを表示しなくても良いメリットはあります。
離陸
定刻通り、動き出し、離陸します。離陸後は神戸空港を眼下に見え、その後、明石大橋も見えます。この後は雲の中に進み、安定飛行へと入ります。


機内食
短距離フライトのため、以前、成田から搭乗したときと同様にボックスタイプの食事が配布されます。中身を空けると、以前同様プルコギでした。温かい食事であり、牛肉で味が濃いのが、一番人気が高いのかわかりませんが、個人的には満足でした。前回搭乗した成田便よりもプルコギの量が多く、目玉焼きもついていました。写真がボケましてすいません。
着陸
機内エンターテイメントは長距離フライトと共通なのか映画もたくさんありますが、実質鑑賞できる時間は小一時間のため、あまり楽しめないまま、着陸態勢に。仁川空港へ着陸する場合、よく見かける橋ですが、検索してみると「Incheon Bridge」とそのままでした。
最後に
この後、鉄道で市内に向かい、先ほど見た「Incheon Bridge」を渡ることとなりましたが、日韓線はいつも快適であっという間の道中であります。
日韓線はLCCもありますが、アシアナ航空はセールを実施していたりすると往復エコノミーはかなり安く、アシアナ航空を利用した方がANAマイレージプレミアムメンバーであったりするとラウンジも利用できるのでメリットがあると思います。マイルでの利用については消費するマイル数が少ないので迷うところでもあります。アシアナ航空であればエコノミーも十分快適であり、スケジュールは縛られますがANA国内線にて関西や福岡を経由してソウルに向かうちょっと変わった方法でエコノミー特典を利用するのが一番楽しそうであります。