残っていた青春18きっぷの春バージョンの残りを利用して、福島・白河まで遠征してみましたので、お伝えします。
新宿から湘南新宿ラインでスタート
4月10日と言えば、女性の日やヨットの日、四万十の日でありますが、青春18きっぱーにとっては春シーズンの最終日かつ日曜日であります。
西日本ホテル修行に活用しようと思い、それなりに使用したのですが、一回分余ってしまい、4/10を迎えてしまいました。
再びに西に行くか、中央線で山を目指すか、千葉に行ってみるか考えましたが、鉄印帳以来、訪れていない東北を目指してみました。
と言っても、普通列車日帰りとなると福島あたりが限界であります。当初は喜多方に行き、喜多方ラーメンを食して、飲泉すると味噌汁みたいな早戸温泉に浸かって、最後は青春18きっぷを無視して東武で戻ることも想定していましたが、日帰りだと相当早く家を出ないとだめなので、緩く午後に出発で東北を目指します。
上野東京ラインか湘南新宿ラインで迷うものの、やはり快速という優等列車を選択して、新宿を目指します。新宿駅構内には成城石井があり、缶のワインを調達して乗り込みます。これも新宿を選択した理由だったかもしれません。
湘南新宿ラインは2021年12月で20年と言うことで時間の経過の早さを感じてしまいます。
今回は普通な目線の1階のグリーン車に乗車してみます。荷物棚があり、立体的なスペースとしては2階よりも広く、良いかもしれません。
新宿を出発すると歌舞伎町が見えます。昼とは言えギラギラ感が漂います。
山手貨物線を過ぎて、東北線に入ると上野東京ライン普通・宇都宮行きと並走します。浦和までは並走ですが、乗車した湘南新宿ラインは快速となり、浦和から差をつけて宇都宮到着では15分ほど時間差が空きます。
青春18きっぷを利用するとトラブルにほぼ遭遇するジンクスとなっていましたが、今回もトラブルであります。
新白岡駅手前の踏切で緊急信号が発呼され、抑止がかかります。途中駅で15分近く停止し、運転再開となりますが、快速と言えども15分の遅れは回復できずに小山駅に到着です。
その手前では、栃木に入ると萌ゆる景色があり、白河の景色にも期待が上がります。
しかし、この快速は小山駅で7分停車と言う快速らしからぬダイヤの持ち主でありましたが、この日は30秒で運転士交代とかしていたのだろうと思いますが、すぐに出発です。桜金造cityの余韻も感じられませんでした。
これで遅延は10分以内と思いましたが、先行する普通に引きずられて結局、12分遅延で宇都宮駅到着となりました。
埼京線の車両を短編成にした車両が来るかと思いましたが、日光線と合わせてリフレッシュされたE131系でした。しかし、地元の方の路線で且つ、青春18きっばーで混雑しており、立ち席でした。
蒲須坂駅に停車するとかなりの乗客が降ります。蒲須坂駅はさくら市の駅であり、前身は氏家町・喜連川町であり、沿線では大きな街と言えます。
そして、黒磯に到着です。交流と直流の境でもありますが、同じく交直流にエリアのE531系で関東から東北の境を超えます。仙台側からの2両と思っていたので、快適な移動でありました。
上を見上げるとE2+E3系編成が通過しています。地震で特別ダイヤとなっていることもありますが、今後あまり見れないシーンでもあります。
東北本線の関東最北端の豊原駅を出発です。沿線には山桜が咲いていました。この後の橋梁が見せ場ですが、今回は花縛りであります。
新白河到着です。青春18きっぷ最終日でも北に向かう青春18キッパーが多いのは以外と驚きです。ここからは東北らしい普通電車であります。
と言っても、今回は一駅先の白河駅が目的地のため、混雑していても絶望はありませんでした。ついに、白河駅に到着です。ホーム屋根からレトロであります。
そして、西側を見ると小峰公園と満開の桜が見えます。これだけでも満足であります。
ダイハツのCMのロケ地となった白河駅であります。べた踏み坂ほどはインパクトはありませんが、歴史を感じる駅舎であります。ちなみに、無人駅でありました。
白河の桜の名所を弾丸
関川寺の結城桜
白河市内の桜井の名所を限られた時間で巡ってみます。まずは白河市役所の近くにある
関川寺の結城桜であります。門構えから本殿の手前に枝垂桜が咲いているところが何とも言えない:景色でありました。
地蔵桜
次は地蔵桜であります。名前の通り、地蔵の麓に桜の木があり、地蔵と桜であります。枝垂桜のため、結構濃厚な花の色合いを楽しめます。
妙徳寺の源清桜
同エリアだは最も大きな枝垂桜であり、全景をカバーしようとすると、花が小さくなり、春のピンクな世界のインパクトが薄れてしまいすが、生命の長さと成長の軌跡は感じます。日が暮れるまで何度か撮影してみましたが、なかなか撮影には難しい桜でした。
