国際線乗り継ぎ国内線フライトはなぜ、事前アップグレードができないか考えてみました。
国内線のみのフライトの場合は事前アップグレード
国内線のみの場合、航空券は通常、ANAサイトの国内画面から予約して、クレジットカード等で決済して購入することになります。
この場合に予約番号は4桁であります。そして、搭乗日の2日前に(出発時間の48時間前ではない)なるとプレミアムクラスへの事前アップグレードが可能となります。
例えば、土曜日に羽田から沖縄に行くフライトを購入している場合、搭乗日の二日前の木曜日深夜0:00時から事前アップグレードができます。
席が空いていれば、そのまま画面を進み、クレジットカードでアップグレード料金(MAX14,000円)でアップグレードができます。また、ANA上級会員であればアップグレードポイント(一律4ポイント)にてアップグレードができる選択肢も有ります。
という事で、事前に予約画面でプレミアムクラスの空き具合を見ておき、寝てしまう時間帯ですが、2日前の0:00に予約確認画面を開いて、すかさずアップグレードをかければ安心であります。
もしくは、空いていない場合も幹線(羽田⇔新千歳、伊丹、福岡、沖縄)であればフライトが多いため、多少スケジュールを変更してもプレミアムクラスが空いているフライトに変更してアップグレードをかけてしまったりします。
国際線乗り継ぎ国内フライトは当日空港でしかアップグレードできない
ところが、国際線フライトから/への国内線のフライトの場合は、事前アップグレードができません。同日に空港カウンターに行き、アップグレード申請をしないといけません。以前の国内線と同様であります。
カウンターに行き、プレミアムクラスに空席があれば、そのまま座席指定までしてアップグレード完了、空いていない場合はドタキャンの可能性に賭けて空席待ちとなります。
その際に空席待ちカードを渡されます。そこに記載されている空席待ち番号の数字が若かければ若い程、チャンスがあると言うものであります。
以前は国内線のみのフライトの運賃でもそうであり、那覇空港では一番乗りと空席待ち番号による心理戦(考えても待つしかないのですが)があったものであります。
国内線のみ運賃が明らかに有利
以上のように同じフライトでもあるにもかかわらず、買い方によって、アップグレードできるタイミングに格差が発生します。特に国際線からまたは国際線への乗継の場合、これから長時間のフライトが控えるまたは、耐えてきた断面でもあり、国内線でも2-3時間のフライトは快適にしたいと考えるケースがあります。
国際線ファーストクラスの場合、ジョイントできるクラスはプレミアムクラスですが、それ以下のクラス(ビジネスクラスからエコノミーまで)は国内線普通席とのジョイントとなり、高いお金を出したビジネスクラスにもかかわらず、普通席しか選べない状況です。
そして、アップグレードしようとすると国内線の安い運賃搭乗者に早い者勝ちでプレミアムクラスを奪われてしまいます。まさに生殺しであります。
プレミアムクラス搭乗者が寝坊して、ノーショーでもない限りはほぼ可能性が低く、そうした場合も、便が少ないところでは、空席待ち筆頭の1人しかアップグレードできないケースとなってしまいます。
こうした原因としては24時間以内の乗継の場合、プレミアムクラスのアップグレード運賃が少し下がり、その精算や案内があるようですが、これこそ、システムで処理した方がよさそうなものと思いますが。
また、国際線の予約番号は6桁の英数字であるのも、国内線側のシステムに合わせられないと言うことかもしれません。
国際線予約確認画面から出来てもよさそうであるが
国際線区間ではマイルまたは先述のアップグレードポイントにてアップグレードが可能なシステムがあります。
そのシステムではフライト毎にアップグレード申請をしていきます。大概は空席待ちとなり、俗にいう落ちてくるのを待つわけであります。
ちなみにこの空席待ち状態ではフライト本体の変更などはロックがかかるのかできないため、日程変更の場合は一度自身でアップグレード申請を取り下げないという仕様になっています。
このシステムにおいて、国内線のアップグレードを追加して、マイル選択ボタンをオフにするとかすれば出来そうなものですが、改修コストとそれに見合う需要がないと言う所なのかもしれません。
最後に
別名義で国内線プレミアム運賃で購入しておき、空港でチェックイン直前に解約して、空席あり状態を作り、カウンターで一気にアップグレードをかけてしまうと言うようなコンプライアンスに触れるような買い方をしないで、普通に国際線乗り継ぎの国内線フライトも事前にアップグレード出来たらと思ってしまいます。
こういった側面ではダイヤモンド会員の意味はないと感じたりします。なかなかスムースで快適なフライトと言うのはなく、どこかで必ずつまずくものですね。