日本発グアム行きANAキャリア運賃が新設されることとなりましたが、それについて考察してみました。
ANAキャリア運賃の新設
3月22日にANAでは日本発グアム行き運賃の新設が案内されました。
2022年3月23日(水)以降に購入かつ、2022年4月1日(金)以降に出発の航空券について、新設の運賃を適用するとのことであります。
設定運賃はビジネスクラス、エコノミークラス、各種ANAキャリア特別運賃であります。グアム路線は成田などが就航していますが、運航しているのはユナイテッド航空であり、ANAの運賃であっても、マイル修行の鍵となるプレミアムポイントはスターアライアンス運航便(路線倍率1倍)となります。
ちなみにビジネスクラス運賃を出してみました。UA運航のためか運賃以外の税金・料金等が少なくなっています。
これがシンガポール往復のANA便とかだと燃油サーチャージがガクンと上がり、エコノミーSクラスでも同じくらいの総額となります。
ちなみにユナイテッド運航でもDクラスであり、プレミアムポイント積算率は125%、搭乗ポイントも400PP積算されるため、プレミアムポイント・トータルでは往復で4,696PPとなり、PP単価は23円台となっおり、沖縄往復の方が単価は良さそうであります。
なお、グアム発券はまだ設定されていないためか、検索さえできませんでした。
ユナイテッドのサイトではZクラス8.8万円ほどなのでこちらの方が単価は良さそうです。
グアム出国の際は無料でPCR検査が可能
海外となる以前はビザの有無や滞在期間などだけ気にすれば良かったのですが、今はコロナのことも考える必要があります。しかし、入国する時だけでなく、日本に帰国する際も検査とか考えないといけません。
グアムに入国に対してはワクチン関連で下記のものが必要です。これらがないUA便にチェックインできないようです。
ワクチン接種証明書
陰性証明書(日本政府所定のフォーマットの使用が望ましい。)※出国72時間以内に実施。ワクチン未接種の方は、24時間以内に検査を実施する必要があります。
一方で日本に帰国する際にワクチン関連でで必要にも、日本入国の72時間前に受けた陰性証明書が必要であります。これは日本を出発してから72時間以内に帰国だと不要と言うわけではありません。現地での検査が必要であり、お金や探すのに苦労したりしそうです。
また、グアム入国に際してはワクチン接種証明書が必要で、日本入国の際は3回接種していると隔離が免除されるため、3回のワクチンは受けておくのがベストと言えます。
こうした中で、グアムでは旅行者を対象にフリーPCRプログラムを実施しています。
ただし、条件もあり、検査結果は検査日から48時間以内に届くという事や検査は営業時間内にのみ行われ、土・日・祝日は営業していない場合があるという事であります。
届く時間と営業日を考えたりすると1泊2日では厳しそうでもあります。
また、陽性となった場合とかも考えなくては行けず、やはり、ふらりと弾丸旅は厳しそうです。
なぜ今キャリア運賃の新設が必要なのか
なぜ、今ここにてキャリア運賃(日本発)の設定となるのか、考えてみます。コロナ禍以前からユナイテッド航空が運航して、コードシェアで展開しているヨーロッパと比較すると放置していたようにも見えます。
ここにきて、新設したのはANA便としても積極的に進めて行こうというのが考えられます。
もしかすると、既に撤退しているデルタ便で空いている分を使って、ANA便で運航と言うことが出てくるかもしれません。
ウラジオストクはロシアとの断交となれば路線廃止(運休中ですが)となり、韓国線もアシアナ便が消滅するとアジア線での活路はグアムになってくるかもしれません。
そうなると、プレミアムポイントの路線倍率1.5倍が適用されると単価が変わり、魅力が増してくるかもしれません。
プレミアムポイント・シミュレーションサイトではオセアニア・ミクロネシアという括りのタブとなっているので、シドニーとか同じ倍率が適用される可能性が高そうです。
最後に
日本発グアム行きANAキャリア運賃が新設され、当面はユナイテッド便運航であるものの、ANA便名発券ができることでスカイコインで購入することができるようになったというメリットはありそうです。
しかし、その先にANA運航となれば、プレミアムポイントを大きく稼ぐことにフォーカスが当たるかもしれません。