和歌山県白浜町にある南紀白浜マリオットホテルに滞在しましたので、お伝えします。
アクセス
JR白浜駅からの場合、タクシーかバスでアクセスすることとなります。タクシーの場合は10分ちょっとかかり、約2,000円ほどかかります。
バスの場合はS-15白良浜(しららはま)のバス停が最寄となります。白浜駅のバス乗り場1番が主な乗り口となります。
白良浜のバス停から同ホテルが見えるくらいの距離であり、距離は450m程度となりますが、ホテルは高台にあるため、行きは坂道を上ることとなります。
坂道の途中まで来ると専用の歩道が見え、こちらを登っていきます。
途中にはチャペルが見えたりします。
そして、エントランスが見えてきます。バス停からここまで約5分程度となります。
飛行機の場合、羽田⇔南紀白浜空港をJALが一日2~3往復しており、ホテルから離発着の飛行機が見えるほどの距離であり、白浜駅よりも近いくらいとなります。
館内施設
ショップ
フロント横にあるショップではソフトドリンクやビールなどのアルコールの他に、地元のお土産などを購入することが出来ます。また、マリオット・グッズも販売されています。チタン会員限定販売でチタン製のタンブラーとかあれば買ってしまったかもしれません。
ちなみに、ホテルから最寄りのコンビニは先述のバス停からホテルとは反対方向に200m程行ったところにあるファミリーマートが至近であります。ホテルからは650mでありちょっと距離はあるため、面倒な人はこちらのショップがいいかもしれません。
フィットネス
1階にあり、フロント奥にあります。予約制であり、7:30~23:00までの利用となります。利用者がいるとその後に換気と清掃があるため、予約枠は限られてくるようです。
コインランドリー
リゾート地(ビーチやスキー場)に隣接するホテルでは洗濯物が頻繁に出てしまうためか、きちんとコインランドリーがあります。オフシーズンと言うこともあり、あまり稼働していませんでしたが、洗濯機は6機、乾燥機は5機ありました。
両替機はなく、フロントで両替してもらうこととなります。
宿泊記
今回はチタン会員としての滞在となりました。カードキーはエリート会員専用のカードキーとなります。
部屋は客室としては最上階の10階となりました。エレベーターホールはゆったり、廊下もゆったりしています。
温泉ビューバス付 プレミアルーム ツイン
スイートルーム以外の客室では最上級となる温泉付きのプレミアムルームにアップグレードしていただきました。
温泉は窓側に設置されており、1人では脚を伸ばしても届かなく、左右の幅もかなりあります。
白良浜を一望することが出来ます。コバルトブルーと白い砂浜のコントラストが印象的であります。
温泉ルームは結構、温泉の熱気で蒸し暑く感じますが、窓は少しではありますが、開けることができ、露天風呂風にもできます。
また、温泉が熱いと感じる場合、加水も可能であり、温度を下げて長湯もできます。
部屋の広さは42㎡であり、ゆったりとしています。クローゼット横のミラーは天井までの大きさとなっています。
窓側(温泉側)にはカウチソファがあり、デスク替わりともなるテーブルがあります。ソファもテーブルも余裕の広さであるため、仕事に活用できそうですが、周りに電源がないため、バッテリーを気にしてしまいそうです。
テレビはパナソニック製であります。55インチほどのサイズであり、ベッドからでも十分な広さであります。
HDMIケーブルがテレビから伸びており、JJコネクタとケーブルを持参すると利用に自由度が増しそうです。ベッドサイドにも電源があり、スマートウォッチやスマートフォンの電源には便利そうです。
茶器関連ではきちんとしたタンブラーグラスがあります。こちらのグラスはHSブランドであり、ホテルやエアラインで幅広く利用されているのを実感します。
冷蔵庫は空であり、売店購入が前提と感じてしまいます。
クローゼットも余裕の広さであり、ひととおりのアメニティは揃っています。
ガウンと浴衣が並んで収納されています。浴衣は大浴場に行く場合に便利であり、浴衣が重宝されそうです。
バスルームです。温泉がついていますが、温泉にはシャワーやカランがないため、シャンプーなどはこちらが重宝されそうです。経年感はあるものの贅沢な大理石使用であり、立派であります。温泉利用がメインのためか経年の割には痛みが少ないようです。
トイレ周りもゆったりしており、導線的にはすぐに手洗いが出来そうです。
アメニティはシンプルでありますが、ボディスポンジもあり、不便はありません。
温泉にたくさん入る前提なのか、手ぬぐいタオルがたくさん用意されているのが特徴的でした。大浴場に、室内温泉にとたくさん利用しても使い切れないくらいでした。
大浴場
大浴場は最上階の11階となります。カードキーをかざしてアクセスすることとなります。
同社ホームページより
泉質は含硫黄 - ナトリウム - 塩化物・炭酸水素塩泉と海岸近くの温泉らしさもありますが、含硫黄は結構珍しく、濃厚さを感じる泉質でもありました。
大浴場の構成としては内湯と露天風呂の構成となり、サウナや水風呂はありません。
しかし、広さは十分であったり、露天風呂との導線も開放的であり、窓も大きいことから、風を感じさられ、洗い場でも露天風呂感を感じるスペースでした。
男女各大浴場の間はビューラウンジとなっており、広々とした空間となっています。オーシャンビューでとても景色がいいのですが、誰も利用している人はいませんでした。
湯上りにソファー越しにオーシャンビューは最高そうです。喉が渇いたら、自動販売機もあります。お酒は一階のショップよりも安いのが不思議でした。
ラウンジ
エリート会員特典でもあるラウンジは一階のエントランス横にあります。カードキーでアクセス制限がかけられているとかはなく、フリーにアクセスできます。
このラウンジはコージーワークス 南紀白浜としてもの役割もあり、マリオット・ボンヴォイの会員ランクに限らず、宿泊者であればワーキング目的でも利用できます。
コージーワークスは森トラストが運営するスモールオフィスブランドであり、最近のリモートオフィスには最適と言えます。
ラウンジとしてはどちらかと言うとドリンク優先なのか、フードはシンプル構成となっています。一方で、ドリンクはいつも十分な量があり、飲み専門の人にはいいかもしれません。
ラウンジは吹き抜けで開放的であり、時間によっては南紀白浜空港に着陸するJAL便をみることもできます。
先述のとおり、通常はワンオーダー制であり、それと区別するため、エリート会員向けにはラウンジパスの提示が求められます。忘れずに持参が必要です。
朝食
朝食はGrill & Dining Gとなります。形式としてはブッフェ形式となります。
エッグステーションの利用は最初に席の指定の際に渡される卵料理のオーダーシートにチェックをして、スタッフに渡すと席まで持ってきてくれるという合理的仕様となっています。
それ以外は基本的に使い捨てグローブを装着の上のセルフサービスとなっています。個人的には、どうしても二日酔いの後はうまみの効いた汁物と食材が多くなってしまいます。こうしたセレクションができるのはありがたいところです。
特徴的であったのが、蕎麦ではなく、フォーがあったのですが、スープが絶妙であり、ナンプラーをドバドハで、ちょっとパクチーと鶏肉を添えると、とても体に効く感じがしました。
最後に
南紀白浜マリオットホテルはオーシャンビューと言う絶景だけではなく、温泉をうまく活用した演出も効いており、日本らしさも感じます。
また、ラウンジや朝食もあり、寝るだけでなく、滞在する楽しさもあり、オーシャンビューをまた味わいつつ、お腹も満足したいと思うと足が向いてしまうかもしれません。