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京都・三条大橋から東京・日本橋まで(2)金沢から日本橋まで何日か?

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金沢

前回は三条大橋から金沢までのルートを考察してみました。時間的には2日目の午後の時点からの考察をまとめてみました。

金沢からのルートは第三セクターほぼ一択で軽井沢を目指す

金沢から軽井沢の間までは鉄道会社は下記のとおりです。
金沢=倶利伽羅 IRいしかわ鉄道
倶利伽羅=市振 あいの風とやま鉄道
市振=直江津=妙高高原 えちごトキめき鉄道
妙高高原=長野 しなの鉄道
長野=篠ノ井(信越本線) JR東日本
篠ノ井=軽井沢 しなの鉄道
であり、長野までは第三セクターの一本のレールで結ばれており、各駅停車が主体とは言え、速い鉄道を使わない術はありません。
そして、長野=篠ノ井間は鉄道ではあるのですが、JRなため利用できなく、ネックとなり、悩まされますが時間的には短いので、何とか乗り越えられるところでもあります。

一方で、直江津から北越急行方面の選択肢はありますが、直江津から犀潟まではJR線であり、バスはあったと思いますが、それを克服して六日町に到達しても、バスで南下は三国峠で寸断れされ、新潟方面にバスでは北上できますが、福島方面には厳しく、距離の短い長野ルートが妥当としました。

長野から松本方面にバスで行くという方法もありますが、関東に入るまで相当時間を要するため、峠はあるものの、正統派で関東に近い軽井沢を目指すこととなります。
前回、金沢には小松空港経由にてバスでやって来ましたが、その時間から進むと下記のとおりです。
金沢駅西口着14:55←小松空港からのバス
金沢発 15:41
泊着 17:35
泊着 17:43
直江津着19:02
直江津発19:40
妙高高原着20:29
妙高高原発20:32
長野着21:16
直江津でもたつくものの、基本的には会社は違いますが、接続は良く、敦賀から一日で長野まで到達となります。長野から先について列車はありますが、篠ノ井まで利用できません。
他のルートを考えるとアルピコ交通のバスがあるのですが、19時前に終わりってしまいます。また、長野駅から松代方面に向かうバスは篠ノ井駅最寄りでは川中島古戦場というバス停があり、篠ノ井駅に徒歩5kmほどで到達できます。このバスの最終は21:50であり、電車で長野駅に妙高高原から着くのは21:16のため、間に合います。

川中島古戦場の予定到着時間は22:12であり、そこから1時間近くかけて歩くと23:10過ぎとなります。篠ノ井から軽井沢方面は23:14発の小諸行きと23:48の上田行きとなり、軽井沢にはより近づけます。
ただし、この21時台のバスは平日のみであり、土日祝日は20時台で終わってしまいます。(涙!)仮に平日の場合は軽井沢に7時前に到達でき、横川方面の6:59のバスに接続できます。
今回は休日という前提のため、小諸または上田到達は無理となります。
加えて、篠ノ井まで歩くとしても10km越えとなり、ルール違反となります。さらに、10kmギリギリや中間地点あたりに宿泊するというのもありますが、旅館のみであり、深夜チェックインと早朝チェックアウトが可能か不明であり、近くに24時間営業の健康ランドもなく、長野駅付近のホテルに滞在することとします。
何よりも、今朝は敦賀で9km歩いており、歩くと明日に響きそうであります。
ちなみに、福井から金沢まで小松空港経由の空港バスの組み合わせでない場合、金沢からどこまで行けるかを調べてみました。以下のとおりです。
金沢駅西口着 16:53←コメリ白山店からの無料バスで到着
金沢発 17:17 あいの風ライナー
泊着 18:42
泊発 18:56
直江津着20:08
直江津発21:00
妙高高原着21:48
妙高高原発21:51
長野着22:34
空港バスよりも2時間遅いにもかかわらず、1時間少しの遅れに回復したのはあいの風ライナーによる効果が大きく、先述のとおり、結局長野宿泊であれば、コストを取れば、福井から金沢まではえちぜん鉄道とバスの乗り継ぎで行くのがコストは安くなりそうです。

