2019年のゴールデンウィークか長期休暇が取れやすい一方で、出費が史上最高になる時期でもあり、おとくに遠くに行く方法を考えてみました。
2019年のゴールデンウィークは空前の10連休
2019年は5月1日に元号が変わるため、空前の10連休となっています。カレンダーは以下のとおりです。
2019/4/27(土) | |
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2019/4/28(日) | |
2019/4/29(月) | 昭和の日 |
2019/4/30(火) | 祝日 |
2019/5/1(水) | 改元記念日 |
2019/5/2(木) | 祝日 |
2019/5/3(金) | 憲法記念日 |
2019/5/4(土) | みどりの日 |
2019/5/5(日) | こどもの日 |
2019/5/6(月) | 振替休日 |
有給休暇を使用しなくても、祝日と土曜日が重なり、日本国内であれば、弘前城で桜を見て、広島のフラワーフェスティバルを見て、最期は博多どんたくを見る日本縦断
ゴールディウィークも可能であり、よい休暇であります。
一方で海外に行くためには、島国日本は一部を除いて、飛行機で行くしかなく、座席数は限定されているため、欧米ではエコノミーのチケットでも、一人20~30万円となっており、ファミリーともなると航空券だけで100万円を超え、景気回復には良いかもしれませんが、懐には痛い出費とも言えます。
そして、特典航空券もこの時期は座席数が限られるため、ダイヤモンドチケットと言え、かなり厳しいと言えます。
日本の喧騒を離れると航空券運賃は安定
日本はゴールデンウィークでプチバカンスシーズンとなっていますが、一歩海外に出ると航空券は安定しています。日本からアクセスしやすいソウルや台北発の欧米行きのチケットは日本のように高騰していないため、日本では20~30万円支払い、エコノミーにもかかわらず、ソウルや台北発ではプレミアムエコノミーやビジネスクラスが利用できるため、日本で買うのがバカバカしいと言えます。
日本からソウルや台北へのアクセスの航空券も高くなると言えますが、LCCを組み合わせるほか、博多港から釜山まで海路で行き、釜山から仁川まで鉄路で行くことも可能であり、海外発券がもっとも重宝するかもしれない年と言えます。
ソウル=フランクフルト ビジネスクラス往復
旅程
今回はソウル仁川を4月28日に出発し、フランクフルトを5月3日に出発するルートで検索してみました。同ルートではエアチャイナ(中国国際航空)のビジネスクラスが最安であり、ルフトハンザのプレミアムエコノミーよりも安い状態となっています。
往路は4月28日の夕方にソウル仁川を出発し、北京首都空港には23時前に到着します。そして、翌日14時に北京を出発し、同日の18:15にフランクフルトに到着します。この旅程であれば、フランクフルト市内のホテルにチェックインし、夕食をビールとドイツ料理で堪能できる時間帯であります。
ちなみに北京での乗り継ぎ時間がかかりますが、エアチャイナでは、乗り継ぎ時間が長い場合、ホテルを用意するサービスがあり、直前の航空券購入でなければ、そのサービスを利用できます。ただし、ホテルは選択できないため、気に入ったホテルを有利用で利用したい場合は出費となりますが、満足の行くホテルが利用できると言えます。
空港ホテルで豪華なホテルはヒルトンがあります。
滞在記はこちらです。
また、翌日は14時発ということであり、ヒルトンは12時チェックアウトのため、ホテルでゆっくりしてもいいですし、エアチャイナのファースト・ビジネスクラスラウンジでゆっくりしても良いと言えます。
ラウンジレポートはこちらです。
復路は5月5日の21時前にフランクフルトを出発し、北京首都空港には翌日の11:25に到着し、約2時間乗り継ぎで、ソウル仁川に向かいます。ソウル仁川には16:35に到着します。金浦空港に移動すれば20時台の羽田行きにも何とか間に合うと言えます。また、一に有給を使い5月7日を休みにすればソウルナイトも楽しめます。
ユーラシア大陸横断はジャンボ機
今回の旅程での機材は下記のとおりです。
ソウル=北京間 A321とA330
北京=フランクフルト間 ボーイング747
長距離区間である北京=フランクフルト間はボーイング747型機、いわゆるジャンボ機であり、ビジネスクラスではゆったりとしたフライトを過ごせると言えます。エアチャイナでは北朝鮮のトップをシンガポールまで運んだボーイング747-400型機と最新鋭のボーイング747-8型機を保有しており、どちらが当日充てられるか不明ですが、どちらでもエンジンが4基あり、機体が大きいボーイング747型機は安心と優雅さが体感できる機材と言えます。
運賃・マイレージ関連
運賃は日本円で186,410円であります。予約クラスはRクラスであり、ANAマイレージクラブでは125%加算であり、プレミアムポイント400ポイントも積算されます。プレミアムポイントは15,138PPであり、PP単価は12.31円/PPと通常のマイル修行ではよくありませんが、空前絶後のゴールデンウィークでビジネスクラスとしてはよしよしと言えます。
マイル修行至上の方には
ゴールデンウィークもマイル修行したい人にはこんな旅程もあります。とにかく空中にいたい人は下記のようなルートもあります。
ソウル=パリ往復であり、パリでは一泊となります。行きは北京経由、帰りは成都契約となります。運賃は164,460円となります。予約クラスはRクラスであり、ANAマイレージクラブでは125%加算であり、プレミアムポイント400ポイントも積算されます。プレミアムポイントは16,818 PPであり、PP単価は9.78円/PPとマイル修行至上の方にも納得のいく単価と言えます。
最後に
平成最後からスタートするゴールデンウィークは空前の10連休であり、日本から脱出する人も多く、日本初のチケットは暴騰していると言えます。そうした中で、視点を変えて、海外発券を利用するとワンランク上のクラスで格安に移動することもできると言えます。あとは日本と韓国間のフライトまたは海路をどのようにスケジューリングするかがキーでありますが、選択肢も多くの移動時間を楽しむことができる人であれば、お得に欧州に行くこともできると言えます。