ANAマイル修行にて新ルート・新サービスを活用したルートを考えてみました。
- マイル修行は結局自己満足
- ロンドン=パース プレミアムエコノミー往復
- 運賃・予約クラス・プレミアムポイント
- クアルンプール発券=ニューヨーク往復とどっちが良いか
- ロンドン発券まで行脚はどうする
- 最後に
マイル修行は結局自己満足
記事冒頭からこんな見出しにしてしまうと期待が薄れてしまいますが、やはりマイル修行は自己満足の世界であります。PP単価を全路線比較して、最安単価以外は手を出さな
いと言うのもベストであり、ビジネスクラスに絶対UGされる予約をするのも自己満足であります。
他人から見れば突っ込みどころ満載でありますが、それを無視できるのも自己満足があるからと言えます。
こうしたことからも国内でも、海外でもどこに飛ぼうが他人にはどうこう言われたくないと言え、我が道を行くルートが多様化している現実もあります。
しかし、コスパと言う強力な鏡があり、おおむね費用に対して、得られるステータスポイントが10円前後にて、不満がない分岐点と言え、色々なマイル修行もそのあたりに収斂しているようです。
ロンドン=パース プレミアムエコノミー往復
今回は令和から祝日となる2月後半をロンドンからスタートとして、東京で往復ともに滞在するルートを検討してみました。
旅程
往路は2月25日火曜日にヒースロー空港を19時に出発します。日本時間では2月24日は天皇誕生日の振替休日となり、ANAの予約画面のカレンダーも赤くなっています。
閑散期であり、有給消化も兼ねてこの連休期間に休みを取るのも良いかもしれません。
羽田には翌日15:50に到着します。機材はボーイング777-300ERのTHE Room仕様機です。
パースに向けてのフライトはその週末に成田からとなります。2月28日金曜日の成田を午前中に出発します。パースには同日20時過ぎに到着します。パースの夜を楽しみ、翌日はパース近郊を観光して、空港に戻るのが良いかもしれません。
復路はうるう年の2月29日の夜9:45に出発し、成田には日曜日の朝8時に到着します。日本国内であれば同日の早い時間に到着できるため。日曜の夜は自宅でゆっくりできるでしょう。
最終ログのロンドン行きは3月20日金曜日の午前11:40に出発し、ロンドンには12時間45分後の現地時間15:25に到着します。
こちらもロンドン線はボーイング777-300ERのTHE Room(THE Suiteもありますが)であります。こちらもアップグレード必須のシートであります。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 297,050円(なんとかU30万円です)
予約クラス 全区間Eクラス(100%加算+400PP)プレミアムポイント
合計28,616PP
プレミアムポイント単価 10.38円/PP
日本発ロンドン往復とパース往復を考えた場合、プレミアムエコノミーではこの単価は実現しないため、ロンドンとパースに行くことがある場合には最強のチケットと言えます。
クアルンプール発券=ニューヨーク往復とどっちが良いか
先日記事にしましたが、クアルンプール発券で東京滞在に可能なJFK往復のエコノミーでアップグレード可能な運賃は22万円以下でPP単価は8.68円であります。
単純に考えるとPP単価は17%ディスカウントされた状態であり、ダイヤモンド修行でのコストが100万円と考えると17万円近く、削減できることから、ニューヨーク路線の方が有利であります。さらに、ロンドン線もニューヨーク線もどちらも2020年には同社の最新のビジネスクラスが予定されています。
アップグレードするのに必要なマイル数の区界およびアップグレードポイントの必要数も同じであります。
また、ニューヨーク線はダブルデイリー(羽田と成田ですが)を考えるとJFK路線の方が圧倒的に有利であります。
また、最初からプレミアムエコノミーという安心感はありますが、エコノミーMクラスでアップグレードに失敗したことがなく(DIAの恩恵かもしれませんが)、そうしたことからも、個人的にはJFK路線の方がいいと言えます。
コストセンターで利便性を考えるとニューヨーク線一択ですが、パースに行きたい、ヨーロッパを短時間でも楽しみたい人にはロンドンがお勧めかもしれません。
ロンドン発券まで行脚はどうする
ロンドン発券と言うことは日本からロンドンまでどうにか行かないといけない必要があ
ります。日本から欧州と言うと比較的運賃は高く、どうするか考えてしまいます。
しかし、アッパークラスでプレミアムポイントを貯めつつ、快適に移動できるルートもあります。スターアライアンスでは中国国際航空のビジネス(ソウル発券が主に)があり、ワンワールドではカタール航空(ソウル、香港、マニラ発券など)があります。
スカイチームは選び放題とはいかないまでもかなりの選択肢(中国東方航空、アリタリア、KLM/エールフランスほか、ソウルや台北発券)があります。
スターアライアンスとスカイチームは安さ重視で、カタール航空はサービス重視であります。
こうしたキャリアを利用すれば、ANAピュアでも、複数アライアンス掛け持ちのマイル修行でも結構いい結果が得られると言えます。
最後に
国内線で年間60往復のマイル修行をしたり、アジアオンリーで10往復したりするのも良いと言えます。過去にそうした頻度でダイヤモンド基準を得たこともあり、それはそれで楽しいものであます。
しかし、年々、プログラムが改定され、ダイヤモンド会員としての特典が薄れる中で、道中を快適に、且つ、効率的にプレミアムポイントを貯める方法はハードルが上がり、アッパークラスの利用が鍵となっています。
それが良いのかそうでないのかわかりませんが、時流に合わせて最適な選択をしていくしかないのかもしれません。