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ティーウェイ航空 ビジネスクラス搭乗記 A330の価値があるか

ティーウェイ航空のA330のビジネスクラスに成田空港から搭乗してみましたので、お伝えします。

LCCのビジネスクラス

ビジネスクラスと言うと座席そのものでありますが、フルサービスキャリアではチェックインからラウンジ利用、優先搭乗も含めてのトータルなクラスでありますが、LCCの場合はちょっと違います。

基本的には、機内でのシートが豪華であり、LCCキャリアによってはシートのみ提供、あとは、機内食や機内Wi-Fiなどは課金であります。ラウンジからそうしたオプションとして、課金を用意するLCCもあれば、そうでないキャリアも有り、逆に言うと、選択肢があるとも言えます。

ここは個人の嗜好が別れ、フルサービスキャリアのビジネスクラスではいたるところに無料ですべて提供していると言えますが、それがない分、利用者にとってはコスト削減ができるのは良いかもしれません。

ティーウェイ航空は韓国のLCCであり、日本各地、中国各地、香港、台湾各地、マカオ、フィリピン・セブ、ベトナム・ダナン、タイ・スワンナプーム、ラオス・ヴィエンチャン、サイパン、グアム、そして、韓国国内では仁川、金浦、釜山、済州、大邱、光州、務安と結構、使えると言えます。仁川だけでなく、金浦に就航しているのは便利であります。

ラウンジはなし

成田発のため、念のため、遅れても良いようにオンラインチェックインしていきますが、記念に紙の搭乗券を貰いにチェックインカウンターに。一応は、チェックイン手続きのようなこと(パスポート提示、マスク外しの本人確認、帰国便の確認等)はするものの、紙の搭乗券は発券せず、そのまま搭乗口でした。

そして、ビジネスクラスというと、ラウンジのインビテーションがありますが、それは有りませんでした。ここはプライオリティパスの出番とも言えます。

次は、手荷物検査の優先搭乗ですが、ガラガラのFast Trackに行ってみました。スマホの搭乗券には一応、ビジネスと記載があったことをきちんと確認したのか、よくわかりませんが、Fast Trackは通過できました。

先述のとおり、ラウンジはコンプリメンタリーでは利用できないので、プライオリティパス発動であります。

シート

ゲートは86番と成田空港のターミナル2では一番遠い場所のひとつであります。まあ、ターミナル1についても、A380が発着していた場所と比較すると物理的な距離は近いかもしれませんが。動く歩道となり、待つことは解消されたのは良いと言えます。まあ、末端まで歩くと汗ばみます。

搭乗時には、最優先の搭乗となります。という事でビジネスクラス一番乗りであります。ビジネスクラスのシート2-2-2配列の2列の計12席であります。AirAsiaのお古かと見えるデザインであります。ライフラットであり、100分ぐらいの飛行時間であれば、満足であります。シートは一応、レザーでした。

スリッパもあり、シートポケットだけ見ているとフルサービスキャリアと変わりません。

最早古いライフラットのシートですが、最初にこのシートに座った時はリクライニングとは別世界で感動したものでした。シート操作ボタンも新鮮でした。シート電源もきちんとあります。

足元も余裕があります。ライフラットフルにしても、余裕があるくらいでした。個室に慣れてしまうと全然ですが。

ブランケットもあります。100分ぐらいのフライトですが、機内はやはり、寒いのか結構使っている人がいました。A321とかでは寒く感じないのですが、A330となると寒く感じるのはやはり、パワーの違いなのでしょうか。

免税品販売、機内販売とマネタイズするためのものが充実しているのはLCCであります。ANAとかは対面販売はしていませんが、運賃で十分に儲かっていることなのでしょうか。それとも、利益率が低いので、コスト削減なのでしょうか。

振り返るとエコノミークラスであります。シートはレザーシートであり、こちらもAirAsiaチックであります。シート配列は2-4-2とフルサービスキャリアと比較すると座席多めであります。思いのほか、利用者が少なく見えるのはA330が大きいからかもしれません。

ビジネスクラス機内食

LCCでも、ビジネスクラスの場合は機内食があります。予約を事前にしていれば、機内食の選択肢はありますが、直前に予約・発券では選択肢はなく、ティーウェイ航空指定のものとなります。

と言っても、韓国線らしく、大韓航空やアシアナ航空で出てくる機内食と似ており、牛肉でした。一応、A330という国際線機材も有ってか電子レンジ搭載であり、食事は機内で温められて、ホカホカでした。チューブ状の辛ソースは有りませんでした。

後はレトルトパウチのキムチがついていました。ご飯の上に、キムチを載せて混ぜ混ぜがチューブ状の辛ソースの代わりとなります。

ドリンクについては、デフォルトで配られていた水以外は、課金であり、これはビジネスクラスとはちょっと言い難い感じであります。

快適は快適だが

12席のビジネスクラスシートに対して搭乗しているのは、自分を含めて7席であり、隣席もおらず、快適と言えば、快適ですが、それがビジネスクラスと言えば微妙であります。意外と利用している人が多いとも感じました。

ただ、何か物足りないと思うと、シートモニターがなく、フライトマップもないため、どこを飛んでいるのかわからないのはちょっとでした。もちろん、機内Wi-Fiも有りませんでした。

フライトルート

何年振りだろうと思うくらいの第2ターミナルから離陸でありました。

離陸は4,000mの滑走路からであり、第1ターミナルを見ながらの離陸でした。フライングホヌが全機地上にいる時間帯の離陸でもありました。

埼玉、長野、石川、福井と本州を横断し、敦賀あたりから日本海に出ていく感じでした。搭乗している断面ではどこを飛んでいるかわからず、直江津ぐらいかなと思っていました。

日本海に出た後に島が見えてきたので、これは隠岐かなと思うとその通りでした。この後は海原のみであり、越境となりました。

朝鮮半島に入ると着陸までは直ぐであり、ポーンポーンが4回繰り返し機内に響き、着陸体勢となりました。ただ、仁川空港が混んでいたのか、旋回してのアプローチとなり、ちょっと時間はかかりましたが、余裕のダイヤなのか、定刻前の着陸でした。

孤島のターミナルで降機だったので、シャトルで移動だったりと入国までは時間がかかりました。入国審査自体はガラガラでしたが。今回はT-moneyカードを手に入れたので、地下鉄利用時に小銭が増えることも今後はなくなりそうです。遠いような近いような仁川から市内に向かいます。

最後に

結局、フルサービスキャリアには近いものの、サービスレベルとしてはLCCであり、エコノミーの方が良いと言えます。そんなことで、空席が多く、快適ではありますが、A330の場合は座席数が多く、そもそも、エコノミーでも空席が多いので十分といえます。隣席とかは結構空いていました。

同じコストであれば、同区間に飛んでいるエチオピア航空のビジネスクラスの方が良いかもしれません。時間帯がかなり遅いフライトしかありませんが。

それでも、LCC=A321と言う中で、ワイドボディのA330を飛ばしているティーウェイ航空は良いかもしれませんが。

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