更新 阿佐海岸鉄道以外の鉄印39個を集めた場合でもマイスターカードが発行されています。
鉄印帳は全国40の第三セクターを中心とした私鉄で開始された乗り鉄にとっては好物的なものですが、マイスターカードを一番早く手に入れようとしても、それは無理であることが判明しましたのでお伝えします。
鉄印帳とは
読売旅行と第三セクター鉄道等協議会がコラボし、協議会に参加する鉄道会社の路線に乗り、特定の駅で御朱印ならぬ鉄印をもらえ(300円程度で買うこととなりますが)ます。
もらえる駅は各鉄道会社によってポリシーが違い、乗り継ぎの良い駅でもらえる駅もあれば、乗り継ぎのない終点もあり、そこに行かなければ手にできないプレミアム感もあります。
鉄印帳を持っていないと鉄印を発行してくれない事業者もあれば、平日しか発行していないと言う主催者のルールに記載されていないギミックもあります。
鉄印帳は人気なのか初版が発売され、完売が相次ぎ、次の版が発売されるのが待ちとなっています。個人的には智頭駅で偶然にも手に入れることが出来たため、目下、鉄印を貼り貼りする旅が続いています。
いち早くマイスターカードを手に入れようとしても
鉄印帳は40の鉄道事業者が賛同しており、その事業者の路線の駅を訪れることにより、コンプリートができます。
コンプリートすると鉄印帳を事務局に1,000円分の切手を同封して送付するとシリアルナンバー付きのマイスターカードをゲットできます。
ただし、条件としては下記のような条件もあります。
・「鉄印帳マイスターカード」は予定の枚数に達し次第終了となります。
・鉄道事業者の都合により、完全に記帳ができなくなった場合、その該当ページは記帳済みとみなします。
・鉄印帳の送付にかかる紛失・破損について、旅行読売出版社は責任を負いかねます。
冒頭の予定枚数と言うのが気になるところであります。よーいドンであれば納得しますが、一部の事業者が時期を遅らせているとなるとアンフェアであり、すべて受け付けた方が後腐れはないようにも感じます。
鉄印帳がスタートしても鉄印を実施していない事業者が
阿佐海岸鉄道ホームページより
第三セクターを盛り上げるようなイベントである鉄印帳であり、全国の参加事業者が一斉にスタートしているにもかかわらず、スタートしていない事業者もあります。
それは阿佐海岸鉄道です。同社では世界初のDMV(デュアル・モード・ビークル)を導入するために着々と事業を進めており、2020年度内の開業を予定としています。
実際に同線での工事のため、代替バスをすでに運休するなど実現性は高いと言えます。
同構想では、同鉄道路線の終着である甲浦駅から室戸岬までアクセスすることが出来るようになるようです。
いままで、バスに乗り換えていたところが、ワンストップで行けることは大きなメリットとも言えます。是非体感したいところです。それだけではありますが。
ところが、同社にとって世紀のイベントであるDMV化と鉄印帳をリンクさせてしまっています。
同社では鉄印の発行を
「世界初のDMVをご体感頂いた上で、記帳頂きたいと考えており、誠に恐れ入りますが、鉄印帳販売および記帳の取り扱いはDMVでの営業開始後とさせて頂きます。記帳を希望される皆様には大変申し訳ないのですが、今しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。」
としています。
DMVスタートは2020年度内と言うことで2021年3月中までのスタートであります。鉄道の運休は3月近くまであり、事実上、DMVの開業はあと半年近くかかりそうです。
また、鉄印帳開始に合わせて準備していた事業者から見ると、疑問感じるところがあるかもしれません。
鉄印をスタートしたらいつでも鉄印を受けられるのがフェアと言えますが、どうもそうではなく、盛り下がりそうです。40も事業者があればこのような凸凹は想定の範囲内ですが、基準はきちんと設けて欲しいところです。場合によっては往復が必要な駅まで行くこともあり、運賃も高いケースも多くお金はかかります。
最後に
鉄印帳がスタートしています。個人的にはコンプリートにはのんびりとしているのですが、鉄印発行駅ですれ違う同士も多く、早期コンプリートを望んでいる人も多いかもしれません。そうした人にはがっかりしてしまうかもしれません。
事業計画としては2020年度内に確実と自信があるかもしれませんが、延期となると大打撃であり、総スカンも想定されます。
結局、コンプリート最終目的地は阿佐海岸鉄道であり、鉄印をした駅近くの郵便局から事務局に向けて、投函する人がいるかもしれません。
強者となると徳島空港か高知空港に行き、東京に戻って事務局のある千代田区の郵便局から投函、さらには事務局のポストにダイレクトに投函する人も出てくるかもしれません。
更新 39でマイスターカードが発行されることと変更となっているようです。マイスターカードはもらってもDMVには乗りに行きたいところです。