2019年のダイヤモンド修行をそろそろ検討しようと思い、ルートを検討してみましたので、お伝えします。
2019年ANAのトピックス
2019年のANAの大きな出来事は何といっても、ホノルル路線へのA380-800の就航と言っても過言ではないでしょう。現状よりもはるかに輸送力が上がり、ダニエル・K・イノウエ空港には同社のANAスイートラウンジとANAラウンジを設置というハワイに行かない理由はないくらいです。このほかに、他の路線での増便や新規就航路線などもありますが、やはり、ホノルル線と言えると思います。
ホノルル路線を組み合わせたルート
ホノルル線を含めたルートを考えるとクアラルンプール発券のホノルルが最安と言えますが、プレミアムポイント数を一度に積算できるルートで言うとホノルル=東京=シドニーは魅力的であると言えます。また、シドニー線は往復ともに夜行便のため、週末を1日または2日フルに利用できるため、観光を楽しむことができます。また、ホノルル線も往路は夜行便のため、日本発券と以後、ホノルル発券を繰り返すと、金曜の夜に出発し、1泊して日本に戻ることができるため、それなりにハワイを楽しむことができます。
クラスはどのクラスが良いか
クラスについていうと、運賃のわりに積算するプレミアムポイントが多い、プレミアムエコノミーが良いと言えます。積算率が70%になる可能性もありますが、少なくとも1年先ぐらいの適用となる可能性が高く、2019年前半はプレミアムエコノミーでフライトが良いと言えます。プレミアムエコノミーのメリットとしてはビジネスクラスへのアップグレードの近道と言えます。座席数の少ないボーイング787型機では既にプレミアムエコノミーを購入した顧客が自分のマイルまたはアップグレードポイントで空いている場合のビジネスクラスにおのずと移動してくれるとまた、プレミアムエコノミー運賃が販売できます。そのため、アップグレードされる可能性は完璧とは言えませんが高いと言えます。
ホノルル線についてはA380にはプレミアムエコノミーの座席が73席、ビジネスが56席とビジネスの方が座席数は少ないという逆転現象が起きていますが、中距離ということもあり、運賃や特典マイル数を考えるとエコノミーまたはプレミアムエコノミーで十分と考える人も多く、ビジネスへのアップグレードも期待できると言えます。
プレミアムエコノミーからビジネスクラスへのアップグレードに必要なマイル/ポイント数
片道1区間 | マイル | ポイント |
ホノルル | 20,000 | 8 |
シドニー | 25,000 | 10 |
ホノルル発シドニープレミアムエコノミー運賃
旅程
東京でストップオーバーし、往路復路ともに乗り継ぎのない旅程としています。遅延があった場合でも、ホノルル線では1泊するため、遅延が回復。シドニー線は往路で搭乗した便で帰国するため、遅延したとしても現地での滞在時間は短縮する可能性はありますが、遅延の影響が少ないと言えます。
積算マイル・プレミアムポイント
予約クラスはEクラス(100%加算、搭乗ポイント400ポイントも加算)であり、運賃は258,960円です。積算マイルとプレミアムポイントは下記の通りです。
フライト | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
4月7日 | HNL | NRT | 3,831 | 3,831 | 4,231 |
4月20日 | HND | SYD | 4,863 | 4,863 | 7,694 |
4月21日 | SYD | HND | 4,863 | 4,863 | 7,694 |
5月10日 | NRT | HNL | 3,831 | 3,831 | 4,231 |
合計 | 17,388 | 17,388 | 23,850 |
積算マイルは17,388マイルであり、プレミアムポイントは23,850PPとなります。PP単価は10.86円/PPとプレミアムエコノミー最安ではありませんが、エアバスA380へ搭乗できる点や比較的距離の長いフライトが多いため、ライフタイムマイルの積算を考えている人にとってもメリットが有ると言えます。ちなみにダイヤモンド会員2年目でANAカードゴールドまたはプレミアムを保持していると全旅程で39,990マイル積算でき、およそホノルル1往復分のアップグレードができるマイルが積算できます。
最後に
改訂だらけのANAマイレージクラブですので、半年先と言っても大きな変化はあるかもしれませんが、早めの運賃購入を促すような施策が多い中で、購入した後に改定するような後出しジャンケンは少ないと思われるため、来年前半のマイル修行では有用かと思います。また、シドニー線の増便または、メルボルンへの就航があったりすると来年のマイル修行はさらに楽しくなると思います。