最終日となるか3日目、長野駅から

川中島 長野

3日目は長野駅から篠ノ井駅までまず、バスで進むこととなります。土曜日に京都をスタートした場合、3日目は連休でない場合は平日となります。
その場合、篠ノ井から軽井沢まで旅程は下記となります。
長野駅発 7:10
篠ノ井駅着 7:37
篠ノ井発 7:48
上田着 8:14
上田発 9:07
軽井沢着 9:52
と上田にて1時間近い乗り継ぎ待ちが発生してしまいます。であれば、軽井沢の到着時間を同じにすると以下のとおりです。
長野駅発7:50
篠ノ井駅着8:25
篠ノ井発8:35
戸倉着 8:48
戸倉発 8:50
軽井沢着9:52
と40分遅く、長野駅を出発できます。ただし、バスの所要時間が始発から伸びており、朝の渋滞はありそうです。
ちなみに、この日が土日祝だった場合は下記のとおりです。
長野駅発 8:30
篠ノ井駅着 8:57
篠ノ井発 9:35
軽井沢着 10:42
平日より、50分ほど遅く到着となりますが、乗り換えは一度のみの快速となります。後述の軽井沢の旅程を考えると逆引きしなおす可能性もありますが、長野からスタートだと篠ノ井がネックとなり、軽井沢到着は10時前後となります。

まあ、平日でも似た筋にはなるのですが。

軽井沢の峠越えはどのルートが

軽井沢

軽井沢から峠越え(降りる)ですが、ルートは3つ考えられます。
1.    軽井沢⇒バス⇒横川⇒徒歩⇒西松井田⇒バス⇒高崎
2.    軽井沢⇒町内バス⇒徒歩⇒町内バス⇒下仁田⇒電車⇒高崎
3.    軽井沢⇒バス⇒草津⇒バス⇒伊香保⇒バス⇒前橋or高崎

1は碓氷峠をバスで下り、横川に到着後に徒歩(5km)を歩いて西松井田駅に辿り着いて、安中市のコミュニケーションバスにて安中市役所経由で高崎駅に向かうルートであります。・ローカル路線バスの旅っぽいですね。

2は軽井沢町内循環バスで下仁田方面に抜ける峠道に最も近いところ(押立山下)まで行き、そこから徒歩7kmで下り、初鳥屋から下仁田町のコミュニティバスで下仁田駅に到着し、上信電鉄で高崎に向かうルートであります。マイナーではありますが、地図を見ると合理性は感じます。

3は北軽井沢を抜けて草津にバスで行き、そこから、東京まで行く、ゆめぐり号という高速バスの一般同区間で乗ることができる草津=伊香保間に乗車し、伊香保から渋川を経由して前橋または高崎に抜けるルートです。草津で温泉が堪能できそうであり、惹かれます。

それでは、それぞれのルートを考察してみます。平日の10時前に軽井沢到着した前提です。

横川ルート

軽井沢発10:50
横川着   11:39
徒歩5km
西松井田駅発 13:10
安中市役所着 13:42
安中市役所発 17:50
高崎駅着     18:35

このルートでは安中市のコミュニティバスが日祝賀すべて運休となるので、平日しか利用できません。また、安中市役所での乗り継ぎ時間が長いのもネックであります。逆引きして乗り継ぎ時間を少なくすると下記のとおりです。

軽井沢発15:35
横川着   16:09
徒歩5km
西松井田駅発 17:10
安中市役所着 17:42
安中市役所発 17:50
高崎駅着     18:35

徒歩5kmを61分で歩き続けられるかはハラハラですが、下りというメリットありそうであります。さらに逆引きして長野駅を出発する時間を見ると篠ノ井発13:54の列車に乗ることができるため、長野駅を12:30に出発可能であり、随分とゆっくりできます。平日であればこそのルートですが、高崎の到着の時間が18:35であり、日本橋まで同日中に到着できるか、気になる時間でもあります。

下仁田ルート

軽井沢発10:50

押立山下着10:58
徒歩6.8km
初鳥屋発 12:48
下仁田着 13:24
下仁田発 13:35
高崎駅着 14:36

徒歩約7kmの峠降りを110分でこなすのは荷物など少なければ実現可能そうであります雨の日や炎天下の真夏や、雪道は厳しいですが、それ以外は可能であります。春秋向けで山桜や紅葉は楽しめそうです。

高崎には15時前には到着できます。休日は下仁田町のバスの発車時刻が繰り上がるので急ぐか、その後のバスに接続するように再旅程計算が必要のようです。
そして、上信電鉄の沿線には世界遺産の富岡があり、軽井沢の高速バスが富岡インター付近に停車します。加えて川越的場まで県跨ぎ1県で、所要は約1時間であります。上州富岡駅から富岡インターまでは2.2kmと徒歩累計9kmとなっています。このルートはすべてが揃った後に後述します。

