年末年始にスカイチームマイル修行をしたい場合には中国東方航空が良いかもしれないため、まとめてみました。
デルタ・スカイマイルの繰越制度
デルタ航空のマイレージプログラムである「スカイマイル」にはステータスポイントの繰越制度があります。
MQMが50,000に到達するとゴールドメダリオンとなります。翌年はSKY PRIORITYとして、ラウンジ利用や優先チェックインなどがスカイチーム加盟航空会社および、ヴァージンアトランティック航空(スカイマイルにマイル積算は必要ですが)で可能となり、f万歳と言ったところです。
しかし、同じ年にさらにフライトの搭乗予定がある場合、次のメダリオンのプラチナまで到達しない場合は無駄なMQMになってしまいそうですが、スカイマイルでは、繰り越し制度があるため、次年度もステータス維持をするモチベーションが生まれます。
下記はデルタ航空のサイトにある例です。
MQMの繰越し例:2018年暦年内に60,000MQMおよびMQD9,000ドルを獲得して、2019年のゴールド メダリオン会員資格に到達したとします。ゴールド到達に必要なMQMは50,000マイルです。MQDはプラチナ到達に必要なレベルに達していますが、プラチナ到達に必要な75,000MQMには達していません。この場合、MQMの繰越しを利用すると、ゴールド取得条件を超える獲得済みの10,000MQMを次年度の残高に繰り越すことができ、あらためて2020年のステータス取得に向けて有利なスタートを切ることができます。MQMは毎年1月末日までに自動的に繰り越されます。
このMQMの繰越し特典は、デルタ航空だけがメダリオン会員のお客様限定で提供する特典です。
こうした制度はANAやJALではなく、ANAではダイヤモンドの形をしたネームタグを15万PP到達した場合に提供するなどしています。また、真偽は不明ですが、15万PPに到達すると通常のダイヤモンド会員より優遇されることも言われていますが、次年度のステータスに資すると言う意味では日本の航空会社にはない仕組みであります。
ビジネスクラス ソウル金浦=ローマ往復
今回は年末にソウルを出発し、ローマを年始、早めに戻る旅程としてみました。上海での乗り継ぎ時間は敢えてたっぷりととっています。
冬であり、それほど天候の影響は少なさそうですが、同社のオペレーションや中国国内の航空トラフィックなど考えると上海を楽しむと言うことで余裕をつけてみました。
旅程
往路は12月29日に金浦空港を正午に出発し、上海は虹橋空港に到着します。
市内に宿泊でもして、観光をして翌日、浦東空港から正午過ぎに出発します。便名はMU787ですが、機材はエアバスA350-900型機であり、ビジネスクラスはデルタワンスイートとほぼ同じ、扉付きの個室タイプであります。ローマには同日の18時過ぎに到着します。
復路は1月3日の21:10に出発し、上海には翌日14:35に到着します。復路も浦東着の翌日虹橋発と地上移動がだるいですが、上海に滞在し、ソウル金浦に向かいます。金浦空港には午前11時に到着します。
運賃・予約クラス
運賃・予約クラス・MQMは下記のとおりです。
運賃 163,340円
予約クラス アジア区間Jクラス(200%!!) 大陸横断区間 Iクラス (150%)
MQM合計 19,280MQM
MQM単価 8.47円/MQM
かなり安全牌の旅程でありますが、MQM単価は8円台とビジネスとしてはグッドであります。
また、年内はステータスマッチチャレンジでそれほどMQMを獲得しなくてとも良しとしている場合、翌々年のステータスに向けて年末から蓄積すると言う考え方もあります。
そういう意味では無理に年始からスタートさせる旅程でもなく、年末年始と言うマイラーにとっては悩ましい期間も堂々とステータスポイントが稼ぐことができます。
最後に
中国の大空港経由の場合、天候の他にトラフィックによる遅延なども想定され、そうした対策としては乗り継ぎ時間に余裕を持たせる方が、ホテル代など思わぬ損失を乗じさせない工夫の一つでもあります。
上海での滞在も時間は短いですが、考え方によっては周遊気分で楽しめ、世界一周の練習になるかもしれません。