ANAライフタイムマイルが80万マイルに到達しましたので、個人の思いを含めてまとめてみました。
現在のライフタイムマイル
ようやく80万マイルを超え、100万まで20万を切ったこととなりますが、先はまだまだ先のようです。
国内線では塵も積もればというか、砂漠に水を撒くというか、なかなか達成感ややりがいの感じられない続く時間が流れていきます。
往年の国際線時代は年間7-8万マイル積算していたこともあり、国際線が復活しても2-3年はかかる予定であり、リニア開通よりは前になりそうですが、2030年が見えてきそうです。
もちろん、生き方を変えて、よりライフタイムマイルを貯めることにフォーカスすれば別でありますが、マイル修行をやめる理由に健康上の理由というのも大きいらしいので、どうなるのか自分でもわからないところであります。
ちなみにプレミアムポイントは10月末に9月搭乗便の2倍分が積算されました。大した数ではありませんが、11万近くまでくると12万を目指したくなるところです。
10月搭乗分の2倍分は5千PP程積算予定なので、あと5千PP(実質2.5千PP)で12万に到達できそうなので、沖縄以外での行き先を考えてしまいそうです。
20万ライフタイムマイルはきつい
20万ライフタイムマイルは想像以上に到達が厳しく感じているところであります。20万プレミアムポイントであれば、掛け算を駆使して、フライト回数を割り出して、あと何回というのが容易に考えられますが、そうは行かないところであります。
ライフタイムマイルの加算は基本的にANA運航便であることが条件であります。ANA運航便であれば、他のマイレージプログラムでANA運航便を引き出して、積算しても良さそうですが、バイマイルを買うのと同じみたいで、AMC領土内では御法度のようです。
バイマイルと比較すると軽罪かもしれませんが、黒は黒と判定されると言い逃れはできなさそうです。
やはり、現金というのは何も柵のない自由な存在というのを再認識し、マイレージというのは結局は紐付きのしがらみの庭であるということも意識させられます。
有償航空券かANAマイレージ特典でANA便に乗ることに縛られて、体に鞭打たれるような修業は快感を感じないとできない技であり、20万マイルは太陽系を外れるぐらい遥かな道のりに感じます。
国際線が復活しても
先日、ANAHDの2022.3 1Hの決算発表があり、説明資料に下記のような記載がありました。
国際線機材の一部を国内線に転用
投入機材の小型機化を加速(大型機の退役前倒しによる効果)
国際線機材の一部を国内線に転用というのはこれまで32P、763、78Mで既に実施しているのと変わりないようですが、転用というのは兼務ではなく、転籍みたいな意味合いがあり、国内線専業になるということも想定されます。
78Mが国内線に移ることなのかは定かではありませんが、そうなると国際線はビジネススタッガード使用機材のみとなり、国際線では外れ機材はないこととなり、一見すると好感できそうです。
しかし、国際線で機材の補充がないことを考えると国際線の機材は純減となり、路線が限定される、または、減便という事も想定され、アフターコロナとなってもしばらくはマイル修行において、旅程を組み立てるのが、そもそも昔のANAのようになる可能性があるとも言えます。
また、小型化を加速というのは、小型機を導入するではなく、大型機の退役を前倒しすることで、小型機比率を上げることを意味しています。
ファーストクラスのついた機材をさらにディスコンすることであり、相対的にビジネスやプレミアムエコノミーの座席の多い機材が少なくなるという事でもあり、アップグレードの機会やダイヤモンド特権とも言える何もしなくてもプレミアムエコノミーというのも機会が減少するとも言えます。
そう考えると国際線が復活しても、全盛期のような国際線修行ができなくなることが想像され、厳しいかなと感じます。
最後に
天気が良い日もあれば、土砂降りの日もあり、晴れの日だけに外出すれば、いいのですが、そうも行かない時もあり、仕方ないことかもしれません。
航空業界はSARSに晒され、パンデミックについて先駆けて対策してきたと思いますが、今回のコロナとミリオンマイラープログラムを対峙させてみると、ロイヤリティプログラムまではパンデミック対策はしていなかったように見え、これからはこのプログラムは結構きつい時代なのかもしれません。
楽な時代が過ぎ、国際線で自由に行き来することができても苦行時代に突入とも言えます。まあ、改悪と嘆き、他社に移行というのは易きに流れるであり、人の性であります。常に波に乗るのも楽しいですが、苦楽すべて含めてマイル修行と捉えるくらいの方が、深みが生まれるかもしれません。人生いろいろであり、人それぞれでありますが。