草津ルート

草津

軽井沢発11:20
北軽井沢着11:59
北軽井沢発12:20
草津温泉着 12:55
草津温泉発 14:30
伊香保温泉着 16:03
伊香保(見晴下)発 16:18
渋川着 16:42
渋川発 16:45
本町(前橋)着17:28

3つのルートでは唯一徒歩がないルートであります。草津温泉では95分の乗り継ぎ待ちがあり、食事と湯浴みができそうであります。

このルートで懸念点は草津温泉から乗るバスは渋川から先は高速道を通る高速バス(ゆめぐり号)であり、満席の時は草津温泉から伊香保温泉まで乗車できません。さらに、同区間の事前予約は不可であり、出発時点で空席があれば、乗れるというものであります。14:30以降では後発は3本あり、平日となると乗れそうでありますが、休日は厳しいところであります。

また、高崎に言った場合、高崎到着は18:20となります。前橋の方が高崎よりも1時間近く早く到着する結果となりました。

群馬から東京・日本橋のラストスパートはどれか

長野

いよいよ京都からの旅もラストブロックになりました。軽井沢から峠を下ってきた各ルートに接続して日本橋のルートを考察します。

高崎駅から

横川ルートで高崎に辿り着いたのが、18:35であります。高崎からJR以外で動くとなるとバスで前橋か伊勢崎に行くルートとなります。前橋までは約1時間かかり、17:28に前橋駅付近に到着している草津ルートを利用した方が良くなります。そこで伊勢崎行きのルートを考えてみます。

高崎駅発 19:10
県立女子大着19:50
県立女子大発 ナシ
アウト

厳密にいうとバスで前橋に行き、上毛電鉄で中央前橋から赤城、赤城から浅草に東武鉄道で乗り継げは、3分と言う超ギリギリではありますが、特急りょうもう号の最終に間に合います。浅草には21:55に到着できます。銀座線か都営浅草線で日本橋に向かえば22:30前ぐらいに到着できます。

もう一つは、上信電鉄で上州富岡に行き、川越的場まで高速バスを利用する方法もありそうですが、高速バスは終わってしまっています。

なんか敗北感の有るルートですが、逆引きして長野を昼に出れば、所用時間は10時間となり、所要としては最短であります。旅はわからないものです。

中央前橋から

渋川からのバスは本町(前橋)着17:28であります。本町バス停は上毛電鉄の中央前橋駅最寄りであります。5分くらいで乗り換えは可能であります。

では旅程を見てみます。

中央前橋発 17:45
赤城着 18:23
赤城発 19:00(特急りょうもう)
浅草着 20:55

こちらも浅草到着であり、銀座線か都営浅草緯線で日本橋に向かえば21:30前に到着できます。こちらの所用時間は12時間と所要は高崎ルートよりもかかっています。草津に行って、前橋からぐるりと回るので妥当と言えば妥当ですが。まあ。温泉も入れ、楽ちんルートと言う満足感はあります。

そして、満席リスクはありますが、歩かないでも済むルートでもあります。草津では観光気分も味わえ、なかなかかもしれません。オフシーズンや平日狙いと言えます。

下仁田ルート

富岡製糸場

最後は下仁田ルートです。上州富岡駅から下仁田ルートでは高崎の到着時間は14:36でしたが、先述のとおり、上州富岡で下車すると13:58となります。そこから高速バスで川越的場を経由した場合のルートは下記のとおりです。

富岡BS発 15:48
川越的場着 16:57
的場1丁目発 17:27
川越駅西口着 18:00
本川越発18:30
高田馬場着19:13
高田馬場発 19:21
日本橋着  19:37
3つのルートの中では最も早く到達しますが、富岡での乗り継ぎが2時間弱あり、所要時間は1時間はかかっています。まあ、富岡の世界遺産でも見るのがちょうど良いでしょう。

高速の川越的場のバス停は東武東上線の霞が関駅が最寄り(徒歩2km)であり、そこまで歩いた方が早いと思うかもしれませんが、既に9km歩いており、1日のトータル徒歩距離が10kmを超えてしまいます。
そこで、高速バス停のほぼ真下にある西武バスの路線バスで川越駅西口に到達し、1km足らずの移動で、本川越から西武鉄道の特急の小江戸に乗り、高田馬場で下車して東西線で日本橋到着となります。

