ANA国内線で新たなコードを持つ旅客機が導入されるのでまとめてみました。
78G
上の画像のとおり、78P、789、78Mとは異なる78Gと言う機材が477便と復路の476便に設定されています。プレミアムクラスの設定もあり、残席数も多めであります。
シートマップが見られる78Gのところをクリックしてみます。
正体はボーイング787-9型機であり、エンジンはこれまでのロールスロイス製のエンジンではなく、GE製のエンジンを搭載した最新鋭の機材でした。
特徴的なのはプレミアムクラスが5列まであり、合計28席となっています。78Mには及びませんが、28席まであるとアップグレードの確率は高くなりそうです。
そして、L2ドアまでの普通席は27席のみとなっています。これまでと見える世界は変わってきそうです。
それにしてもB787-9GEを略して78Gと言うのは安直と言うか、わかりやすいというか、789とは差別化をしたかったというところなのかもしれません。
国際線も含めて、788,789,781,78P,78M,78R,78Gと787の機材コードもずいぶん増えたものであります。
プレミアムクラスの座席は
気になるのはプレミアムクラスの座席であります。同社では新シートを2019年に発表しており、スペックは下記のとおりです。
SAFRAN製の快適性・機能性が向上したシート
電動リクライニングシート
大型テーブル
電源コンセントとUSB端子
タッチパネル式15インチシートモニター
座席間の大型ディバイダー(仕切り)
座席横の小物入れ
シートの色がA380-800やB787-10のビジネスクラスのシートと同様にチャコールと言うかグレーでまとめられており、これまでの青のイメージから上級クラスの色合いは落ち着いたものになってきています
個人的には座席の横の小物入れが意外と便利ではあります。現状ではスマホの置き場が意外となく、食事やトイレに行く際に重宝しそうです。
新シートは2019年秋からスタートし、2022年10月までには対象機材において一新される予定でしたが、コロナ禍で業績に大きな影響があったため、新シートを進めるよりも、国際線機材を活用してプレミアムクラスを提供する78M作戦が先行しています。
まだ既存の787-8国内線専用機材のプレミアムクラスのシートの置換は進んでいないようであり、新造機の国内線専用のB787-9型機の方が先行した結果となっています。
まだ、一機しかないので搭乗できるのはレアとなりそうですが、先行して新シートが設置されたボーイング777-200型機がエンジン問題で運航停止となっており、新しいシートとしてはしばらくこの機材だけでありねレアは続きそうです。
乗れる路線はどこか
まずは沖縄路線に12/9から一往復投入される予定でありますが、それ以外はスケジュールには出ていません。しかし、同じ機材の789が多く投入されている沖縄路線が予想されます。
プレミアムクラス+普通席の合計座席数は789では395席、78Gでは375席と少なくなっていますが、プレミアムクラスは18席から28席に増えており、安売り普通席減よりもプレミアムクラスを増やした方が儲かりそうなのでプレミアムクラス満席時に機材変更で投入されそうであります。
やっぱり、沖縄となりそうです。もちろん、伊丹や福岡や札幌でもたまにはあると思いますが。
最後に
久々の新造機の投入であり、しかも、簡単に手が届く国内線であります。まだ、一機とレアですが、最新のプレミアムクラスシートを堪能できるのは目下のところ、唯一同機のみであり、乗ってみたい人はスケジュールをまめに確認してみるのもいいかもしれません。
機材変更で出番がありそうであり、その際はプレミアムクラスも空席ができるので、意外と確保できるかもしれません。