ベトナム航空のビジネスクラスをソウルからハノイを経由して、バンコクまで利用しましたので、お伝えします。
ベトナム航空の星の数は
スカイトラックス社では航空会社のプロダクトやサービスに対して星の数で格付けをしており、5スターが最高であるレーティングとなっています。
ベトナム航空は全体として4スターでありますが、ビジネスクラスでは長距離が3.5スター、短距離が4スターです。機内エンターテイメントや言語スキルの点が弱いようです。
ちなみに4スターエアラインは他に、エールフランス、ヴァージンアトランティック、タイ国際航空、大韓航空、カンタス航空、フィンエアー、エミレーツ、ブリティッシュエアウェイズ、アエロフロート、ニュージーランド航空など計44社です。
ソウルからハノイ VN417便 A350-900
仁川空港でのベトナム航空のターミナルは1であり、離れ孤島のコンコースからの出発となります。スカイチーム加盟しているのでいずれはターミナル2に移動かもしれませんが、現在はスカイチーム間の乗り継ぎでは少し不便です。
スタッガード配列のシート
アジア主要路線で活躍するA350-900のビジネスクラスのシートはスタッガード配列です。
窓側の窓に面したシートは偶数列が該当します。今回は2Kのシートに。
シートコントローラーとモニターコントローラーは左アームレスト側に集中しています。シートピッチは長く、離着陸時のシート体勢では脚は届きません。
シートモニターは現在では大画面と言えませんが、シートマップなどの見るには十分です。
アメニティはシャリオールのポーチに入っています。スリッパもついています。
機内誌は盛りだくさんです。
快適なシートですが、サイドテーブル側の壁と座面の間に隙間があり、買ったばかりのiPhone11proを落としてしまいました。焦ってしまいましたが、クルーが二人かがりで何とか取り出してくれました。感謝感謝です。
機内Wi-Fiはあるものの
同社では2019年10月よりWi-FiサービスをA350から開始しています。サービスはちょっとだけ無料で利用でき、その後、データ量ごとのプランによって有料(クレジットカード払い)で利用できます。
試してみたのですが、衛星の場所が良くなかったのか、接続ができず、フライト時間も長くないため、それ以上は利用しませんでした。
離陸
ウェルカムドリンクが配られ、そして、空いたグラスは回収され離陸です。
セーフティビデオはシンガポール航空風でCAさんが説明をしています。
キャセイパシフィックのA350が先に離陸していきます。
A350はボーイング787にエンジンの音は似ていますが、それよりも力強く離陸していきます。あっという間に滑走路を離れ、上昇していきます。
離陸の様子を動画に記録してみました。約2分半で、一気に上空に向かいます。
機内食
安定飛行に入るとすぐに機内食です。メニューとドリンクリストが別となっています。
ワインにはシャンパンがあります。モノポール ブルー・トップです。
空に乾杯です。
食事はソウル発のためか、韓国料理と洋食が選択できます。洋食を選択してみました。
まずは、スターターから始まります。袋に入ったナッツなどではなく、チーズと生ハムときちんとしたスターターです。
つついて前菜です。野菜サラダと茄子を巻いたインボルティーニです。
ビジネスクラスの食事でスープがないキャリアもありますが、きちんとありました。ズッキーニのクリームスープです。ガーリックトーストがとても合いました。
メインディッシュは定番の牛肉のステーキです。韓国発のためか牛肉がとてもおいしく感じました。
デザートにはアイスクリームもあります。カップではなく、きちんと盛られています。
食後もう一杯いただき、外の景色を堪能しているとハノイは間近です。
フライトルート
ソウルからハノイの距離は1,672マイルと意外と近いです。大型機のフルフラットシートで機内食を食べている長く感じましたが、いつの間にか着陸となりました。
ハノイ・ノイバイ空港はベトナム航空のハブ空港だけあり、ロータスマークが目立ちます。
降機して振り返って機体を撮影してみました。A350は優れた機材であることを搭乗して改めて、認識しました。
ハノイからバンコク VN619便 A321
短距離ビジネス
ハノイのロータスラウンジ乗り継ぎ待ちを過ごし、ゲート24に。機体はA321でした。
ラウンジ様子はこちらです。
シートピッチは窓1.5個分くらいです。足掛けは付いていますが、シンプルです。シートモニターはなく、音声のみです。
ハノイ=バンコク間は601マイルであり、自分のデバイスで観たり、聴いたりするくらいが丁度よいので、不満はありません。
ウェルカムドリンクはデフォルトではソフトドリンクのみです。依頼すればアルコールもあるのでしょうが、時間がなさそうであったため、アップルジュースにしておきました。
機内食
機内食は2つから選択でき、このフライトでもビーフにしました。飛行時間が短いのか、ワンプレートで提供されます。
アジアンな味付けのビーフにフラットケーブルような麺とインゲンが添えられています。
サラダにはグレープフルーツやブラックオリーブも入っており、美味でした。
結構お腹いっぱいになり、バンコク到着後は夕食不要なくらいでした。
食後にコーヒーをいただき、酔いを覚ますことに。
スワンナプーム空港に到着し、降機してボーイングブリッジのところで、自前のイヤフォンを忘れたことに気づき機内戻ると、CAさんが座席からイヤフォンを持ってきて、アオザイ姿のベトナムスマイルで渡してくれました。
最後に
ベトナム航空のビジネスクラスは2回目の搭乗でしたが、以前よりも機内食がおいしくなったような感じがします。
加えて、機材が新しいからかもしれませんが、快適でした。インターネットの品質は確認できませんでしたが、きちんと利用できれば4つ星以上でしょう。
有償チケットでのスカイマイルなどへのマイル積算率は厳しめですが、特典利用では選択しても良いかなと感じました。