特急であることと都心での乗り継ぎが少ないので、最速と言えます。
仮に、東武の霞が関駅で徒歩を駆使して、徒歩10kmルール規制を外して歩くと、和光市、飯田橋と乗り継いで18:53に日本橋に到着したこととなります。下仁田は地味ですが、こういうルートでは頑張ります。
仮に金沢から長野に移動した日が平日で篠ノ井駅にその夜に到達して、上田に宿泊した場合も下仁田ルートが一番早く日本橋に到着できそうであります。歩きは多いですが、ちょっと惹かれてしまいます。

まとめ

今回の京都・三条大橋から東京・日本橋までのルートを整理してみます。

1日目(休日)

三条京阪発 8:29
烏丸御池着 8:33
烏丸御池発 8:45
京都着 8:51
京都駅八条口発9:10
三井アウトレットパーク滋賀竜王着10:10
三井アウトレットパーク滋賀竜王発10:20
近江八幡駅着    10:50
近江八幡発 11:03
八日市着 11:22
八日市発 12:11
米原着     13:07
三井アウトレットパークでの乗り継ぎが失敗しても30分後の路線バスで近江八幡に到着し、米原着は回復可能です。
米原発 13:30
リーディング坂田着 13:40
徒歩2.5km
田村発 14:17
木之本BT着 15:07
木之本BT発 15:50
新道野着 16:23
徒歩3.5km
新麻生口発 17:48
敦賀着 18:33
1日目は比較的早く到着します。もしこの時間に敦賀に到着して、新幹線ができていれば、敦賀から篠ノ井までの在来線はJRでなくなるので、まだかなり進めるでしょう。それは別記事でまとめてみます。

2日目(休日)

敦賀駅発 7:00
元比田着 7:25
徒歩  9.2km
河野発 9:19
たけふ新 着10:01
たけふ新発 10:12
福井城址大名町着 10:52
福井駅前発 12:50
小松空港着 13:49
小松空港発 14:15
金沢駅西口着 14:55
金沢発 15:41
泊着 17:35
泊着 17:43
直江津着19:02
直江津発19:40
妙高高原着20:29
妙高高原発20:32
長野着21:16
朝7時から徒歩9km歩き、福井で2時間休憩して回復、空港バス乗り継ぎで金沢、そしてあとは長野まで鉄道という時間は長いもののずいぶん進んだルートでもありました。

やっぱり、鉄道は各駅停車でも移動時間は早く、もっと運賃を値上げして採算を上げても良い感じがします。そうするとYVRのスキンヘッドが数字攻めで廃止論を言わなくなるかもしれません。

3日目(平日)

長野駅発 8:50
篠ノ井駅着 9:17
篠ノ井発 9:35
軽井沢着 10:42
軽井沢発10:50
押立山下着10:58
徒歩6.8km
初鳥屋発 12:48
下仁田着 13:24
下仁田発 13:35
上州富岡着 13:58
徒歩2.2km
富岡BS発 15:48
川越的場着 16:57
的場1丁目発 17:27
川越駅西口着 18:00
徒歩0.9km
本川越発18:30
高田馬場着19:13
高田馬場発 19:21
日本橋着  19:37
まさかの下仁田ルートが、10km近く歩きつつも、長野駅を朝出発するルートとしては日本橋に最も早く到着するルートでもあり、他の時間帯でも同様の傾向であります。進路がほぼ南東に向いているので距離が少なく結果となり、高速バスの速さが相乗効果を出しているのかもしれません。
今回は現時点での移動を考えてみましたが、次回は北陸新幹線・敦賀延伸後を考えてみます。

まあ、頭の中の計算だけだと、実感が沸かないので実際に試してみるのが一番であり、タイミングをみて実施してみたいと思います。

また、折角なので、北陸新幹線の敦賀延伸で敦賀から篠ノ井までノンJRとなった場合の机上(軌条?)の考察も近いうちにしてみたいと思います。

まあ、時間ばっかり並んでいて、気持ち悪いですが、人間は時間に縛られている生き物なので、それを具体化してみました。

マニアックで長すぎる記事でつまらないですが、楽しかったです。鱒柿みたいでありました。何か妄想でしたが、色々な観光地を巡った気分で満悦でした。でも、弾丸なので実旅に出ます。

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