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ANAのビジネスクラスのシートは何種類あるのか

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ANAのビジネスクラスのシートは何種類あるのかまとめてみましたので、お伝えします。

ビジネスクラスの起源

旅客機はもともと、上級クラスのファーストクラスとエコノミークラスでしたが、ジェット機の大型化(ボーイング747型機、いわゆるジャンボ機)の登場により、座席の供給数が飛躍的に伸び、運賃が下がり、飛行機で旅行することが当たり前となりました。一方で季節需要による変動もあり、出張などの安定したビジネス需要の確保をしたほうが、安定した収益も確保できるため、ビジネス需要を獲得するためにファーストとエコノミーの中間クラスとして出現したと言われています。最初に導入したのがパンアメリカン航空であり、パンナムは名称を「クリッパークラス」としていました。クリッパー(Clipper)は快速帆船や大型旅客機の意があります。パンナム航空は世界恐慌前に設立され、戦後は着実に拡大し、アメリカのフラッグシップキャリアとなったものの、プラザ合意(1985年)ぐらいから経営が厳しくなり、冷戦の崩壊した1991年末に破産しています。もし、現在でも世界トップクラスのフラッグシップキャリアとして生き残っていれば、「ビジネスクラス」ではなく、「クリッパークラス」が標準語となり、”ANAクリッパークラス搭乗記”と記事を書いていたかもしれません。

ビジネスクラスのレイアウト

縦の配置

飛行機は操縦席である先頭から上級クラスが配置されています。ファーストクラスの設定がない機材の場合、機体前方からビジネスクラスは配置されます。機材により、異なりますが、小型機では2-3列目まで、大型機では主翼が設置されているあたり付近の15列から20列目まで設定されることもあります。

理由としては、ほとんどの乗降は機体前方のドアであり、乗るときは歩く歩数が少なく、降りるときは一番先に降機できる点がまずあります。そして、騒音が挙げられます。飛行機におけるノイズは風切音とエンジンが発する音、機内の空調音が主なノイズであります。

空調音はどの場所でもほとんど共通ですが、飛行機が飛べる理由である空気の摩擦抵抗を生み出し、且つそのための推進力を発生するエンジンから発生する機械の回転音とジェット燃料が燃焼する際に発生する音が発生する主翼の前後ではノイズにおいて大きな差があり、ビジネスクラスは翼より前にほとんど設置されています。一部の総二階建てのエアバスA380では、2階部分でも後方までビジネスクラスの航空会社もありますが、2階席は翼から離れていることもあり、1階の後方よりも静かと言えます。

横の配置

縦の配置では、前方に配置されていますが、横の配置では配置される座席数が快適さに関与してきます。通路が1列しかないナローボディーの機体では、2人掛けのシートが通路を挟んで1つずつ並んでいる2-2配置が基本となっています。

長距離を飛行する大型機では、最低でも窓側が2人掛けのシート、通路を挟んだ中央が3人掛シートの2-3-2配列であり、サービスに定評のある航空会社では、1-2-1配列にしているところが確実に増加しています。

ANAのビジネスクラスの変遷

ANAは1986年のひな祭りの3月3日から成田=グアムで定期運航を開始しています。記憶がおぼろげですが、ウルトラクイズにおいて、機内でクイズに回答し、失格だとグアムに足をつけずに戻るという演出があった飛行機もANAのようでした。

その後ジャンボ機を導入し、当時としては、驚異の2-2-2の横配列の「スーパーエクゼクティブクラス」を発表しています。その後シート配列は2-3-2とデグレしたもののシートモニターの設置やシートピッチを拡大し、遅れをとっていたJALにサービスの面で先進的な対抗しています。

その後も、機内で眠れるタイプのライフラットシートである「New Style, Club ANA」を先行して導入しています。その後、JALが破綻した2010年には、日本の国際においても代表格としてのアピールするためか大きなブランディングを行い、名称を「ビジネスクラス」と世界標準に変えて、世界でも早期にフルフラットのスタッガードタイプのシートを採用しています。

現在のANAのビジネスクラス

現在のANAのビジネスクラスを分類すると「長距離路線」「中・短距離路線」「小型機」と分類することができます。

長距離路線のシート

ビジネススタッガード

飛行時間が長い路線に設定されているシートは「ANA ビジネス スタッガード」と呼ばれ、ジグザグ配列することにより、前後方面のシートピッチを確保し、個室感を高めたシートであります。タイプは2種類あり、主にボーイング777-300ERで設定されているANAのコーポレートカラーであるブルーをメインとした第一世代タイプ※とボーイング787-9型機に設置されているブルーを基調としながらも木目のテーブルやテーブル配置を便利にした第二世代があります。

