ANA204便でフランクフルト空港から東京・羽田までビジネスクラスで当時要しましたので、お伝えします。
ANA204便
204便は日本時間で言うと夜行便と言えますが、フランクフルト空港発は昼前であります。そういう意味では搭乗には朝ご飯をフランクフルトで食べて搭乗するので不思議な時間帯であります。
日本に到着するのは朝であり、これもまた不思議でありますが、時差ボケにも慣れたかそうでないかという期間であり、約10日間ほぼ毎日移動していたので、疲れ気味でありました。
誰もいないダイヤモンドカウンターに向かいます。ようやくここで、ビジネスクラスへのアップグレードが落ち行きます。座席は結果的に窓側はなく、通路席でありますが、艦長席的な最前列の2E席でした。
ゲートはB43であり、ラウンジが近いエリアであり、ANAはフランクフルト空港では利便性のために結構調整しているのかもしれません。
海外でもグループ1は顕在でありますが、グループ1で搭乗する人は片手でも数えられるくらいでした。
利用客は少なく、運航計画とかでヨーロッパ便が少ないのは実際利用してみると理解できます。
B787-9
今回の機材はボーイング787-9であります。以前はボーイング777-300ERの新仕様レイアウトでしたが、現在はデマンドに応じてかB789であります。CAさんは結構いるようでありますが。
需要と燃費を考えるとB787-9は必須と言えますが、こうしたことが10年ぐらい続くのであれば、B789版のTHE Roomとかもつくらないと客離れができそうです。某J社のA350-1000がどうなるのか見ているのかもしれませんが。
アップグレードが落ちてくるのが遅いせいか窓側ではないものの、ダイヤモンドパワーがあったのか通路側では最前列の2E席でした。ちなみに隣席はいませんでした。広々としています。
1A席が羨ましい席でもあります。まあ、ビジネスとなるとそこまで嫉妬はありませんが。。。
操作系は結構今となっては古い感じですが、広い座席はさすがのビジネスクラスです。でももうそろそろ、新陳代謝がないと古臭いとと言う印象が席巻しそうです。
ウェルカム・ドリンクはスパークリングとソフトドリンクであり、この辺りは徹底しているようです。どうせ後でたくさん飲むことができるので。
アメニティはライトタイプのグローブ&トロッターであり、ドピンクでした。今回はもちかえりましたが、なかなか使い道がないところであります。ドピンクを好む人にはいいですが、いまいちであります。
ドピンクの中身はSHIROのアメニティであります。普段使いしている人以外にはあまりメリットがないかもしれませんが、上質であれば切り替えメリットがあるのかもしれません。
相変わらず、税関申告書は渡されますが、ネットで処理しているのであまり意味はないと言いつつも、空港では結構手間だったりします。
時間があるのでスカイチャンネルで時間を潰すこととします。結局、マップの利用率が
一番高くなってしまうのですが。
窓側ではなく、通路中央席でしたが、B787の大きな窓のおかけでフランクフルトからの離陸の様子を見ることができました。
ビジネスクラスのランチ
204便は夜昼発の翌朝着であり、豪華な昼食かなと思いましたが、意外とシンプルでした。
まずはシャンパンからいただきます。キリリとしたのど越しであり、一杯が丁度良い位でした。
アミューズは「フォアグラムース」「生ハムと野菜のトルティーヤ」でした。日本発と比較するときわめてシンプルであります。
アペタイザーの「サーモンとキヌアのサラダ アボガドソース」であります。ミニドライトマトの味がいい感じに効いていました。
2種類のブレッドです。ヨーロッパのキッチンから出てきたものなので、本格的と言うかちょっとボソボソです。まあ、これ位パリッとしている方が良いのですが。
食事の時間はオーストリアとハンガリー上空を通過していました。この後も南下を続けてトルコ方面に航行していました。
そして、メインディッシュであります。「牛肉の煮込みと根セロリのピューレ」であります。量的にはちょうどよく、ワインに合わせた料理と言う感じでした。
もう一つは「鱸のソテーと大麦のリゾット白ワインソース」といずれも430kcal前後でありました。シーバスよりはビーフでした。
デザートにチョコレートであります。甘いものは苦手ですが、今回は食べてみました。この後はぐっすりと眠り8時間ぐらいは寝ていました。
旅も終わりに
本当にロシアを迂回したルートであり、イスタンブールで乗り継いだようなルートでもあります。この辺りでいったん目覚めます。
目覚めの一杯にロゼワインをいただきます。喉が渇いていたのかすぐに飲んでしまいました。また、少し眠ります。
中国に入ると明るくなります。この照明久しぶりに見た感じです。フライトも終わりが近づいてきました。
朝食は無難な和食にしてみました。味噌汁も無難なワカメと油揚げでした。朝食を終えると中国を離れ、あと1時間ぐらいになっていました。この後、羽田空港には30分くらい遅れての着陸でした。
羽田空港は第3ターミナル一番南側のゲートに到着でした。14時間近く飛び続けた789はちょっと疲れた感じにも見えます。
入国はどんどん、簡略化されていますが、未だにたくさんのスタッフがおり、予算消化のようにも感じるくらいでした。
最後に
今回は、往路は203便で復路は204便で羽田⇔フランクフルトの往復でありますが、203便はアラスカ、北極海、グリーンランド経由でした。204便はイスタンブール、カザフスタン、モンゴル経由であり、ルートを重ねてみると、ちょっとした世界一周であります。
ヨーロッパは遠いですが、この飛行ルートであるともう一度行ってみたくなるのは、マイル修行人間たからでしょうか。