鉄印帳の旅をこの夏続けてきましたが、休むこととしましたので、記事にしてみました。
39番目の鉄印帳
39番目の鉄印帳は由利高原鉄道です。東京から本荘迄の最後のランなります。
前日に新潟入り
金曜日の夜に新潟に入り、翌朝から羽後矢島を目指します。新潟では新潟らしい、甘ダレのとんかつに、のっぺ汁、そして、栃尾揚げと記事用に新潟らしくしてみました。
ホテルはクラウンプラザホテルで朝早く、チェックアウトします。
始発の秋田行の特急"いなほ"で北上
特急いなほは新潟と酒田・秋田を結んでいます。以前は青森まで行っていましたが、秋田以北はかもしかやつがるに改編され、秋田止まりとなっています。
さらに、その昔は特急白鳥が一往復交じって走っていましたが、それが廃止後となると、そのスジはいなほに移管(新潟まで)され、今では当時の白鳥のスジもなくなっています。
新潟駅のホームは新幹線からの短時間での乗り継ぎのため、新幹線と並行してのホームです。改札は列車の真横にあります。
いなほ号は朝からハマナス色でした。グリーン車は1-2配列です。日本海ビューは2列席となります。ひたちのお古のE653系でありますが、グリーン車は豪華仕様と化しています。
シートピッチは広く、前席との間には木製のパーティションがあり、今の時代にマッチしているとも言えます。
村上手前の荒川で強風のため、減速して鉄橋を通過します。そのため、8分遅れて村上に到着となります。いつもはトラス柱が気になるのですが、忍び足とも言えるくらいゆっくりなため、シャッターチャンスは十分にあります。
村上を過ぎると有名なデッドセクションを通過します。照明と空調は切れるものの車内放送は流れます。その際の動画は下記のとおりです。
デッドセクションを通過すると海を走り抜けていきます。府屋あたりがもっとも海が見えますが、かなりの時間、沿岸を走ります。
夏は天気がいいととても良いのですが、冬は時化ていると怖いくらいです。粟島も見えます。
新潟駅のNewDaysで購入したドリンクを飲みます。なまらすっきりドライSTRONGであり、北海道限定と言いながら新潟で買うことができます。
あつみ温泉を過ぎ、庄内平野に入り、鳥海山と田園風景が見えてきます。
同特急列車の名前の由来は米どころである庄内平野の稲作の「稲穂」である文字通りの景色です。
秋田県が近づくと羽越線の鉄道撮影スポットとしては有名なあたりを車内から撮影してみます。このスポットを過ぎると象潟に到着します。
個人的には隣駅の金浦(このうら)がどうしてもGMPに見えてしまいます。
39王手の由利高原鉄道
3時間超乗車し、ようやく羽後本荘到着します。羽後本荘駅は建て替え中で仮設の駅舎となります。
JRと由利高原鉄道の事務所が入っており、由利高原鉄道の窓口で片道よりも安い楽楽遊遊乗車券(土日祝バージョン 550円)を購入します。矢島や本荘市内のお店での特典もあり、かなり神的な乗車券であります。
それほど待たずに矢島駅までは行けます。車両的には一番古いエボルタ電池鉄道ラッピングのYR2002号車であります。オールロングシートではありますが、なぜかテーブルが付いており、宴会列車の顔も持ちます。
矢島駅までは30分ちょっとであります。矢島駅は木造の美しい駅舎であります。
駅には名物のまつ子さんがおり、鉄印担当の駅長が車両の入れ替えをしている間、待っている人たちに水を差しいれてくれました。マツコの部屋で全国的に知られるようになったようです。
マイスターカードを手にいられる39個目の鉄印をいただきます。
昼の時間帯は折り返しの列車間隔が長いため、時間をとって昼食とすることとしました。駅から片道1kmほどある、生姜ラーメンが有名なお店にいきます。
醤油もそそられたのですが、ここは塩味の生姜ラーメンにします。チャーシューをトッピングしても670円と言う何ともエコノミーであります。
基本のトッピングは鶏肉であり、擦りおろされた生姜はもちろんですが、レモンもトッピングされています。そして、もやしはたっぷりであり、野菜も摂れます。
食後、汗が噴き出す中、駅まで1kmの道を戻ります。暑いものの、強風というくらい風が強く、意外と汗が引くのは早く、矢島駅に戻れました。
帰りも来た時に乗車したエボルタ車両です。今回は乗り継ぎが悪く、乗り継ぎの度に1時間超の乗り継ぎ時間があります。
鉄印獲得後はさらに北上
羽後本荘では時間があったため、同市の文化交流館カダーレに行ってみます。カダーレの由来は同地域の言葉の「かだる(仲間に入る)」であります。カダーレ航空とかではなさそうです。
ショッピングコーナーがあり、地のものを購入できます。ショップの横にはワークスペースもあり、そこでブログの記事作成を行い、本荘駅に戻ることに。
ホームでいなほを待っているとおばこ車両が入線してきます。今回は乗車できませんでしたが、おもちゃ列車など結構、観光に力を入れており、乗って楽しい列車が多いです。
ここからは新潟には戻らず、秋田を目指し、再びいなほに乗車です。今度はノーマル仕様のカラーリングであります。風の影響か5分遅れで到着です。
カダーレで購入したローカルなストロング缶「相棒」と地酒の雪の茅舎を飲み干します。
羽後本荘から秋田まではノンストップであり、遅れを回復するかと思いましたが、それは実現せず、5分遅れのままの到着となりました。
遠くに男鹿半島が見えたりと、羽越線は海岸線を走る割合が高く、飽きさせません。
雄物川を渡ると秋田駅です。
次は秋田空港へのバスとなりますが、列車が遅れたので、冷や冷やとしますが、駅ビル改札からのエスカレーターを降りて迷いそうになりますが、無事にバスに乗車。
定刻よりも早く秋田空港(AXT)に到着で今回は完了となります。
最後に
これで鉄印は残り阿佐海岸鉄道のみとなり、DMV工事が完了するまではしばらく鉄印の度はお休みです。
当初は40すべての鉄印を集めないとマイスターカードは手に入らなかったのですが、こんな記事を書いたからでしょうか、しれっと、39個でマイスターカードを発行しており、ちゃんと周知してほしいところではあります。
そうは言っても弾丸旅程でどれだけ鉄印を獲得できるか結構プレッシャーとなり、いざ実行すると飲まず食わずで1日乗り物に乗る日も多かったです。また、時には炎天下の中、汗だくで歩いたりという苦行も多かったです。
こうしたプレッシャーから解放され、最後の鉄印はゆったりできそうです。今後は、途中の宿で貯まったポイントでのんびりリゾートでもしようかなと考えています。