※一部のボーイング787-8型機は第一世代のシートが設定されています。

スペックは以下の通りです。

B777-300ER シートピッチ62インチ、シート幅21インチ、モニター17インチ

B787-9       シートピッチ59インチ、シート幅21.5インチ、モニター18インチ

世界的にも先駆けて導入したシートであり、ANAが5スターを獲得し続けている源泉でもあります。スペックとして第二世代の方が改善もありよく、NHK国際放送のライブ放送やインターネット接続速度が優れておりますが、第一世代はシートピッチが広く、古さは感じるもの質感が高く、どちらに搭乗しても満足感をまだ感じると言えます。

これらの搭乗記は以下の通りです。

最前列のシート

普通のシート

中・短距離専用シート

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飛行時間が2-7時間の比較的短いフライトにおいて設定されているシートは「ANA ビジネス クレードル」です。クレードルとは「ゆりかご」の意味であり、最近はほとんどなくなりましたが、携帯電話やスマートフォンを簡単に充電できる充電器もクレードルと呼ばれていました。

このシートはボーイング787-8型機とボーイング767-300ER型機に設定されており、前者では、横配列は2-2-2配列、後者では2-1-2配列となっています。シートはいずれもリクライニングタイプでフルフラットにはなりませんが、腰に負担のかからない形状をしており、それまでのリクライニングタイプと比較すると快適性を増しています。シートスペックはいずれも下記の通りです。

シートピッチ59インチ、シート幅21.5インチ、モニター12.1インチ

シートピッチも幅も十分にあり、余裕の空間です。短距離便であれば、ビジネスクラスのイベントである、ウェルカムドリンク、離陸、機内食、ドリンクのおかわり、着陸態勢とあっという間に過ぎますので、丁度よいのではないでしょうか。

搭乗記はこちらです。

最前列シート

普通のシート

もう一つのシート

オンボロビジネス
もう一つはワイドボディ機であるボーイング767-300ERに設置されているシートがあります。2010年にビズネスクラスに改称される以前は「Club ANA Asia」と呼ばれていたシートです。シートスペックは横配列が2-1-2配列であり、シートピッチは50インチ、シート幅は20インチと余裕は十分です。機材更新とともに消えていくシートですが、国内線では普通席で運用されていることもあり、当たった場合ラッキーと感じるシートでもあり、昔から乗り続けているヴィンテージシートともいえます。

小型機のシート

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小型機において、ビジネスクラスが設定されている機材はボーイング737型機と新しい機材であるエアバスA320-200neo型機となります。前者は国内線のプレミアムクラスと同等のスペックであり、エンターテイメントはカラオケボックスのリモコンのような大きさのポータブルメディアプレイヤーを必要に応じて提供されます。そして、最新型のA320-200neo型機では、ハイテク設備が装着されています。シートスペックはシートピッチが50インチ、シート幅が21.5インチと中型機と同等のスペックを維持しているほか、12インチシートモニターを装備し、エンターテイメントも充実しているほか、機内でWi-Fiも利用できます。(有料)

国内線ではありますが、同一のシートを体感した記事はこちらです。

今後のビジネスクラス

現時点では、搭乗できませんが、既に公開され、今後、搭乗が機体できる最新ビジネスクラスもあります。

A380-800型機ビジネスクラス

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ANAが乾坤一擲という戦略である2019年春に投入する成田=ホノルル路線へのA380-800のビジネスクラスです。エアバスA380という巨大な機体の2階の中央に56席が設定されています。シートスペックとしてはボーイング787-9型機と同様でありますが、USBポートが1つ増えている点やダークカラーに変更されている等が、既存のシートとの差分となります。東京からホノルルまでは、シンガポールまでの距離よりも少し伸びたくらいの距離ですので、結構豪華な仕様と言えます。

最後に

ANAは国際線において、JALに対抗するため、世界初や日本発などのチャレンジを繰り返し、現在では質・量ともにJALと対等な存在となっており、過去に色々な取り組みをしてきた成果があると言えます。今後は目の肥えた乗客のデータを分析し、複雑な世界マーケットでサプライズを共感できるプロダクトを提供して、乗りたいと思う航空会社を醸成してほしいと思います。 

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