NH20便、伊丹から羽田までのプレミアムクラスに搭乗しましたので、お伝えします。
ANAの便名の割り振り
ANAの便名の割り振りについては、ある程度規則性があるようです。桁数は1桁から4桁までありますが、国際線では桁の先頭数字が1の場合は北米、ホノルル、2の場合は欧州、8はアジア(中国本土除く)と豪州、9は中国本土と規則性があるようです。
これらはANA運航便であり、コードシェア便などは4桁となり、5千番台以上がメインとなっているようです。
国内線については幹線であっても、2桁と3桁があるほか、地域別にある程度法則性があるようです。AIR DOやスターフライヤー、アイベックスエアラインズ、ソラシドエア等とのコードシェア便は4桁で3千番台以上となっているようです。
この他、ANA運航の臨時便では1千番台であったりします。
1~100番台までのフライト
日本の国道において、1号線は日本橋から梅田新道交差点までと日本の大都市間を結ぶ幹線に割り振られているように、ANAでも便名に幹線や重要路線が割り振られているか調べてみました。
Flight No. | 出発/到着 | |
---|---|---|
1/2便 | 成田 | ワシントンD.C. |
3/4便 | なし | |
5/6便 | 成田 | ロサンゼルス |
7/8便 | 成田 | サンフランシスコ |
9/10便 | 成田 | ニューヨーク |
11/12便 | 成田 | シカゴ |
13~41便 | 羽田 | 伊丹 |
42~49便 | なし | |
50~84便 | 羽田 | 新千歳 |
85/86便 | 羽田 | 名古屋 |
87/88便 | 羽田 | 宮古 |
89~92便 | 羽田 | 石垣 |
93~100便 | 羽田 | 関西 |
1ケタ台は成田発着の北米路線であり、比較的以前からある幹線ルートであります。4便とそれに相対する3便は設定がされていません。験担ぎなのでしょうか。
2ケタ台はニューヨーク、シカゴと続き、13便から41便までは羽田=伊丹が続いています。飛行時間は小一時間ですが、日本屈指の都市間のため、若い番号が割り振られています。
リニア全通時には、国際線乗り継ぎ便以外の伊丹便は少なくなると思いますが、余った番号は国際線にリナンバーされたりするかもしれません。
42~49便も設定されていなく、こちらも験担ぎかもしれません。
50~84便までは新千歳便であり、世界有数の忙しいルートだけあり、重要な路線と言えます。こちらも鉄道が10年後(延びるかもしれませんが)に東京から直通すると変わるかもしれませんが、現在の福岡のような形になるかもしれません。
85/86便は羽田=名古屋であります。実質的に国際線乗り継ぎ便でありながら、2桁台が割り振られています。同地域に本社を構える自動車メーカーに「86」という車種があるのは偶然かもしれません。
87から92便は沖縄の宮古と石垣に割り振られています。マイル修行をしていれば、同便名を記憶していると多いと思います。
残り93便から100便までは羽田=関西空港便に割り振られています。世紀のビッグプロジェクトであった、関空に敬意を表しているのかわかりませんが、伊丹の補完路線としての位置づけは強いようであります。
幹線でこれまで登場していない、羽田=福岡は欧州と同じ200番台、羽田=沖縄便は400番台となります。
ちなみに、チコちゃん的に言うと、国道58号線は沖縄県中心であり、同県をイメージさせるゴーヤと被っていますが、NH58便は新千歳便であり、あまり関係ないようです。
プレミアム搭乗記
ずいぶん脱線しましたが、ここから搭乗記です。と言うものの、JFK-HNDのように飛行時間が14時間もあるわけではなく、小一時間のため、尺としてはこれぐらいが良いと言えます。
機材はボーイング777であり、いまのプレミアムクラスが誕生してから間もなく設定されているのか、シートは使用感が高いと言えます。
搭乗
今日は日曜日の朝であり、伊丹名物のダイヤモンド行列もほとんどなく搭乗できます。羽田ではあまり意識しませんが、伊丹であれほど意識するのは今もって不思議であります。
ミリオンマイラー優先ゲートとかあるとまた状況は変わるかもしれません。
プレミアムクラスは結構乗りましたが、今まで一度も使用したことがない、「Don’t Disturb」サインも新プレミアムクラスが浸透すると過去の遺産になると言えます。
離陸
定刻通りにゲートを離れ、離陸も順調であります。神戸手前から旋回をはじめ、UKB(神戸空港)を斜めに見ていると、あっと言う間に大阪中心部であります。
大阪城がミニチュアのように見えます。伊丹=羽田路線はやはり景色が楽しめます。
朝食
10時出発のため、食事としては朝食となります。
お品書きは
ウィンナーとカレーのドッグサンド
エッグとレッドキャベツのサンドイッチ
ローストポテト
コーンと水菜のサラダ・隠元
彩り野菜と梅ソース掛け
(オクラ・ズッキーニ・トマト・ヤングコーン)
法蓮草とフライドオニオンスープ
合計300kcal
お品書きには甘味(両口屋是清のささらがた 白小豆)もありました。朝と言うこともあり、食べ応えよりも、舌の味わいが記憶に残ると言う観点で言うとスープが一番良かったと言えます。
朝からではありますが、幹線のため、シャンパンをいただきます。飛行距離が短いため、ワンボトルのみとなります。
着陸
シャンパンを飲み干すころには伊豆付近となり、島の形と相模湾沿岸を堪能しつつ、着陸です。羽田に着陸しました。
最後に
降機すると機材はJA705Aであることがわかります。1998年4月にデビューした機材であり、20年以上、日本の空を飛んでいる機材でした。恐らくはこのまま、内装の刷新はなく、退役かもしれません。そういう意味では一期一会かもしれません。
ANA20便搭乗から、フライト番号について、調べてみましたが、それなりの理由があり、興味深いと言えます。フライト番号を意識して搭乗するのも新たな楽しみと言え、面白いフライト番号の搭乗記はフィーチャーしてみても良いと思えました。