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ANA国際線 スーパーバリューが来た! マイル積算率や便限定などの注意点をまとめてみた

ANA国際線スーパーバリュー(夏・秋搭乗)のタイムセールが来ましたので、概要と注意点をまとめてみましたので、お伝えします。

ANA国際線 スーパーバリュー概要

概要は以下のとおりです。

販売期間

2023年7月6日(木)00:00 - 2023年7月12日(水)23:59

設定期間

アジア・オセアニア・アメリカ・ハワイ

2023年8月24日~2023年11月30日

ヨーロッパ

2023年11月1日~2023年12月10日

予約変更

不可

払い戻し

不可

7月6日からの1週間限定販売であります。路線はアジア、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパの19都市に設定されています。

ヨーロッパは晩秋に設定、それ以外は夏から秋にかけての設定となっています。

今回は期間が長く、全方位的なタイムセールであり、今回限りなのか、今回が不振だったら、再度展開するのかは気になるところであります。

目的地別の運賃と予約クラス、積算プレミアムポイント

続いて、目的地別の運賃と予約クラスとプレミアムポイントをまとめてみました。

アジア・オセアニア・ハワイ

アジアでは9都市設定されています。オセアニアは実質シドニーであります。そして、A380のハワイ(ホノルル)も設定されています。

金額 都市名 クラス 積算率 PP往復 2X
5万円 上海(浦東) K 30% 998 1,996
ホーチミンシティ 2,434 4,868
ハノイ 2,064 4,128
7.8万円 ハワイ 2,298 4,596
バンコク 2,582 5,164
シンガポール 2,980 5,960
クアラルンプール 3,010 6,020
ムンバイ 3,780 7,560
10万円 デリー 3,290 6,580
ジャカルタ 3,250 6,500
シドニー 4,376 8,752

運賃には燃油サーチャージが含まれていますが、税金や空港使用料等は含まれていません。PP往復はプレミアムポイント往復の通常の合計であり、右隣りの2Xはプレミアムポイント2倍キャンペーン含んで合計したものであります。

全路線予約クラスはKであり、積算率は底辺の30%であります。

プレミアムポイント単価は税金や空港使用料等を含めないベースで且つ、2倍キャンペーン適用後で見てみると、ホーチミンシティ、ムンバイ、シドニー、クアラルンプールであり、10円~12円台となっていますが、10円切りは有りませんでした。

海外発券と組み合わせをするとなるとシドニーかクアラルンプールとなりそうですが、後述のとおり、スケジュール組み合わせが大変そうになりそうです。

アメリカ・ヨーロッパ

つづいては欧米です。アメリカは3都市(ニューヨーク、ロサンゼルス、シアトルが)が設定されています。

一方でヨーロッパについては、パリ以外はANA直行便がない、イタリアとスペインの都市が設定されています。直行便のあるフランクフルト、ミュンヘン、ブリュッセル、ロンドンの設定は有りませんでした。

運賃的にはスペインが燃油サーチャージ込みで13万円と結構安いようです。スペインからインバウンドが少なく、日本人には人気都市なので、安く設定して需要喚起をしたいのかもしれません。まあ、設定時期は晩秋でありますが。

金額 都市名 クラス 積算率 PP往復 2X
13万円 バルロセナ K 30% 3,962 7,518
マドリード 4,084 7,640
16万円 ローマ 3,912 7,468
ミラノ 3,738 7,294
パリ 3,716 7,432
シアトル S 50% 2,864 5,728
ロサンゼルス 3,274 6,548
ニューヨーク 4,024 8,048

アメリカのマイル積算率は50%であり、ヨーロッパは積算率30%となっています。ヨーロッパについてはパリは直行便があるので、パリ直行便往復でプレミアムポイントを出しています。

そして、スペインとイタリアの各都市については以下のルールを基に算出しています。

■乗り換え都市

フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ブリュッセル、ロンドン、パリ、ウィーン、チューリッヒ、ミラノ、ストックホルム、イスタンブールで往路・復路各1回可

■経路規定

ANA便利用に限る
他社が運航するコードシェア便は、エアージャパン、ルフトハンザドイツ航空、スイスインターナショナル航空、オーストリア航空、エーデルワイス航空に限る

