ANAトクたびマイルが緊急事態宣言の延長と拡大で中止となるか考えてみました。
緊急事態宣言の延長と拡大
政府は5月6日、東京、大阪、京都、兵庫に発令されている緊急事態宣言を当初の5月11日までを当月末まで延長する方針を固めました。
さらに、愛知県と福岡県にも拡大する方針であり、ただの延長だけでなく、むしろ拡大する結果となっています。
一方で、百貨店などの大規模商業施設への要請は緩和される見通しであり、期間を延ばす代わりに経済を優先した折衷案感もあります。
最初の緊急事態宣言の時はその前に超法規的な異例の休校があり、緊迫感があったものの、もはやそうした感じもないままの延長となりそうです。
ANAトクたびマイルは中止となるか
ANAトクたびマイルについては、今週(2021年5月6日から5月12日)は実施されており、緊急事態宣言下でも実施されるため、実施されそうな気配もします。
しかし、実施されている内容を見ると東京と大阪を除いた形で展開されており、ほとんどは名古屋と福岡発着となっています。愛知県と福岡県が緊急事態宣言の対象となると、今の考え方からすると除外されることとなります。
そうなると、ANAが多くの都市に発着している都市は札幌と沖縄だけになり、北海道内の路線と沖縄県内の路線、隣接する地域間(北海道⇔東北、沖縄⇔九州)のみとなり、利用が限定的になりそうです。
さらに、ゴールデンウィークは結構人が動いたので、その反動で動かなくなる点やレギュラーシーズンでマイル数がディスカウントされたとしてもマイル数が高めである点も考えとるさらに需要は少なくなりそうです。
マイルをディスカウントして、マイル消費を喚起する同施策の有効性がなくなりそうです。実施してもそれほどのコストがかからないのであれば、灯を絶やさず、継続と言うこともありそうですが、一旦中止もあり得そうです。
一旦、中止をして、溜めて溜めて、6月からドバっと展開するのも良いかもしれません。
最後に
ANAトクたびマイルは2020年4月から正式な施策となりましたが、その後、緊急事態宣言に右往左往させられているのが歴史とも言えます。
今回の緊急事態宣言の延長と拡大でも影響を受けそうな気配もあります。さらに、オリンピックを開催するために、期間中は人流を抑える必要があると言う不思議な政策を行うことも想定され、ANAトクたびマイルは皮肉にもオリンピックでも影響を受けると言うことも想定されます。