キャセイパシフィック航空のコロンボ発券のビジネスクラスの東京往復が安く、結構いつでも利用できるため、JGC修行で困った場合は有効であるため、まとめてみました。
キャセイパシフィックの魅力
キャセイパシフィック航空は香港を拠点とするとエアラインであり、形態としては国際線と同等のフライトしかない航空会社であります。
香港は1997年にイギリスから中国に返還はされているものの、中国本土から本土への乗り継ぎは国際線に近い扱いであり、今後、本土側からの要請により、国内線化が進展するまでは国際線専業キャリアに近い存在と言えます。
特徴としては、ワイドボディの中型・大型機のみ保有しており、国際線のフライトを得意としています。
就航地はアジア各都市、オセアニア各都市、北米各都市、南アフリカと4大陸に就航しています。
子会社にはキャセイ・ドラゴン航空(KA)があり、中国本土各都市や沖縄など支線的な路線で活躍しています。
以前はワンワールド扱いではありませんでしたが、現在ではJALマイレージバンクでも積算でき、貴重な存在であります。
個人的には、マイル修行はワンワールドでスタートし、アジア初のフライトはCXであり、シンガポールまで往復4万円台でありながら、100%加算(AA advantageですが)ということで利用したのが初めてでした。
当時としては、先進的なeチケットでプリントした搭乗券で搭乗した記憶があります。ビジネスも一応利用があり、AMSからNRTまでの利用をした記憶があります。昔からヘリンボーン大好きキャリアであり、ジャンボ機の二階席ではベルトが厄介で外の景色があまり見られない記憶があります。
シンガポール航空が仮想敵キャリア
キャセイパシフィック航空と同じような背景を持つ航空会社はアジアではシンガポール航空と言えます。両社とも国際線しかなく、金融センターな都市に本拠地を構え、お金持ちを運ぶ土台があります。また、アジア内の主要都市への距離も良いほか、ルーツをたどるとイギリスにたどり着くこともあり、似ているところが多いキャリアであります。
そのためか、乗り継ぎ時間や重複するルートでは喧嘩並みに競合しているところがあります。
バンコク=東京もそれであり、先述した記事ではシンガポール航空が割安だったりします。一方でキャセイパシフィック航空は羽田路線が充実しており、羽田拠点のJALの存在が薄れるほどであります。
ラウンジ等の設備で比較するとシンガポール航空の最上級ステータスのラウンジでは、湯壺はありませんが、キャセイパシフィック航空の香港の最上級ラウンジでは湯壺があります。
湯壺の有無がどれだけか凄いかわかりませんが、ワンワールドのエメラルド会員の人は同ラウンジの湯壺を写真にとる人が多いようです。(湯壺にシャンパンを添えて)
しかし、資本的にみるとキャセイパシフィック航空はスワイヤーグループが圧倒的な株主であるものの、スターアライアンス加盟の中国国際航空がメジャー株主でもあります。
シンガポール航空は同国政府系がメジャーでありますが、同国で幅を効かせている中華系の資本が今後どう動くかわからないため、両社とも中国資本はキーとなる存在と言えます。
ビジネスクラス コロンボ=東京往復
今回はマイル修行のスタートダッシュとして、年末年始後の連休の後に来る1月の3連休に日本に戻り、2月の飛び石連休にコロンボに行くルートで試算してみました。
旅程
往路は1月14日(連休に一日プラス休暇としてみました)の未明にコロンボを出発して、香港には朝到着します。そのまま、成田便であれば短時間で乗り継ぎができますが、敢えて羽田便としてみました。香港市内に行って、買い物や食事を楽しみ空港に戻ることができそうです。
現在の香港の状況では場所を選びそうですが、それでもどこかに行けそうです。夕方4:25に香港を出発し、羽田には夜9:15に到着します。
機材はコロンボから香港までがエアバスA330、香港からボーイング777-300ERであります。
どの航空会社でもボーイング777-300ERは機体あたりの設備投資額が大きいのか、フラッグシップであり、上級クラスでは手厚い設備が施され、キャセイパシフィック航空のビジネスでも快適であります。
復路は2月8日に成田を午後出発ながら、香港での乗り継ぎ時間が短いため、現地時間で同日ギリギリの23:40に到着となります。
コロンボタッチも良いですが、コロンボ滞在も良いかもしれません。コロンボに初めて行った時はあまりに街灯が少なく、タクシーで移動する時に不安を感じ、商売っけ盛んな人が多く、ちょっと疲れました。
しかし、綺麗な自然と海だけで満足する場所であり、マイル修行としては異色ですが、惹かれる場所です。
運賃・予約クラス・FOP
運賃・予約クラス・FOPは下記のとおりです。
運賃は約127,792円
予約クラス 全区間Iクラス(125%加算)
FLY ONポイント 10,758FOP
FOP単価 11.88円/FOP
FOP単価として、10円は切れませんが、キャセイパシフィック航空を利用できると言う点ではメリット大と言えます。クアラルンプール発券の東京往復でもCXは同等の運賃はありますが、距離が短いため、コロンボの方がアドバンテージはあると言えます。
最後に
日本と東南アジア(最近はほぼKL)の間で、日系の航空会社のキャンペーン運賃を利用するがJGC,SFC修行には最適でありますが、そもそもなぜステータスが欲しいか考えると、その一つには旅行が好きであることが一つにあると言えます。
今回のコロンボ発券のキャセイパシフィック航空の東京往復は旅先の楽しみと飛行機の楽しみ両立できる点では良いと言えます。