神戸空港からはちょっとレアなボーイング767-300ERのプレミアムクラスに搭乗しましたので、お伝えします。
誰もいない神戸空港
20時近くなると日中は混んでいるポートライナーも空港行きは終始ガラガラです。途中で集合住宅があるような駅ではほとんど降りてしまい神戸空港までは3人しか乗っていませんでした。
誰もいない展望デッキであります。冷たい風が吹き、5分もいられないくらい状態でした。416便はまだ到着していないので飛行機もFDAが消灯して注記しているくらいでした。
誰もいないデッキでイルミネーションだけが眩く光っており、その背後には神戸の夜景が見えます。とにかく寒い。
ANA416便はどこから来るのか
416便は神戸発最終便(神戸空港としても)であります。機材は珍しいB767-300ER(76P)であり、羽田から来たかと思うと羽田発の最終の神戸着は22:20であり、どこから来たかと思うとANA578便であり、新千歳から来た便であります。新千歳を18:25に出発し、神戸空港には20:25に到着します。
予定通り、新千歳空港からは到着して30分程度で折り返し出発となります。
事前改札は少し時間がかかり、機内に行くこととなります。こぢんまりとした神戸空港は歩かなくて良いですね。
76P
ワイドボディ機としては最古参のB767-300ERであります。昔から古い印象がありましたが、機内はシートを取り替えたりとなんとかB787やA350全盛の現在になんとかキャッチアップしている感じでしょうか。
1-2-1配列の真ん中の最前列の1Dのシートであります。このプレミアムクラスのシートもかなりボロボロであり、金属部分でも傷だらけであります。まあ、新しい席は同席に設定されないので、砂漠とかに行ってもこのシートととともに朽ちていくのかもしれません。
シートモニターはないので、切妻のモニターを見ることとなりますが、最前列席だとちょっと首が疲れてしまいます。まあ、神戸線はそんなに飛行時間がないですし、夜なのでウトウトして目を閉じてしまいます。
今では珍しい金属音を轟かせながら着実に離陸していきます。ジャンボ機を含めて懐かしい音であります。
夜遅でも食事はボリューミー
飛行時間は短いですが、食事はしっかりとあります。メニューの色もエコなグリーンとブルーから食欲とプレミアム感を醸成するためか暖色に改められています。冬場はたしかにグリーンとブルーは寒々しいですね。
飛行時間が短いため、ドリンクは離陸前にオーダーしていました。メニューのデザインは変われども肝心なドリンクの銘柄はしばらく変わっていないようであります。白ワインはこの前の銘柄が良かったのですが、次の銘柄に期待というところであります。
しばらく搭乗しない間に食事のボックスの色が白から黒に変わっていました。白だとランチっぽいのかお重をイメージさせる黒に改められています。こちらのほうがプレミアム感があって良いですね。
食事は結構ボリューミーであります。イワシとサバとかなり濃い味のタンパク質が続きます。ただは味は良いのでボックス下にある製造者を確認してみたところ、グランドニューホテル王子という苫小牧のホテルの機内食事業部となっていました。同ホテルのバイキングとか食べてみたくなってしまいました。
新千歳からやってきた機材だと食事もちょっと変わったりするも面白いところであります。機内食(国際線)のオンライン販売もしているみたいです。ただ、製造は石川県からということであります。小松=新千歳線で運んでいるのかもしれません。
最後に
飛行機は明石大橋の上空から旋回して伊丹上空、セントレア上空を通過して、太平洋側に出で、伊豆半島南端を通過して房総半島の鴨川あたりから羽田に向かいA滑走路に着陸でした。フライト時代は順調であり、ほぼ定刻通りに到着でした。
フライト追跡系のサイトは機内Wi-Fiでも軽く動くのでほぼリアルタイムに近い状態で確認できるのが良いところであります。プロキシーの関係が不明ですが、頻繁に更新を押すと戻ってしまったりはしますが。
定刻ではありますが、22時を過ぎていましたので到着後はリムジンバスを利用しました。深夜なので渋滞はないかと思いましたが、通常ルートの中央環状線は渋滞であり、渋滞回避のため、レインボーブリッジ、浜崎橋、六本木付近、代々木を経由して新宿であり、前に座っていた外国人はその景色に浸っていました。中央環状線だとただ真っ暗ですからね。フライト、そのあとの地上移動を含めてスムースな行脚でした。
神戸空港からでは珍しいB767-300ERであり、スカイマークがワイドボティ機を持っていた頃は当たり前でしたが、現在はレアな存在であります。心なしか新千歳から飛んできたので機内はひんやりした感じもあり、厳冬の本番到来を予感させるフライトでもありました。次は76Eにでも搭乗しようかな。