妙関寺 乙姫桜
おそらく、ここが満開の桜を堪能するという点では最高峰かもしれません。こちらも枝垂れ坂ではありますが、お寺の門構えとマッチしており、さらに単体での桜としても最高峰と言えます。
お寺のスペースをこれでもかと言うぐらいに広がり、ピンク色の世界を演出しています。
一番は真下から見上げた風景であり、潤沢な桜色があふれる世界であります。ここまで花見にどっぷり浸ったのは初めてかもしれません。
付近は有名な桜だけでなく、お墓側や整備された川沿いにも桜が植生されており、結構見どころがあります。
ソメイヨシノではない桜をこれほどかと言うぐらい堪能できる場所でもあり、青春18きっぷ使い切りと言う目途で訪れたことが恥ずかしくなるくらいでした。
当然ですが、春は桜独占ではなく、ほかの花も萌ゆる時期であります。そうしたところも見られる白河であります。
以上、白河中心部のお寺付近の桜にフィーチャーしましたが、市役所の横のソメイヨシノも立派であります。
濃厚なピンクから淡いピンクまで一気の楽しめる場所は意外と少ないかもしれません。
夕飯で一服
桜満開の景色を見て、満足した後は胃袋満足にむけて歩きます。市役所近くに楽蔵という、飲食店がまとまった場所があります。
白河と言えば、白河ラーメンが有名であります。福島で有名なラーメンと言うと喜多方でありますが、近い存在とは言えるものの、特徴はありそうです。
今回は麺屋 誠で食してみました。
シンプルにラーメンのみであります。全部盛りな醤油チャーシューワンタン麺をオーダーします。そして、喉が渇いてきたため、瓶ビールをオーダーします。
器や盛り付け方はモダンであり、器からはみ出たチャーシューと中心部の白髪ネギが印象的であります。ワンタンも結構なアビールをしています。
一方で、スープや麺は素直になじめる具合であり、完食でした。
帰り路
旅行に出かければ、帰宅するのも旅路であります。今回は帰り道も記事にしてみました。小峰城は白河市役所とは線路を挟んで反対側となりますが、エキチカに線路を潜る歩道があり、あっという間にアクセスできます。
しかし、天守閣のある場所の閉館は早く、下から天守閣を眺めることしかできませんでした。
しかし、天守閣に行かなくても桜はいっぱいあります。桜は立派に咲いており、夜空に映えていました。
ソメイヨシノ以外の桜も雲一つない夜空にアピールしているかのように咲いていました。生き物の強さを感じます。
復路・東京まで
帰路はつまらないものになりがちですが、少し遊んでみました。まずは白河から新白河まで一駅は普通列車(青春18きっぷではフリー)で行きます。
平素ではなかなか新幹線の停車駅が少ない新白河ですが、特別ダイヤでほぼ停車するため、在来線からの乗り継ぎも10分以内でした。
効果が大きい。宇都宮まで新幹線乗車して、宇都宮からは在来線に再び戻ります。
新幹線なので30分足らずで宇都宮駅に到着です。時間があるため、餃子像を撮影してみます。像の材質が大谷石だったかは気になります。
宇都宮駅から再び青春18きっぷ活用で熱海行きの上野東京ラインに乗り込みます。と言ってもホリデー事前のグリーン車であります。
宇都宮から埼玉までは結構時間はかかりますが、それでも小1時間であります。大宮を過ぎると賑やかしくなります。
同日に小淵沢まで行っていた今では貴重な485系の宴が大宮に帰っていきます。
さいたま新都心、浦和、赤羽、尾久、上野に停車し、上野東京ラインオリジナルの線路を走る手前の御徒町駅付近です。このあたりの上野東京ラインはポイント切り替えがあり、御徒町駅ホームからはかなりの騒音であります。車両内ではそうでもありませんでした。
そして、東京駅到着です。静岡から東京までの移動距離と同じくらいの旅程の終了です。日帰り弾丸ではそこそこの距離であります。
上野東京ラインの後ろには那須塩原行きの新幹線が出発待ちでした。再び、乗り込もうとはさすがに思いませんでした。
夜10時前ですが、関東各地に30分先までびっしり出発列車があるのは東京駅の凄さと言うところかもしれません。
最後に
今回は青春18きっぷの最終日に残っていた利用分を使い切るため、日帰り弾丸で北上してみました。
関東を越境して東北に入った街である白河で桜を堪能し、ご当地ラーメンに満足な日でした。
復路は新幹線利用で3,000円ほど課金しましたが、その分1時間近く早く帰宅でき、次の日の疲労が軽減されました。
青春18きっぷは学生が使うものかと思っていましたが、大人も使い方次第では楽しめるきっぷと再認識し他最終日でした。