ANAホームページより
あけましておめでとうございます。2018年も当サイトにお越しいただき誠にありがとうございます。2018年最初のテーマは2018年に注目の航空会社のビジネスクラスを5社ピックアップしてみましたので、お伝えします。設備やサービスが新しくリリースされる点やビジネスクラス運賃、マイレージ制度の改定、航空アライアンスの変更の可能性、新規就航路線など含めて、注目をしてみました。
ANA
設備自体は2018年に新しいシートに直接、タッチできる可能性は少ないですが、ハワイ路線に就航予定のエアバスA380-800型機(通称:ホヌ)のビジネスクラスの概要が発表されるのか注目であります。もしかしたら、取りやめとかと言う超絶サプライズもあり得るかもしれなく、とても興味があります。ボーイング787-9型機をどんどん導入していますが、現在のビジネススタッガードシートは導入から10年近くたち、そろそろ新しいプロダクトが欲しいところであります。機内食やインターネットなどはアドホックにアップグレードしており、こうしたサービスは2018年に変化を体感できると思います。
マイレージサービスにおけるビジネスクラスの加算率の変更などについては2018年からの実施の可能性は低いですが、日本発においても70%加算の予約クラスPの運賃が拡大する可能性があります。
ANAホームページより
新機材の納入予定では、ボーイング787-9型機が数機、小型機のエアバスA320neoが4機と2017年と比較するとペースが落ちるようで、ホノルル線へのシフトで影響を受けたバンクーバーやクアラルンプールにボーイング787-9型機を投入し、再開すると思われます。新規就航路線については驚くような長距離路線は2019年頃ではないかと思います。
サービスでは、国内線のWi-Fi無料が開始され、国際線ビジネスクラスにおいてもANAマイレージクラブ上級会員向けに何かしらのサービス提供があるかもしれません。
最新ビジネスクラスシートスペック
シンガポール航空
シンガポール航空ホームページより
次から次へと新サービスを発表し、現在、設置されているレガシーのビジネスクラスでも十分ですが、それからグレードアップしたビジネスクラス、さらに、2017年12月からA380-800に設置され、運航開始した新ビジネスクラスなど注目点が多いキャリアです。
シンガポール航空ホームページより
特にA350-900など長距離運航可能な機材を増やしており、シンガポールから北米までノンストップ可能なフライトも増え、快適なビジネスクラスを飽きるくらい堪能できるかもしれません。東南アジア発券で北米までの安い運賃が出ないか淡い期待をしてしまいます。
シンガポール航空ホームページより
また、セーフティデモのビデオも新しくなり、シンガポールガールさんへの機内での注目度も上がるかもしれません。
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デルタ航空
デルタ航空ホームページより
A350-900の就航とともに設置されたデルタワンスイートの評判がどうなるかが興味のあるところです。ビジネスクラスとしてはかなりハイスペックでファーストクラスにも近いデルタワンスイートですが、どれほどのものか知りたいところです。最近米系の航空会社のサービスのアップグレードがかなりのスピードで進展しており、機内のみならず、アメリカ本土のラウンジも注目点かもしれません。
デルタ航空ホームページより
日本語のブログでの搭乗記はあまりありませんが、海外では搭乗記がたくさん出てくると思いますので、そこに注目し、中国本土向けに新規就航がさらに考えられ、中国発券で、お得にデルタワンスイートを堪能できないかも考えてみたいと思います。
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カンタス航空
カンタス航空ホームページより
カンタス航空ではエアバスA380-800の全機改修を行い、ビジネスクラスとプレミアムエコノミーの座席を増加させる予定もあり、運賃がどのようなものになるか興味のあるところです。また、ロンドンやニューヨークとシドニー間のノンストップフライトをメーカー(ボーイング、エアバス)とも協議しているようで、2020年にオーストラリア大陸までノンストップを開始する詳細が発表されるかもしれません。20時間超のビジネスクラスはどのようなものになるのかが興味深いです。
カンタス航空ホームページより
これに先駆けて、ロンドン=パース間について、2018年3月に就航を予定しており、飛行距離9,009マイルをボーイング787-9でノンストップフライトします。ジェット機運用開始後、死亡事故なしのカンタス航空だけに安全性も十分に超長距離フライトを実現すると思われます。カンガルーのジャンプの飛距離がますますま長くなります。
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キャセイパシフィック航空
キャセイパシフィック航空ホームページより
スカイトラックス社の2017年ワールド・ベストエアラインで第5位のキャセイパシフィック航空については、約3割の出資をしている中国国際航空との関係によっては、スターアライアンスへの移行も予想され、興味深いキャリアです。エアチャイナからの視点で考えるとワンワールドにおいて、エアチャイナとカニバリがなく、ワンワールドとしてスターアライアンスに対抗し、収益が上がれば、持分益も入り、時価総額も上がるのでメリットはありますし、スターアライアンスに移行して、シナジーを発揮するのであれば、それはそれでよいと考えられるので、動向が注目されます。
キャセイパシフィック航空ホームページより
しかし、スターアライアンスに移行すれば、アジアでは、シンガポール航空、エバー航空、ANAのスカイトラックス社の上位ランカーのほか、アシアナ航空、タイ国際航空、深セン航空、エアチャイナ、エアインディアとフルサービスキャリアのかなりが加盟し、どこかのキャリアが逆に脱退する可能性もあります。アジアの人口増加は続いており、他の地域との移動は活発なので、キャセイパシフィック航空が移行してもスターアライアンスとしてはまたまだ、供給は足りないのかもしれません。
キャセイパシフィック航空ホームページより
個人的には、スターアライアンスに加盟してもらえば、ANAダイヤモンド会員だったりするとCXのフラッグシップラウンジに入れたりすると嬉しいです。
最新ビジネスクラスシートスペック
最後に
新年早々、所感のような記事になってしまい、深堀した内容でなく、恐縮ですが、今年はできるだけ、色々なエアラインを利用し、実体験をもとに記事を書き、今後の動向を考察していきたいと思いますので、本年も当サイトにお越しいただければと幸いです。