ロンドンとかも利用できそうですが、ロンドンからスペインやイタリアまで上記の航空会社の直行便はないので、実質、フランクフルトかミュンヘンとなります。

上記プレミアムポイントはフランクフルト経由で試算し、フランクフルトからスペイン・イタリア各都市までのフライトはルフトハンザドイツ便のKクラス(30%)のプレミアムポイントを加算しています。

なお、プレミアムポイント2倍キャンペーンはルフトハンザ便では積算されないので、ANA便のみ加算しています。

欧米便は路線倍率がないため、プレミアポイント単価は2倍としてもかなり単価は悪い結果となっています。

アメリカは基本的にANA運航便で完結できますが、ヨーロッパはKクラスの場合、フランクフルトまでANA便をつかむのは厳しいかもしれません。結果的にルフトハンザやスイス・インターナショナル運航のコードシェアをつかまされることとなり、プレミアムポイント修行としては非現実的かもしれません。

注意点 旅行日数・便限定

そして、もう一つ注意したい点は旅行日数と今回のスーパーバリューセール運賃には限定された便設定となる都市があるという事であります。下記が一覧であります。

都市 最低 最長 ANA便
上海(浦東) 2日 8日 919/920
ホーチミンシティ 2日 1か月 833/834
ハノイ 2日 1か月 897/898
ハワイ 2日 14日 181/182/183/183
バンコク 2日 1か月 805/806
シンガポール 2日 1か月 801/802/803/804
クアラルンプール 2日 1か月 815/816/885/886
ムンバイ 2日 1か月 829/830
デリー 2日 1か月 837/838
ジャカルタ 2日 1か月 835/836/855/856/871/872
シドニー 2日 1か月 879/880/889/890
バルロセナ 5日 21日 別記
マドリード 5日 21日
ローマ 5日 21日
ミラノ 5日 21日
パリ 5日 21日
シアトル 2日 1か月 117/118
ロサンゼルス 2日 1か月 5/6/105/125/126
ニューヨーク 2日 1か月 159/160

色を付けたのが便に限定がある都市であります。成田発着に限っているのが、上海、ホーチミンシティ、ハワイ(ホノルル)、バンコク、シンガポールであります。ムンバイは成田しかないので一応は全便が対象であります。

また、ニューヨーク便はそもそも、成田便はありませんが、日中便のNH109/110便は対象外であり、ニューヨークに深夜に到着/出発の便のみが対象となっています。いちおう、ニューアーク(EWR)発着のユナイテッド運航のコードシェア便は対象だったりします。

ヨーロッパについては、前段通り、ANA運航便を利用しようとなるとドイツ各都市(フランクフルトまたはミュンヘン)となりますが、門戸が結構狭いのではないかと思います。

そして、もう一つ気をつけたいのが旅程日数であります。普通に旅行であれば最長でも1週間ぐらいで帰ってくるので問題はないと言えますが、マイル修行で海外発券を絡めた場合であります。

最低滞在期間よりは最長滞在期間がポイントであります。上記で最短の上海は8日でありますが、ここはあまり眼中にないと思います。他の路線はヨーロッパは21日、他の都市は1か月となっています。

シドニーやクアラルンプールをひと月の間に2往復となるとタイトではありますが、まあまあ、出来そうでありますが、シドニー発券やクアラルンプール発券にてアメリカ往復などをサンドイッチの具材にすると1か月でシドニー、クアラルンプール2往復に加えて、アメリカ1往復をこなすのは結構厳しいかもしれません。

海外発券のチケットは予約変更が可能なものも有るので、急遽の予定が発生しても対応は可能でありますが、スーパーバリューセールの運賃は予約変更不可なので、絶対の門限とも言える、その間には全てまとめるのは結構大変かもしれません。

最後に

ANA国際線 スーパーバリューセールが全世界的に割と長い期間設定されました。燃油サーチャージ込みのわかりやすい運賃であり、スペインやイタリアの設定も有ります。

ただし、成田発着の便に限られていたり、深夜発着便に限られていたりします。

また、マイル修行をするにあたり、プレれミアムポイント2倍キャンペーンもあり、マイル修行に使えると思いますが、積算率はアメリカ本土の50%を除いて、30%であります。であれば、積算率の高い海外発券と組み合わせても良いかと思いますが、旅程日数のMAXが21日~1か月であり、ご利用は計画的にと言ったところであります。

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